徳島文理大学シラバスシステム

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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】小児ケア論

科目番号	12023	担当教員名	古川　薫	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	選択	開講期	前期	対象年次	2年

授業概要
成長・発達途上である子どもの特徴を理解し、成長・発達を促すかかわり方について学ぶ。子どもとその家族を取り巻く社会における課題や保健施策の概況を理解する。
到達目標
①知識：子どもの成長・発達の特徴を知る。年齢や成長・発達に応じた援助の方法を知る。現代の子どもと家族を取り巻く問題や保健・福祉政策を知る。 ②態度：欠席しない。グループメンバーの自覚を持ち役割を果たすとともに、グループワークにおいて積極的に意見を出す。事前課題は丁寧に行う。 ③技能：与えられたテーマ（プレパレーション）についてグループで話し合い、シナリオを作成しロールプレイで成果を発表できる。 ④思考・判断：小児の特徴を踏まえたプレパレーションの企画案をグループで作成できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	オリエンテーション（シラバス・課題・成績評価について）グループ編成、自己紹介　役割決め「子どものイメージ」書き	初回２コマ続きの授業であるグループワーク　発表	予習：教科書ｐ77～133乳児期と幼児期の子どもの成長・発達と看護を熟読。予習１H、復習１H 自分なりの子どもをイメージしてくる。
【2】	子どもの成長・発達の特徴と関わり　「子どものイメージ」書きのつづき（次回、課題の提示）	DVD視聴講義　 1回目に続けておこなう。	予習：教科書ｐ77～133乳児期と幼児期の子どもの成長・発達と看護を熟読。予習１H、復習１H 自分なりの子どもをイメージしてくる。
【3】	子どもの日常生活ケア沐浴、更衣、オムツ交換、授乳（調乳と授乳）、離乳食 *次回の課題②の説明	小テスト１（授業1回目～2回目の範囲）グループワーク発表	課題①：沐浴、更衣、オムツ交換、授乳（調乳と授乳）、離乳食の作り方について調べてくる。予習１H、復習１H
【4】	子ども、家族との望ましいかかわり方とは（保育指針参考） *次回課題③（プリント）の配布	小テスト２（授業3回目の範囲）グループワーク発表	課題②子どもの成長・発達を促すかわり方とその理由について調べ考えるてくる。予習１H、復習１H
【5】	子どもと家族を取り巻く社会（保健・福祉政策）子どもの虐待防止	小テスト２（授業4回目と課題③プリントの範囲）講義	課題③プリント：小児をめぐる法律と政策（教科書①ｐ33～56、297～305その他の該当箇所）を読んでしてくる。予習１H、復習１H
【6】	子どもの応急手当〈①痙攣②熱傷③骨折（下腿）（上腕）④鼻出血⑤熱中症⑥切り傷（指）⑦擦り傷（膝）⑧ハチ刺され⑨異物誤飲（洗剤・タバコ）〉	グループワーク発表講義	課題④：割り当てられた傷病についてどういう時によく起こるか、その応急手当のポイント、根拠について調べてくる。文献を明示すること。予習１H、復習１H
【7】	医療を受ける子どもの権利インフォームドアセントとプレパレーション 3歳児へのプレパレーションの企画案作成（楽しい血圧測定、手洗い・うがい、歯磨きの方法を考える）	小テスト４（授業7回までの全範囲、今まで出題されてなかった内容）講義 Gワーク	例）血圧の意味、なんのためにはかるか、いつ、どうやってはかるか、痛いか、終わったら？ディストラクション　等を考えて企画するので下調べしてくる。紙芝居、飛び出す絵本など工夫を凝らせるように。予習１H、復習１H
【8】	企画したプレパレーションの完成とロールプレイに際しての打ち合わせロールプレイによる発表	発表	課題⑤：グループで作成 3歳児への「血圧測定、手洗い・うがい、歯磨き」の説明教材を作ってくる。予習２H、復習１H

評価方法
小テスト１～４を合わせて50点、提出物①～⑤で40点、グループワークや発表への参加度10点。合計100点。60点以上で認定する。欠席する場合等提出物①～⑤を他人に預けて提出することは基本認めない。上記、評価点の対象とするのは、当該授業時までに実施しており、それを基に授業（グループワーク）に参加した場合とする。
教科書
ナーシンググラフィカ　小児看護学①　小児の発達と看護　（小児看護学概論（夛田羅教授）の授業で使用するものを教科書とします。）
参考図書
・子どもの保健　　渡辺　博編著　中山出版・病気の子どもへのプレパレーション　及川郁子・田代弘子編集　　中央法規・小児看護ケアモデル実践集　　松森直美・蝦名美智子編集　　へるす出版・赤ちゃんと子どもの応急処置マニュアル　　横田裕行、荒木尚著　南江堂・子どもの健康と応急処置　川原裕子　海鳥社

備考

グループワークに積極的に参加してください。課題の提出物①～⑤は、当該授業日の授業終了直後に回収する。評価の対象物であることを認識し、欠席時、他人に預けて提出しない。やむおえない事情で欠席する場合は、欠席届けを持参の上、直接教員へ提出すること。また、指示ある場合を除き、勝手にポストの中に放置しない。

①オフィスアワー　木曜日15：30～17：00　研究室（3号館8Ｆ）
②実務経験　　昭和62年～平成22年3月　徳島大学病院看護師