徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    法学A

科目番号12264担当教員名青野 透単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次
授業概要
1)法律とはなにかについて法の歴史と思想および道徳との比較から 2)刑罰とはなにかについて具体的事件を例に 3)民事賠償とはなにかについて具体的事例に基づき 4)立法とはなにかについて国会と内閣の関係に基づき 5)人権とはなにかについてのその保障の歴史と思想から 講義するとともに、ペアワークやミニッツペーパー作成などにより学生自身が意見を発表する。なお、本学図書館所蔵の45地方紙を教材に活用するとともに、「地域における高度な識見を有する人材の育成に資する」ことを目的とした徳島県議会と本学との「包括連携協定」を活用する機会を積極的に設ける。そのため、You Tube『徳島県チャンネル』での関連動画および、徳島県議会のウェブサイトにおける議員の質問ビデオの視聴を、授業外学習として義務付ける。
到達目標
(1)知識 法の原理についての主要な事項を十分に理解している (2)態度 社会問題を法的に解決しようとする意欲がある。 (3)表現 法的諸問題について、他者の意見を理解し、自分の考えを他者に理解されるよう表現することができる (4)思考 社会問題を法的に解決するために考え抜くことができる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】法を学ぶ意義講義法について高校までに得た知識を振り返る。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【2】法の歴史講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、法律に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【3】法の思想 法と道徳講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、道徳に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【4】なぜ罪を犯すと処罰されなければならないのか─刑法の基礎講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、犯罪に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【5】罪を犯したHの裁判─刑事訴訟法の基礎
 中間レポートの課題の提示
講義と、受講生によるペア・ワーク犯罪に関する複数の新聞記事を要約し、それぞれについての自分の見解をまとめる。授業終了後、中間レポートの課題について情報収集と考察を始める。想定される授業時間外学習所要時間180分。
【6】刑事裁判 犯罪と刑罰講義と、受講生によるペア・ワーク中間レポートの課題について情報収集と考察を行う。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【7】事故を起こしたHの民事責任─民法不法行為法の基礎講義と、受講生によるペア・ワーク中間レポートの課題について情報収集と考察を行う。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【8】病院と旅行会社の責任─民法契約法の基礎
中間レポートの受領
講義と、受講生によるペア・ワーク中間レポートの課題について情報収集と考察を行い、その成果をレポートとして、授業開始時に提出する。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【9】Jと家族の物語─民法家族法の基礎講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、家族に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【10】民事裁判 賠償と責任講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、損害賠償に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【11】法を決めるのは誰か─憲法統治機構の基礎
 最終レポートの課題の提示
講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、憲法に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【12】国会と内閣講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、国会と内閣に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【13】多数者でも侵害することのできない権利─憲法基本的人権の基礎講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、多数決に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【14】人権とは何か
 最終レポートの受領
講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、人権に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【15】人権保障の歴史と障害者 全学授業アンケート回答講義と、受講生によるペア・ワーク前日までに、人権に関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
評価方法
毎回のミニッツペーパー内容 30% 中間レポート内容 30% 最終レポート内容 40% につき、授業内容の反映、課題の反映、独自性の三観点より評価します。レポート講評をgoogle classroomにて実施します。レポートにおいて、ネット上などで見つけた他人の意見を、出典を明記することなく、自分の意見であるかのごとく引用している場合はゼロ点とし、単位不認定とします。
教科書
松井茂記 『はじめての法律学 -- HとJの物語 』 第6版(有斐閣) 必ず購入し、授業に毎回持参してください。
参考図書
青野透他共著『日本国憲法―主権・人権・平和』ミネルヴァ書房、2010年。青野透他共著『デモクラシーと憲法』ミネルヴァ書房、1999年。
備考
【科目ナンバー:01SS101L 。クラスコード:受講者に別途伝達。オフィスアワー:研究室にて金曜日16時20分〜17時20分。 実務経験:昭和57年〜昭和60年京都府立高校非常勤講師】図書館に届く全国の地方新聞を読むことを、毎回の授業外学習の課題とします。ウェブでの情報検索に頼るのではなく、自ら図書館に行って種々の地方新聞を自分自身で読み、より正しい情報を発見する努力の過程を重視します。