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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】小児看護学概論

科目番号	11990	担当教員名	夛田羅　勝義	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	前期	対象年次	2年生

授業概要
小児期は、新生児期から乳幼児期、学童・思春期、更に青年期に至るまでの目覚ましい成長・発達段階にある。家族との愛着形成を基盤に、自己概念の形成、セルフケア獲得、社会生活への適応等の発達を遂げることを理解し、子どもと家族の健康習慣の形成、健康状態に応じた養育や生活の調整、小児の疾患を充分理解し、安全・安楽の保持等により、子どもが自分らしい生活を実現できるよう看護実践を学ぶ。
到達目標
（知識）発達段階における子どもの成長発達の特徴を述べることができる。また小児に特有な病態等を理解する。（態度）子どもを取り巻く家庭等の環境を考慮して子どもを看る姿勢態度を身につける。（技能）発達・発育段階に応じた対応ができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	オリエンテーションチーム基盤型学習(TBL)の説明、小児看護学とは	講義	復習；授業内容を教科書等で確認（復習1時間）
【2】	こどもの観察　- こどもを看る –　「見るではなく、観るそして看る」	TBL	事前に渡した資料・教科書で予習その内容を試験（予習2時間、復習1時間）
【3】	「こどもの成長」についてのグループ発表の事前学修	ビデオ鑑賞	事前に指定したビデオ内容をグループでまとめる（発表原稿作成3時間）
【4】	こどもの成長グループ発表	TBL	ビデオをみて事前にまとめた内容の発表用資料作成
【5】	こどもの成長と母親追加	講義	復習；授業内容を教科書等で確認（復習1時間）
【6】	発育（成長）と発達の一般原則　（母子手帳）	講義	課題；自身の成長曲線を作る（復習1時間）
【7】	こどもとのコミュニケーション（プレパレーション）	講義	課題；こどもにわかってもらえる説明その内容を試験（復習1時間）
【8】	こどもに特有な病態に対するアセスメント1（呼吸器疾患を通じて）	TBL	事前に渡した資料・教科書で予習その内容を試験（予習2時間、復習1時間）
【9】	こどもに特有な病態に対するアセスメント2（循環器疾患を通じて）	TBL	事前に渡した資料・教科書で予習その内容を試験（予習2時間、復習1時間）
【10】	出生前（出生前診断等）	TBL	事前に渡した資料・教科書で予習その内容を試験（予習2時間、復習1時間）
【11】	ワクチン	講義	事前に渡した資料・教科書で予習その内容を試験（予習2時間）
【12】	TORCH症候群胎児への致命的悪影響を避けるために	講義	事前に渡した資料・教科書で予習その内容を試験（予習2時間）
【13】	こどもに特有な病態に対するアセスメント3（未熟児・新生児マススクリーニング等）	講義	事前に渡した資料・教科書で予習その内容を試験（予習2時間）
【14】	こどもに特有な病態に対するアセスメント4（脱水等）	TBL	事前に渡した資料・教科書で予習その内容を試験（予習2時間、復習1時間）
【15】	慢性の疾患をもったこども・家族への対応	講義	事前に渡した資料・教科書で予習その内容を試験（予習2時間）

評価方法
授業ごとに小テスト（事前に教科書の関連部分を指示、あるいは資料を渡し、その内容を予習してもらう。テストはその資料から出題する。欠席した場合は0点）詳細はTBLの説明で述べる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　講義の場合は授業中に説明した内容を授業の最期に試験。
教科書
資料を作成し配布　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　予習復習用として、ナーシンググラフィカ　小児看護①小児の発達と看護　中野綾美編集　メディカ出版
参考図書
君と白血病　細谷亮太訳　医学書院ママたちが非常事態！？　ポプラ社新しい時代の子どもの保健　日本小児医事出版社シンプル小児科学　南江堂（小児疾患用教科書）以上はすべて研究室にある。

備考
講義形式（各授業毎に資料配付）およびチーム基盤型学修（TBL）オフィースアワー；水曜17時～実務経験（夛田羅）；昭和52年～平成23年　東京女子医大病院、徳島病院等で小児科医師として勤務