徳島文理大学

Webシラバスシステム

 TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    母性看護援助論

科目番号12008担当教員名佐原　玉恵単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
妊娠、分娩、産褥期における母子の看護を行うために必要な基礎的知識と基本的援助技術について教授する。
到達目標
(1)知識（理解）：妊娠分娩産褥期の女性の生理的変化や異常が理解できる。新生児の生理的特徴が理解できる。
(2)態度（関心・意欲）：積極的に予習復習をすることで知識の定着をはかる。DVDなどの補助教材を使用し知識の確認をする。　　　　　　　　
(3)技能：母性技術演習など基本的な技術を習得できる。
(4)思考・判断：得た知識、援助技術などを活用し事例の状況をアセスメントし、エビデンスのあるケア計画の立案ができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】妊娠の生理　 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　妊娠の成立と母体の身体、心理変化について理解できる。 講義(一斉講義形式)予習：教科書の指定範囲を熟読し、用語を調べてくる。（1時間）
【2】胎児の成長と妊娠期のアセスメント 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　胎児の成長発達と妊娠期の心身のアセスメントについて理解できる。講義(一斉講義形式)予習：胎児の成長、妊娠期のアセスメントの視点について調べてくる。（1時間）
【3】妊婦健康診査と保健指導 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　妊婦健康診査の意義、方法、アセスメント、保健指導について理解できる。DVDを視聴し健康診査の実際について理解する。講義・グループワーク予習：妊婦健康診査の意義、目的、方法について調べてくる。（１時間）
【4】妊娠期の異常と看護 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　事例(切迫早産、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病など）を通して妊娠期の異常と看護について理解できる。 　講義・グループワーク予習：切迫早産、妊娠高血圧症候群、妊娠糖尿病について調べてくる。（１時間）
【5】分娩の生理 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　分娩の生理について理解し、分娩経過の全体をとらえることができる。講義(一斉講義形式)予習：教科書の指定範囲を熟読し、用語を調べてくる。（1時間）
【6】分娩期の看護　産婦の身体変化から分娩期のアセスメント、看護を理解できる。産通緩和法について理解できる。 講義(一斉講義形式)予習：分娩第１期から第４期までの看護について調べてくる。産痛緩和法について調べてくる。（１時間）
【7】分娩の異常　母体の異常、産道の異常、娩出力の異常
胎児の異常　付属物の異常について理解できる。確認テストの実施		講義(一斉講義形式)予習：異常分娩になる要因を調べ、どのような異常があるのか調べてくる。（１時間）
【8】産褥期の生理　進行性変化、退行変化とはなにか？説明でき、なぜそのような変化が起こるのか理解できる。講義(一斉講義形式)予習：産褥期の心身変化の特徴について調べ、観察項目を調べてくる。（１時間）
【9】産褥期の看護　正常産褥の事例を使いアセスメントし看護計画を考えることができる。講義・グループワーク予習：事例を読み、アセスメントの視点を考えてくる。（１時間）
【10】母乳育児支援 母乳の利点，母乳育児，授乳の支援について学ぶ。 DVDを視聴し、看護の実際について学ぶ。講義・グループワーク予習：母乳成分や免疫，母児相互作用など重要語句を調べてくる。（１時間）
【11】母性看護技術（妊婦健康診査・授乳法）グループメンバー全員が提示されたすべての演習が時間内にできる。
グループで協力し、意見交換しながら演習を効果的に進めることができる。
母性看護技術が習得できる。
演習後グループ内で学びと反省について話し合いまとめることができる。		演習演習内容の手順書を作成する。（１時間）
【12】母性看護技術（沐浴・衣服交換・新生児のバイタルサイン計測）グループメンバー全員が提示されたすべての演習が時間内にできる。
グループで協力し、意見交換しながら演習を効果的に進めることができる。
母性看護技術が習得できる。
演習後グループ内で学びと反省について話し合いまとめることができる。		演習演習後のレポートを作成する。（１時間）
【13】産褥期の異常 産褥期の異常について理解でき、看護の方法が理解できる。 講義(一斉講義形式)予習：子宮復古不全、帝王切開後の合併症について調べてくる。（１時間）
【14】新生児の生理的特徴について理解できる。講義(一斉講義形式)予習：教科書の該当箇所を読み用語を調べてくる。（１時間）
【15】新生児の異常と看護 新生児の異常について理解し看護の方法が理解できる。講義(一斉講義形式)予習：教科書の該当箇所を読み用語を調べてくる。（１時間）
評価方法
授業の予習復習の状況（課題の達成状況）30%、定期試験　70%による総合評価とする。
教科書
母性看護学�供．泪織縫謄�サイクル　母と子そして家族へのよりより看護実践　　南江堂
参考図書
カラーで学ぶ妊産褥婦のケア　（医歯薬出）
カラーで学ぶ新生児の観察と看護技術　（医歯薬出版）
写真とCDで学ぶ周産期ケアマニュアル　　（医学芸術社）
備考
授業初日にガイダンスを行う。ガイダンスの中で、学習ノート提出日、課題レポートのテーマ、提出日について説明する。
ノートを作成し、予習復習をしっかりすること。教科書は隅々まで何度も読むこと。授業は予習をしていることを前提として進める。母性看護技術については、授業での演習以外に自分で何度も練習すること。
オフィスアワー　　毎金　16：00〜17：00
実務経験　1987-2001　徳島大学病院助産師　2002-2008 徳島大学医学部保健学科看護学専攻　助教