徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    在宅看護学実習 Home Nursing Practicum

科目番号12246担当教員名鎌田　加容子単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次4年生
授業概要
　在宅療養者の健康レベルや生活状況を総合的に理解し、在宅療養者およびその家族が安心・安全な療養生活を継続するために必要な看護援助の基本を学ぶ。
　また、在宅療養者とその家族をサポートする在宅ケアシステムにおける看護職者の役割と機能を学ぶ。
到達目標
1.地域で生活している療養者とその家族の特性を理解し、家族全体を統合してとらえることができる（知識・関心）
2.対象者のニーズに応じた看護過程を展開することができる（思考・判断）
3.対象者のQOL維持・向上に向けた援助方法を考察できる（技能・思考・判断）
4.在宅ケアシステムおよびチームケアに実際を考察することができる（技能・思考・判断）
5.看護学生としてのマナーを守り、周囲と協調・協働する姿勢で実習することができる（関心・意欲）
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】施設実習1日目：実習指導者より、施設の組織・運営・管理、在宅療養者のケアプランの実際、実習に関する留意事項の説明を受ける。また、事前に対象者(受け持ち)の情報収集を行い、全体像・訪問目的・訪問計画を把握する。施設実習(訪問看護ステーション)実習前に実習先に合わせた事前課題や看護技術についてレポートにまとめ、また実習中に新たに得た課題についても随時自己学習を行う。約90分を要する。
【2】施設実習2日目：訪問看護師とともに同行訪問する。援助場面の見学や参加を通して、各々の対象者の特性や援助技術を学ぶ。また、対象者(受け持ち)のニーズに応じた看護過程を展開するために必要な情報収集をする。施設実習(訪問看護ステーション)対象者の情報を実習記録に沿って収集し記録する(対象者の基本情報・アセスメント用紙)。約90分を要する。
【3】施設実習3日目：訪問看護師とともに同行訪問する。援助場面の見学や参加を通して、各々の対象者の特性や援助技術を学ぶ。また、対象者(受け持ち)のニーズに応じた看護過程を展開するためにアセスメントする。施設実習(訪問看護ステーション)対象者の情報を実習記録に沿って収集し記録する(対象者の基本情報・アセスメント用紙)。約90分を要する。
【4】施設実習4日目：訪問看護師とともに同行訪問する。援助場面の見学や参加を通して、各々の対象者の特性や援助技術を学ぶ。また、対象者(受け持ち)のアセスメントの結果を看護問題として導き出す。施設実習(訪問看護ステーション)対象者の情報を実習記録に沿って収集し記録する(対象者の基本情報・アセスメント用紙)。約90分を要する。
【5】学内実習日：導き出した看護問題の優先順位を考え、整理する。整理した看護問題について、看護目標の設定および看護計画を立案する。学内実習対象者の情報を実習記録に沿って収集し記録する(対象者の基本情報・アセスメント用紙、看護問題・看護計画用紙)。約90分を要する。
【6】施設実習5日目：訪問看護師とともに同行訪問する。実習指導者または訪問看護師に、対象者(受け持ち)の訪問看護計画を報告し助言をいただき、対象者の承諾を得た後、看護援助を行う。施設実習(訪問看護ステーション)対象者の情報を実習記録に沿って収集し記録する(看護問題・看護計画用紙)。約90分を要する。
【7】施設実習6日目：訪問看護師とともに同行訪問する。実習指導者または訪問看護師に、対象者(受け持ち)の訪問看護計画を報告し助言をいただき、対象者の承諾を得た後、看護援助を行う。施設実習(訪問看護ステーション)対象者の情報を実習記録に沿って収集し記録する(看護問題・看護計画用紙)。約90分を要する。
【8】施設実習7日目：訪問看護師とともに同行訪問する。実習指導者または訪問看護師に、対象者(受け持ち)の訪問看護計画を報告し助言をいただき、対象者の承諾を得た後、看護援助を行う。施設実習(訪問看護ステーション)対象者の情報を実習記録に沿って収集し記録する(看護問題・看護計画用紙)。約90分を要する。
【9】施設実習8日目：訪問看護師とともに同行訪問する。実習指導者または訪問看護師に、対象者(受け持ち)の訪問看護計画を報告し助言をいただき、対象者の承諾を得た後、看護援助を行う。施設実習最終日にはカンファレンスを行い、学びを深め共有する。施設実習(訪問看護ステーション)対象者の情報を実習記録に沿って収集し記録する(看護問題・看護計画用紙、学んだこと・自己課題用紙)。約90分を要する。
【10】学内実習日：立案した看護計画と看護援助の振り返りをするとともに、学びの統合を行う。学内実習実習記録を整理し、展開した看護計画・学びをまとめる。約90分を要する。
評価方法
実習記録（40％）、実習態度（40％）、自己学習・カンファレンス等への参加度（20％）をもとに総合的に評価する。
教科書
在宅看護概論、在宅看護援助論で使用したテキストおよび配布資料
参考図書
在宅看護学実習用に準備し、利用・貸出できる図書あり。必要な学生は教員に確認する。
備考
�ー栖気陵�解、看護技術・社会資源・在宅ケアシステムに関する知識をまとめる
�▲�フィスアワー：毎週金曜日の16時から18時、3号館9階の鎌田研究室にて
��実務経験：1988年から2008年の間、病院・訪問看護ステーションで看護師として勤務