徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    リスク管理 Risk Management

科目番号12032担当教員名柳澤 幸夫単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2年
授業概要
近年の高齢化や疾病の重複にともない重症な理学療法対象者が増加する中、安全かつ効果的な理学療法の実践において「リスク管理」は必須である。本授業では、リスク管理の実践において必要な基本的な知識、技術を学ぶとともに、感染症対策や事故予防、危険予知のトレーニング方法などについての理解を深める。 
到達目標
(知識)リスク管理の目的、バイタルサイン、臨床データ、フィジカルアセスメントを理解する
(態度)リスク管理の重要性を認識した上で、学習に取り組む
(技能)身体の変化を正確に捉え、リスク管理に役立ている
(思考・判断)個々のアセスメント情報を総合的に判断し、リスクの層別化ができる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】リスク管理とは                理学療法の実践において必要な「リスク管理」の基礎として,その必要性,目的および考え方などについて理解を深める.講義(予習・復習)資料配布:各30分
(課題)課題レポートについて情報取集
【2】バイタルサインとフィジカルアセスメント    医学的な「リスク管理」において必要不可欠なバイタルサインとフィジカルアセスメントについて,その手法および考え方について理解を深める.講義+実技(予習・復習)配布資料:各30分
 身体機能別のアセスメント・血圧測定練習
【3】臨床検査データ値のみかた・薬物のリスク    医学的な「リスク管理」において必要な血液データおよびその他の臨床検査データの内容・臨床活用方法について理解する.また,薬剤の効果およびその機序を学び,リハビリテーションにおける生体への影響および副作用について理解する.講義(予習・復習)資料配付:各30分
 やりなおしの検査値・パニック値対応 薬の相互作用としくみ
【4】画像について                 画像における基本的な見方・着眼点について学ぶ.また情報より,リスクを把握し,リハビリテーションを施行するために必要な注意点についての理解を深める.講義〔予習・復習〕資料配付:各30分
 小テストに向けて1〜4回の講義内容を復習
【5】バイタルサイン 理学療法の実践において必要な「リスク管理」の応用として,それぞれの意味を再確認し,基準値を理解した上で実際に測定する.講義+実技(予習・復習)資料配布:各30分
 心拍数,呼吸数,血圧,自覚的運動強度について,測定練習(グ ループ) 
【6】バイタルサインとフィジカルアセスメント実習(理論編)有酸素運動を例として,指標の変化や測定上の注意点,実際の測定方法について
実技を踏まえて解説する.
講義+実技(予習・復習)フィジカルアセスメントガイドブック第2版 part2:各30分 身体機能別のアセスメント
【7】バイタルサインとフィジカルアセスメント実習(実習編)実際に有酸素運動を行い,各指標の測定をリスク管理の基準値を考慮しながら測定する.グループに分かれて複数人のデータを測定する.実技(予習・復習)資料配付:各30分
 フィジカルアセスメントガイドブック 第2版 part2
 身体機能別のアセスメント
小テストに向けて講義内容を復習
【8】レポート提出,まとめ 前回取得したデータをまとめ,グラフ化したものをレポート提出.レポートの数値を説明し,講義内容のまとめを行う.講義
課題レポート提出
(予習・復習)資料配布:各30分
 定期テスト勉強範囲の説明
評価方法
課題レポートなど(20点)+ 小テスト(20点)+ 定期試験(60点):計100点、その他加点あり
教科書
講義毎に資料配付
参考図書
理学療法 リスク管理・ビューポイント 丸山仁司編集 文光堂
リハビリテーションリスク管理ハンドブック メディカルビュー
在宅・訪問リハビリテーションリスク管理実践テキスト 診断と治療社
理学療法リスク管理マニュアル 三輪書店
RCA第2版 根本原因分析実践マニュアル  医学書院
フィジカルアセスメントガイドブック 第2版 医学書院
ナースのための危険予知トレーニングテキスト メディカ出版
やりなおしの検査値・パニック値対応 メディカ出版
薬の相互作用としくみ 日経BP社
備考
オフィスアワー 金曜日 1講時
平成9年〜平成26年 徳島県鳴門病院理学療法士。
Google Classroom クラスコード【ofifxy6】