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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】日常生活援助技術

科目番号	11990	担当教員名	舟井　貴久子	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	前期	対象年次	1年

授業概要
看護技術の本質を理解するとともに看護実践に共通する看護基本技術の修得を目的とする。　そのため講義では、生活行動と生体機能の持つ意味、看護技術の本質（看護技術の目的・特徴、対象者の安全・安楽・自立）について概説する。　演習では看護基本技術である感染予防、日常生活の援助技術（環境調整、食事援助技術、活動・休息援助技術、清潔・衣生活援助技術、呼吸・循環を整える技術）、看護者としての姿勢・態度について実践し修得する。
到達目標
①知識（理解）：生活行動と生体機能の持つ意味、看護技術の本質（看護技術の目的・特徴、対象者の安全・安楽・自立）について説明できる。 ②態度（関心・意欲）：看護技術を行うために必要な姿勢、態度が身につく。 ③技能：看護基本技術である感染予防、日常生活の援助技術（環境調整、食事援助技術、活動・休息援助技術、清潔・衣生活援助技術、呼吸・循環を整える技術）が実施できる。 ④思考・判断：それぞれの技術の意義・目的を考慮した援助技術を実施できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	ガイダンス看護技術の本質（看護技術の目的・特徴、対象者の安全・安楽・自立）を概説する感染防止の技術	一斉講義形式	教科書：基礎看護技術Ⅱ（以下、「技術Ⅱ」とする）P.423～444を熟読実習・演習の手引き「実習・演習の身だしなみ」の項目を熟読（30分）
【2】	環境調整の技術・環境を整える技術の意義、目的、方法について説明する安楽確保の技術・安楽の援助の意義、目的、方法について説明する	一斉講義形式	教科書：技術ⅡP.10～22、138～148を熟読（30分）
【3】	清潔・衣生活の援助技術① ・安全・安楽、羞恥心に配慮した清潔保持の意義、目的、方法について説明する	一斉講義形式	技術ⅡP.153～209を熟読（60分）
【4】	清潔・衣生活の援助技術② ・適切な衣類等の選択の意義、目的、方法について説明する	一斉講義形式	技術ⅡP.153～209を熟読（60分）
【5】	活動・休息の援助技術・活動・休息（体位変換、移動）に対する援助の意義、目的、方法について説明する	一斉講義形式	技術ⅡP.94～134を熟読（60分）
【6】	排泄の援助技術・排泄援助の意義、目的、方法について説明する	一斉講義形式	技術ⅡP.59～71を熟読（30分）
【7】	食事の援助技術・栄養と食事の援助の意義、目的、方法について説明する	一斉講義形式	技術ⅡP.27～40を熟読（30分）
【8】	環境調整の援助技術・ベッドメーキングを二人一組で実施する	演習	技術ⅡP.20～22、P.499の動画を参考に手順を作成する（30分）演習中の姿勢、態度、身だしなみ、手順書等の評価レポートを作成する自己練習を行う（30分）
【9】	環境調整の援助技術・臥床患者がいる場合のシーツ交換を安全・安楽に留意しながら一人で実施する活動・休息の援助技術・安全・安楽に留意しながら体位変換（側臥位）を実施する	演習	技術ⅡP.23、24、106、107、P.499、501の動画を参考に手順を作成する（30分）演習中の姿勢、態度、身だしなみ、手順書等の評価レポートを作成する自己練習を行う（30分）
【10】	清潔・衣生活の援助技術・実施目的（リラクゼーション、保温、循環促進など）に沿った足浴を実施する活動・休息の援助技術・安全・安楽に留意しながら体位変換（端座位・立位）を実施する	演習	技術ⅡP.182～184、103、106、110～113、P.501、502、504の動画を参考に手順を作成する（30分）演習中の姿勢、態度、身だしなみ、手順書等の評価レポートを作成する自己練習を行う（30分）
【11】	清潔・衣生活の援助技術・安全・安楽、対象者の趣味・嗜好に配慮した洗髪・整容を実施する	演習	技術ⅡP.170～179、P.503の動画を参考に手順を作成する演習中の姿勢、態度、身だしなみ、手順書等の評価レポートを作成する自己練習を行う（30分）
【12】	活動・休息の援助技術・安全・安楽、ボディメカニクスに配慮した移乗・移送（ストレッチャー、車椅子）を実施する	演習	技術ⅡP.115～125、P.502、503の動画を参考に手順を作成する（30分）車いす、ストレッチャーの各部の名称を確認しておく演習中の姿勢、態度、身だしなみ、手順書等の評価レポートを作成する自己練習を行う（30分）
【13】	排泄の援助技術・羞恥心、プライバシーに配慮した尿器、便器を使用した床上排泄、おむつ交換を実施する	演習	技術ⅡP.67～73、P.500の動画を参考に手順を作成する（30分）演習中の姿勢、態度、身だしなみ、手順書等の評価レポートを作成する自己練習を行う（30分）
【14】	清潔・衣生活の援助技術① 安全・安楽、羞恥心に配慮した全身清拭を実施する	演習	技術ⅡP.164～170、206～210、P.503、505の動画を参考に手順を作成する（30分）演習中の姿勢、態度、身だしなみ、手順書等の評価レポートを作成する（30分）
【15】	清潔・衣生活の援助技術② 安全・安楽、羞恥心に配慮した寝衣交換を実施する	演習	技術ⅡP.164～170、206～210、P.503、505の動画を参考に手順を作成する（30分）演習中の姿勢、態度、身だしなみ、手順書等の評価レポートを作成する（30分）

評価方法
試験80％（筆記40％、実技40％）、課題レポート10％、演習時の姿勢、態度10％を総合して評価する。課題の解答・解説は講義・演習時間内またはGoogleClassroomにて行う
教科書
系統看護学講座　基礎看護学②　基礎看護技術Ⅰ　医学書院　著者代表：茂野　香おる系統看護学講座　基礎看護学③　基礎看護技術Ⅱ　医学書院　著者代表：任　和子
参考図書
看護技術がみえる　Vol.１　基礎看護技術　第１版　メディックメディア　岡庭豊看護技術がみえる　Vol.２　臨床看護技術　第１版　メディックメディア　岡庭豊フィジカルアセスメントがみえる　第１版　メディックメディア　岡庭豊看護学生のための臨地実習ナビ　照林社　本江朝美看護技術プラクティス　第3版　学研　監修：竹尾惠子写真でわかる基礎看護技術アドバンス　インターメディカ　監修：吉田みつ子、本庄恵子

備考
オフィスアワー：水曜日　10：00～12：00　3号館9階研究室科目No.：DBBN102S 1999年～2008年　徳島県内の病院で看護師として勤務舟井貴久子、鎌田加容子、井元啓子、日下佐代子、荒堀広美、他非常勤教員と担当する