徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    教育学A

科目番号11851担当教員名村崎 文彦単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
「教育学」と一言で言っても様々です。歴史・哲学・社会学・行政学など、幅広い分野です。
本講義では、学生のみなさんが知りたい「教育に関すること」を中心に学んでいきたいと考えています。
具体的には、世界の教育実態を理解した上で、日本の教育実態を「自分の経験」からだけでなく、「数値」で把握する。また、最近の教育問題(ゆとり教育・モンスターペアレント・食育・体罰等)を知る。実態を知った上で、「自分の言葉」でまとめ、発表する。
講義に使われる資料や教員・学生との双方向のやりとりにgoogle classroomを活用する。主に授業時間外学習の予復習に活用していきたいと考えています。
到達目標
知識(理解):これまでの自分が受けてきた教育を、教育に関する法律・制度等を理解することで教育の意味・意義等を理解する。また、世界の教育事情を学ぶことで日本の教育の現状を再認識する。出身県以外の実情を学ぶ。
態度(関心・意欲):講義内で紹介する文献・新聞記事等だけでなく、積極的に自ら教育に関する情報を収集する。
技能(表現):「知識の伝達」ということに重点を置き、自分にとって「伝える」が果たして相手にとって「伝わる」なのかを考え、他人の言葉では無く、「自分の言葉」で意見をまとめ、発表する。
思考・判断:与えられた情報をただ理解するだけでなく、批判的考察も行う。1つの情報に対し多面的に理解できるよう努める。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】授業ガイダンス講義・アンケート自分にとって興味のある教育問題を考えておく。(1.5h)
【2】世界の教育1講義・チーム討論・チーム発表各チームにおいて担当する地域についての初等教育についての調査を行い、チームとしての意見をまとめ、発表する。(1.5h)
【3】世界の教育2講義・チーム討論・チーム発表各チームにおいて担当する地域についての中等教育についての調査を行い、初等との違いや宗教・男女の差を見ることにより、初等中等を通してのチームとしての意見をまとめ、発表する。(1.5h)
【4】日本の教育講義・チーム討論日本の教育実態を調査し、自分の感覚だけではなく数値で実態を知る。また、世界の教育実態と比較することで、日本の教育についての知識を深める。(1.5h)
【5】学力とは?講義・チーム討論学力とは何か・学力を測定する方法という2点を「自分の言葉」でまとめ、講義中に各チームで話し合う。(1.5h)
【6】学力とは?2講義・チーム討論・チーム発表PISA/TIMSSといった学力を測るテストを事前に配布するので、問題を解き、具体的にどのような力を測るための学力テストなのかを考える。(1.5h)
【7】入学者選抜試験講義・レポート発表【レポート】学力に関する講義を基に、大学入試において測るべきテストとは何かを各自検討し、レポートにまとめる。(5h)
【8】入学者選抜試験2講義・チーム討論各自のレポートを読み合い、どのような入学者選抜試験が有用であるのかを検討しあう。(1.5h)
【9】学習環境の変遷(文房具・学校校舎等の歴史)講義・チーム討論今までの「学校生活」において「必需品」は何だったか?学校における「学習環境」(校舎や教室)はどのようなものだったかをまとめておく。(1.5h)
【10】教科書と教育課程講義・チーム討論「学習環境」に関する講義を基に、さらに教科書まで広げて考えていく。(1.5h)
【11】近年の教育問題1講義・チーム討論・チーム発表事前アンケートにおいて、興味のある近年の教育問題について考え、自分の言葉でまとめておく。(1.5h)
【12】近年の教育問題2講義・チーム発表・レポート発表事前アンケートにおいて、興味のある近年の教育問題について考え、自分の言葉でまとめておく(1.5h)
【13】教育を科学する講義・チーム討論因果関係・相関関係を意識し、教育政策・教育指導がどのように働いているのか?また効果的な指導とはなにか?を考える。(1.5h)
【14】児童労働講義・チーム討論児童労働という観点から、子どもの権利を含め、世界の現状・日本の現状を考察する。(1.5h)
【15】まとめ(今後の教育改革)講義・レポート現在行われている教育改革等に触れ、今後の各教育機関の未来図を考える。(1.5h)
評価方法
平常点30%・第1回レポート30%・第2回レポート40%
教科書
UNICEF 世界子供白書
プリント配布
参考図書
学力の経済学 中室牧子
備考
オフィスアワー 水曜2限 メディアセンター10F 研究室