徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    衛生化学実習

科目番号12820担当教員名姫野 誠一郎単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
実際の食品や生体試料(毛髪)を材料として用い、食品成分、食品添加物、食品汚染物質を食品から抽出する方法、生体成分の処理方法、機器分析を実習で体験する。このことにより、衛生試験法の意義と各測定法の原理・方法を学ぶ。
到達目標
1.食品中の成分、添加物、汚染物質を抽出できる。 2.毛髪などの生体成分中の金属を抽出できる。 3.機器を用いて食品成分や生体成分の測定ができる。 4.食品成分、生体成分の測定原理を説明できる。
上記の目標は、薬学コアカリキュラム C11(1)栄養と健康のうち、栄養素(5)、食品の品質と管理(2)(6)(7)(8)、食中毒(5)に相当する。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】食品中の無機物質、有機物質の抽出、測定方法の解説解説講義実習書、参考図書での予習
【2】食中毒事件としての水俣病ドキュメンタリー映画の鑑賞
コアカリ C11(1)食中毒(5)
映画鑑賞映画で学んだことをレポートとして提出
【3】水銀による食品汚染の歴史的経緯と現在の状況の解説
コアカリ C11(1)食中毒(5)
解説講義参考図書での復習
【4】食品の変敗・腐敗に関する検査方法の概説
コアカリ C11(1)食品の品質と管理(2)
解説講義実習書での予習
【5】食品中からの合成着色料の抽出・濃縮
コアカリ C11(1)食品の品質と管理(6)(8)
実習実験レポートの作成
【6】薄層クロマトグラフィーによる合成着色料の同定
コアカリ C11(1)食品の品質と管理(6)(8)
実習実験レポートの作成
【7】食用油の変敗の評価(1)過酸化物価の測定
コアカリ C11(1)食品の品質と管理(2)
実習実験レポートの作成
【8】食用油の変敗の評価(2)TBA反応物質の測定
コアカリ C11(1)食品の品質と管理(2)
実習実験レポートの作成
【9】基礎代謝の測定
コアカリ C11(1)栄養素(5)
実習実験レポートの作成
【10】運動強度と呼吸商の測定
コアカリ C11(1)栄養素(5)
実習実験レポートの作成
【11】毛髪試料の湿式灰化
コアカリ C11(1)食中毒(5)
実習実験レポートの作成
【12】毛髪試料中の水銀濃度の還元気化原子吸光法による測定
コアカリ C11(1)食中毒(5)
実習実験レポートの作成
【13】食品添加物の有用性と安全性に関する解説
コアカリ C11(1)食品の品質と管理(6)(7)
解説講義参考図書での予習・復習
【14】NOAELやADIなどの求め方に関する演習
コアカリ C11(1)食品の品質と管理(7)
解説講義、計算の演習参考図書での予習・復習
【15】食品添加物の測定原理・方法に関する解説
コアカリ C11(1)食品の品質と管理(6)(8)
解説講義参考図書での予習・復習
評価方法
試験、レポート、平常点
教科書
必携・衛生試験法(日本薬学会編)、金原出版
参考図書
衛生化学研究室で作成した実習プリント
衛生試験法・注解2015(日本薬学会編)、金原出版
永沼・姫野・平塚編「衛生薬学−健康と環境」丸善出版
備考
指導教員: 姫野誠一郎、角 大悟、藤代 瞳
オフィスアワー 火曜日17:00-18:00, 金曜日17:00-18:00, 場所:21-0704