徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    助産学概論

科目番号12176担当教員名岡島 真理子単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次3年
授業概要
助産の概念、意義、母子保健と助産の変遷・動向・諸制度・関連法規と助産師の業務の関連性を学習し、助産師の役割・活動範囲・責務・機能・職業倫理への理解を深める。また、助産学の対象となる女性、子ども、パートナー、家族の意思決定や生命倫理などを学び、助産師のありかた、助産ケアのありかたについて考える。
到達目標
1.知識(理解):助産の概念、助産師の定義、対象、出産の変遷、助産業務の範囲と法的責任、母子保健の現状を課題が説明できる。2.態度(関心・意欲):生命倫理や助産学を構成する理論を大切にし、学びつづける態度を育成する。3.技能(表現):グループダイナミクスを活用し、助産の歴史や教育についてまとめ、発表できる。4.思考・判断:助産師のコアコンピテンシーを理解し、自分のめざす助産師像を明確にすることができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】助産の概念:助産の定義、対象、出産の変遷、助産に関係する概念講義【予習】助産学講座1:第1章(P2〜P34) 助産の概念について自己学習する。(60分)
【2】助産師の定義と業務・義務:保健師助産師看護師法からみた助産師の定義、国際助産師連盟(ICM)による助産師の定義、助産師の業務範囲と必須能力(助産師の声明・コアコンピテンシー)、助産実践能力習熟段階(クリニカルラダー)講義【予習】助産学講座1:第2章(P36〜P52) 助産師の定義と業務付章関係法規(P180〜P220)について自己学習する。(60分)
【3】助産師と倫理:助産師と生命倫理・意思決定(出生前診断・不妊治療)、職業倫理(ICM助産師の倫理綱領・日本助産師会助産師の倫理綱領)講義【予習】助産学講座1:第4章(P88〜P96) 助産師と倫理について自己学習する。(60分)
【4】母子保健の動向:日本の母子保健の変遷と現状・課題、現在のおもな母子保健施策講義【予習】助産学講座1:第5章(P98〜P128) 母子保健の動向について自己学習する。(60分)【学外活動】5月3・4日に開催される次世代育成イベント「おぎゃっと21」に参加し、次世代を育てる母子と家族を支える助産師の役割と活動について理解しレポートにまとめる。(60分)
【5】助産の歴史と文化:日本と諸外国の助産の歴史的変遷と現状・課題講義・グループワーク【予習】助産学講座1:第6章(P130〜P159) 助産の歴史と文化について自己学習する。(60分)
【6】助産師と教育:日本と諸外国の助産教育の変遷と助産師活動、卒後教育講義・グループワーク【予習】助産学講座1:第7章(P162〜P178) 助産師と教育について自己学習する。(60分)【発表準備】グループで調べたことをまとめ発表できるように準備する。(90分)
【7】助産学を支える理論と研究:助産学を構成する理論講義・グループワーク発表【予習】助産学講座1第3章(P54〜P86) 助産学を支える理論と研究について自己学習する。(60分)
【8】助産の将来:助産師の専門性、課題、これからの展望講義・プレゼンテーション【予習】助産師の役割を知り、どのような助産師を目指すのか明確にして発表できるように取り組む。(60分)
評価方法
最終試験80%・課題レポートと発表10%・小テスト10%
※課外活動:課題レポートには5月3・4日に開催される次世代育成イベント『おぎゃっと21』に学生ボランティアとして参加し、次世代を育てる母子と家族を支える助産師の役割について学ぶ。地域子育て支援における助産師の役割についての考えをレポートにまとめる。
教科書
我部山キヨ子・武谷雄二編:助産学講座1 基礎助産学[1]助産学概論(医学書院)
     
参考図書
福井トシ子編:新版助産師業務要覧 第3版 基礎編(日本看護協会出版会)
我部山キヨ子・武谷雄二編:助産学講座9 地域母子保健・国際母子保健(医学書院)
備考
※助産師教育課程選択する方は必修。助産学選抜試験の受験希望者は必ず履修すること。
オフィスアワー:金曜日 13:00〜16:00 3号館11階 
1985年4月〜2016年3月 徳島県立中央病院助産師(うち、1991年4月〜2001年3月徳島県立看護専門学校専任教員)