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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】看護理論

科目番号	12294	担当教員名	金井　一薫（小南　きよみ）	単位	1単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	後期	対象年次	1

授業概要
看護理論とは、看護実践の性質を明らかにするものである。本授業においては、看護理論の歴史を紐解きながら、理論形成のプロセスにみる看護の定義について、様々な理論から明らかにする。そのうえで、特にナイチンゲール看護思想に焦点をあて、「ナイチンゲール看護論」の持つ現代的課題について教授する。そこから①看護とは何か、②生活している人間とは何か、③看護にとって環境とは何か、④看護実践の基軸になる“観察のあり方”について教授する。
到達目標
①知識（理解）：看護理論の形成の歴史を述べ、主な看護理論家についての知識を得ることができる。　　　　　　　　ナイチンゲールの生涯とその主な業績について述べることができ、看護の基盤がわかる。 ②態度（関心・意欲）：『看護覚え書』の主な論点について自分で考え、説明できる。 ③思考・判断：看護とは何か、ケアとは何かについて説明できる。　　　　　　　生活している人間とは何かがわかる。　　　　　　　看護にとっての環境とは何かがわかる ④技能（表現）：看護実践の基軸になる“観察のあり方”について考え、実践場面を通して表現できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	看護理論の歴史と主な理論家たちについて学ぶ。	講義とディスカッション	前期科目「看護学概論」と重なる部分をピックアップすること。（３０分）・マイノートを準備すること。
【2】	ナイチンゲールの生涯と８つの優れた業績から学ぶ。	ＰＰＴによる授業とディスカッション	テキスト①の第２部を読んでおくこと。（３０分）
【3】	『看護覚え書』を構造化して読むためには、何に関心を抱けばよいのか。　『看護覚え書』から何を学ぶべきかを考える	ＰＰＴによる授業とディスカッション	テキストの指定範囲を精読してくること。　マイノートに復習内容を書く。（３０分）
【4】	ナイチンゲール思想から学ぶー看護とは何か、ケアとは何か、病気とは何か。	講義　配布資料による説明	テキストの指定範囲を精読してくること。　マイノートに復習内容を書く。（３０分）
【5】	ナイチンゲール看護論をベースとして「生活している人間のあり方」を学ぶ。	講義　配布資料による説明	テキストの指定範囲を精読してくること。　マイノートに復習内容を書く。（３０分）
【6】	人間にとっての環境を考えるーいのちの誕生・いのちの仕組みを考える。	講義　配布資料による説明	テキストの指定範囲を精読してくること。　マイノートに復習内容を書く。（３０分）
【7】	看護実践と観察ー観察の基本について学ぶ。	講義とディスカッション	マイノートに復習内容を書く。（３０分）
【8】	保険・医療・福祉の中での看護ー自分が考える看護とはを表現できる。　　最後に小テスト実施	討議とまとめ	これまでの授業内容をまとめておく。（６０分）　マイノートを提出できるように準備すること。

評価方法
課題レポート８０％、マイノートの提出２０％
教科書
①金井一薫著：実践を創る　新看護学原論、現代社、2012．　②金井一薫著：新版　ナイチンゲール看護論・入門、現代社、2019．
参考図書
Ｆ．ナイチンゲール著・湯槇ます他訳：看護覚え書、現代社、2011．

備考
授業の復習のためのマイノートを持参すること。　オフィスアワー：第２火曜日14：00～15：00、金井研究室（８Ｆ）　実務経験（臨床看護師６年、大学教員30年以上）