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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】急性期看護援助論　Nursing for Critical Care

科目番号	12179	担当教員名	宮川　操	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	後期	対象年次	2

授業概要
急性期及び周手術期にある成人の看護、災害看護について学習する。急性期及び周手術期にある患者を全人的に理解し、患者に顕在的・潜在的に起こる状況を科学的に分析し、健康の危機状況を回避又は対処し、回復を支援するための看護援助の方法を学ぶ。
到達目標
【知識】　　急性期看護の特徴を説明できる。　　急性期（周手術期）にある患者・家族の特徴を説明できる。　　災害医療と災害看護について説明できる。【態度】　　演習において能動的に参加することができる。【技能】　　インフォームドコンセントと看護師の役割を述べることができる。【思考・判断】　　手術侵襲と生体反応を理解し、患者の回復過程に応じたアセスメントト必要なケアを述べることができる。　　急性期（周手術期）にある患者・家族の心理・社会的状況をアセスメントし、援助方法を述べることができる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	急性期看護の概念	講義	教科書の該当部分を熟読しまとめる。（30分）
【2】	急性期にある患者の理解：身体的反応　ショック、汎適応症候群	講義	授業内容を整理しファイリングする。（60分）
【3】	急性期にある患者の理解：心理的反応　ストレス・コーピング、危機理論	講義	授業内容を整理しファイリングする。（60分）
【4】	インフォームドコンセントにおける看護師の役割	講義	教科書の該当部分を熟読しまとめる。（30分）
【5】	集中治療室に入室した患者への看護	講義	教科書の該当部分を熟読しまとめる。（30分）
【6】	周手術期看護（手術前期の看護）　術前検査、術前準備、術前オリエンテーション	講義	一般的な術前処置、準備について整理し、ファイリングする。（30分）
【7】	周手術期看護（手術期の看護）　手術室看護師と病棟看護師の連携を考える	講義	手術室看護師と病棟看護師の役割をまとめる。（30分）
【8】	周手術期看護（手術後期の看護）　麻酔の種類と生理機能への影響	講義	麻酔の種類と身体への影響、合併症について整理する。（60分）
【9】	周手術期看護（手術後期の看護）　mooreの術後回復過程、疼痛マネジメント	講義	術後回復過程をフローチャートに整理する（指定した様式）。（60分）
【10】	手術に関連した合併症と対策　SSI、深部静脈血栓症、呼吸器合併症、術後イレウス、反回神経麻痺、体位による合併症	講義	合併症と予防策をまとめ、ファイリングする。（60分）
【11】	手術を受ける患者・家族の看護（呼吸器、循環器）　術前・術後の看護について考える。	講義、グループワーク	予習：提示する疾病及び術式について整理し、ファイリングする。（60分）復習：看護援助を追記し整理する。（60分）
【12】	手術を受ける患者・家族の看護（消化器、脳神経）　術前・術後の看護について考える。	講義、グループワーク	予習：提示する疾病及び術式について整理し、ファイリングする。（60分）復習：看護援助を追記し整理する。（60分）
【13】	手術を受ける患者・家族の看護（運動器、生殖器）　術前・術後の看護について考える。	講義、グループワーク	予習：提示する疾病及び術式について整理し、ファイリングする。（60分）復習：看護援助を追記し整理する。（60分）
【14】	災害医療と災害看護	講義	教科書の該当部分を熟読し、ノートにまとめる。（30分）
【15】	被災時における看護活動を考える	演習	参考資料を検索して持参する。（30分）

評価方法
定期試験70％、課題30％
教科書
林直子、佐藤まゆみ編、成人看護学　急性期看護Ⅰ　概論・周手術期看護　改訂第2版、南江堂
参考図書
適宜紹介する。

備考
本科目は、3年次後期の急性期看護学実習の前修要件である。授業内容を整理し、実習に活用できるようファイリングしておくこと。オフィスアワー：火曜日13：00～15：00 実務経験：昭和54年～平成23年　徳島大学病院看護師