徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    メディア制作論 Media Production Theory

科目番号12784担当教員名山城 新吾単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
【授業概要】
本「メディア制作論」では、1年次の基礎ゼミナールBの内容を受けてさらに高度な映像制作についての知識・技術を身につけることを目的とする。具体的には基本的なシナリオの作成、バーチャルスタジオおよび業務用カメラの取り扱いの基本、光・カメラアングル・音といった撮影に必要なさまざまな基礎知識を取り扱う。
なお、授業で扱った知識・技術をもとに授業時間外でレポート・作品等の制作・提出を行う。

【キーワード】映像制作 シナリオ バーチャルスタジオ 業務用ビデオカメラ 照明 音声
到達目標
【到達目標】
(1)知識
・シナリオライティングの基本構成を理解している
・バーチャルスタジオの設備と機能を理解している
・業務用カメラの機能や設定について理解している
・様々な照明の特性や設定方法を理解している
・様々なマイクの特性を設定方法を理解している
・撮影のプランニングに必要な事項を理解している
・基本的なカメラワークを理解している
(2)態度
・コンテンツ制作に真摯な態度で臨み、主体的に行動できる
(3)技能
・シナリオライティングの原則にのとったオリジナルシナリオを書くことが出来る
・バーチャルスタジオの設備を正しく運用できる
・撮影目的に応じて業務用カメラの機能を正しく操作できる
・コンテンツに応じた照明の選択と調整が出来る
・コンテンツに応じたマイクの選択と調整が出来る
・目的に沿った撮影の基本的なプランを立案し実行出来る
・コンテンツに応じたカメラワークを選択し実行できる
(4)思考・判断
・目的に応じた撮影の段取りや各種機材の設定について考え、適切に判断出来る
・シナリオライティングの原則に応じたストーリーや人物・背景などを考案することが出来る

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)で定められた基本5領域のうち、「コンテンツデザイン」領域にあたる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】映像制作のフロー講義
個人・チームによる作業
教科書6〜14ページ
参考図書(1)11〜25ページ・49〜65ページ
90〜120分
【2】シナリオの基本構成(1)
既存作品の分析
講義
個人・チームによる作業
参考図書(2)28〜83ページ
ミニレポート
(既存作品分析)
90〜120分
【3】シナリオの基本構成(2)
キャラクターとプロット
講義
個人・チームによる作業
参考図書(1)87〜95ページ
参考図書(3)54〜69ページ
ミニレポート(Mプロット)
90〜120分
【4】シナリオの基本構成(3)
キャラクターとプロット
講義
個人・チームによる作業
参考図書(1)87〜95ページ
参考図書(3)54〜69ページ
ミニレポート(Lプロット)
90〜120分
【5】バーチャルスタジオの取り扱い(1)
バーチャルスタジオとは 基本操作
講義
個人・チームによる作業
メディアセンター制作テキスト
90分
【6】バーチャルスタジオの取り扱い(2)
照明・音声
講義
個人・チームによる作業
メディアセンター制作テキスト
教科書34〜48・64〜75ページ
番組の企画と構成
90〜120分
【7】バーチャルスタジオの取り扱い(3)
Ustreamを利用した番組制作の流れ
講義
個人・チームによる作業
番組の収録と配信
90〜120分
【8】業務用ビデオカメラと照明・音声収録環境(1)
業務用ビデオカメラの基本操作
講義
個人・チームによる作業
オリジナルテキスト
撮影した作品の提出
90〜120分
【9】業務用ビデオカメラと照明・音声収録環境(2)
照明の基本
講義
個人・チームによる作業
オリジナルテキスト
撮影した作品の提出
90〜120分
【10】業務用ビデオカメラと照明・音声収録環境(3)
マイクの選択とミキサーによるミキシング
講義
個人・チームによる作業
オリジナルテキスト
ラジオ番組の収録
90〜120分
【11】業務用ビデオカメラと照明・音声収録環境(4)
技術スタッフの役割と分担
講義
個人・チームによる作業
オリジナルテキスト
撮影・収録した作品の提出
90〜120分
【12】撮影のプランニングと様々なテクニック(1)
撮影計画と時間・機材・コスト
講義
個人・チームによる作業
教科書16〜33ページ
作品の撮影
90〜120分
【13】撮影のプランニングと様々なテクニック(2)
編集の実際
講義
個人・チームによる作業
教科書82〜129ページ
作品の撮影
90〜120分
【14】撮影のプランニングと様々なテクニック(3)
編集と納品
講義
個人・チームによる作業
教科書82〜129ページ
作品の撮影・提出
90〜120分
【15】まとめ
作品に対する評価
講義
評価
作品の提出
90〜120分
評価方法
平常点(40%)と授業中に指示する課題に対する評価(60%)を合計する
教科書
グラスバレー株式会社著・ビデオサロン編集部編著「映像制作ハンドブック ―映像に係わるすべてのクリエイターの必読書(新版)」玄光社MOOK (2014年) ISBN978-4-7683-0538-6
EDIUSWORLD.comの「PIMOPIC」サイトも参照のこと。http://www.ediusworld.com/jp/pimopic/
なお、1年次基礎ゼミナールBで使用した、阿部信行著「PremiereProCCスーパーリファレンス for Windows&Macintosh」ソーテック社(2013年)ISBN978-4-8007-1004-8もあわせて使用する。
参考図書
(1)金子満著「映像コンテンツの作り方 コンテンツ工学の基礎」ボーンデジタル(2007年) ISBN978-4-86246-017-2
(2)シド・フィールド「映画を書くためにあなたがしなくてはならないこと」フィルムアート社(2009年) ISBN978-4-8459-0927-8
(3)金子満著「シナリオライティングの黄金則 ーコンテンツを面白くする」ボーンデジタル(2008年) ISBN978-4862460622
備考
課題遂行のため、授業時間外での作業が必要である。
授業時間外学習に記載された時間はあくまでも目安であり、受講者の知識・技術・経験等によって大きく変化する。
オフィスアワー:水曜5時間目