徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    薬物治療学専門研究 (Basic and Clinical Research of Pharmacotherapy)

科目番号11850担当教員名伊藤 康一単位12単位
科目群専門必修・選択必修開講期通年 対象年次D1-4
授業概要
【専門領域分野】医療解析・医療安全分野
【授業概要】
脳神経疾患、特にてんかん発症における血液脳関門の関与について、てんかんモデル動物を用い分子レベル、細胞レベル、成体レベルでの研究を通して総合的解明を目標とする。さらに、その研究を通して新規抗てんかん薬の開発につなげる。
到達目標
【養成したい人材像と履修目標】
受講者が前臨床研究分野において、新薬開発ならびに高度医療への応用につながる脳機能および薬効解析方法を身につける。
受講者は研究計画、結果を論理的に整理し,的確な考察を加えられる能力、さらに研究内容および成果を的確にまとめてプレゼンテーションし、あわせて討論することができる
受講者は将来国際的な活動が期待できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】神経科学的基盤に関する最新英語論文について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【2】てんかん病態生理に関する最新の英語論文について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【3】てんかんの臨床に関する最新の英語論文について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【4】てんかんモデルに関する最新の英語論文について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【5】血液脳関門に関する最新の英語論文について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【6】神経炎症疾患に関する最新の英語論文について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【7】新規抗てんかん薬に関する最新の英語論文について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【8】大学院生本人の研究内容について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【9】大学院生本人の研究内容について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【10】大学院生本人の研究内容について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【11】大学院生本人の研究内容について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【12】大学院生本人の研究内容について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【13】大学院生本人の研究内容について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【14】大学院生本人の研究内容について紹介し討論する。討論・実験・発表研究計画立案・学会発表・論文作成
【15】てんかん治療の現状と未来および総括討論・実験・発表 
評価方法
発表・討論・学会発表・英語論文作成と発表(60%)および研究態度(40%)
教科書
【研究内容】
近年、てんかん発作獲得に、血液脳関門破綻(BBBD)が関与していることが報告されている。特に部分発作とBBBDに関する基礎、および臨床の報告は大半を占め、全般発作に関する報告ほとんどない。そこで、本研究では全般けいれん発作とBBBDの関係に着目した。全般発作モデルとして急性ペンチレントラゾール(PTZ)誘発けいれんマウスおよびPTZキンドリングマウスを使用し、非侵襲下でのBBBの時空間的変化の検討にはBBB不透過性造影剤であるGd-HP-DO3Aを用いたMRI(GdEMRI)手法を用いた研究を行う。さらに、BBBDの分子メカニズムに関しても分子生物学的および細胞生物学的手法を用いて解析・研究を行う、てんかん発作発症および治療(新規抗てんかん薬の開発を含む)におけるBBBの役割を明らかにすることを目的とする。
参考図書
適宜、関連文献等。
備考
【オフィスアワー】
薬学研究棟5階 薬物治療学講座 教授室 16:00-18:00

【関連授業科目および連携】
「薬物治療学演習」:薬物治療学演習を通して得られる実践的な知識と本研究を連携し、体系的な研究能力の獲得を目指す。
【備考】薬物治療学講座に配属される大学院生は本演習科目を取得することが必須となる。
博士(薬学)の学位取得には、本薬学専門研究に基づき1報以上の論文(英文)の学会誌等(査読付)への発表が必要となる。


実務経験
昭和59年4月〜平成3年6月 津村順天堂(現:株式会社ツムラ)・薬理研究所・主任研究員
平成3年7月〜平成5年12月 シンシナティ小児病院付属研究所(米国)・発達生物学部門・シンシナティ小児病院理事会奨励研究員
平成5年12月〜平成8年3月 米国国立衛生研究所(NICHD, NIH)・発達神経生物学研究室・Fogarty研究員
平成8年4月〜平成16年3月 (財)東京都臨床医学総合研究所・研究員