徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    メディア制作論 Media Production Theory

科目番号12857担当教員名山城 新吾単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
【授業概要】
本「メディア制作論」では、映像制作についての知識・技術を身につけることを目的とする。具体的には音声収録に必要なマイク・ミキサー・録音機等についての基礎と取り扱い、絵コンテやカメラアングル・企画・制作といった映像制作の準備、ビデオカメラの取り扱い・照明や編集用ソフトウェアといった撮影・編集に必要なさまざまな知識・技術を取り扱う。
なお、授業で扱った知識・技術をもとに授業時間外で作品等の制作・提出を行う。

【キーワード】映像制作 シナリオ バーチャルスタジオ 業務用ビデオカメラ 照明 音声
到達目標
【到達目標】
(1)知識
・マイク・ミキサー・録音機等の音声収録に必要な設備の基本を理解している
・様々な照明の特性や設定方法を理解している
・撮影のプランニングに必要な事項を理解している
・基本的なカメラワークやビデオカメラ・編集用ソフトウェアの都立甲斐について理解している
(2)態度
・コンテンツ制作に真摯な態度で臨み、主体的に行動できる
(3)技能
・マイク・ミキサー・録音機等、音声収録に必要な設備を正しく運用できる
・撮影目的に応じたビデオカメラの設定が出来る
・コンテンツに応じた照明の選択と調整が出来る
・目的に沿った撮影の基本的なプランを立案し実行出来る
・コンテンツに応じた映像の編集ができる
(4)思考・判断
・目的に応じた撮影の段取りや各種機材の設定について考え、適切に判断出来る

学位授与方針(ディプロマ・ポリシー)で定められた基本5領域のうち、「コンテンツデザイン」領域にあたる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】音声・デジタル録音と特性に応じたマイクの使い分け
録音機の取り扱い(1)
講義
個人・チームによる作業
録音課題(1)
教科書第5章(録音)
90〜120分
【2】録音機の取り扱い(2)
デジタル録音のフォーマット
講義
個人・チームによる作業
録音課題(2)
教科書第5章(録音)
90〜120分
【3】ラジオ番組の制作 番組企画
マイク・ミキサーの取り扱い(1) セッティングと基本的な接続
講義
個人・チームによる作業
チームに分かれての番組企画・企画書作成
教科書第1章(プリプロ)・第5章(録音)
90〜120分
【4】ラジオ番組の制作 番組収録
マイク・ミキサーの取り扱い(2) ミキサー調整のポイント
講義
個人・チームによる作業
チームに分かれての音声収録
教科書第5章(録音)
90〜120分
【5】ラジオ番組の制作
相互評価
講義
個人・チームによる作業
ラジオ番組提出
90〜120分
【6】映像番組の企画(1) 絵コンテとは
チームでアイディア出し
講義
個人・チームによる作業
絵コンテ課題
教科書第1章(プリプロ)
90〜120分
【7】映像番組の企画(2) 何を撮るか/何を撮るべきではないか
ビデオカメラの基本的な取り扱い
講義
個人・チームによる作業
チームに分かれての番組企画・企画書作成
教科書第1章(プリプロ)・第2章(撮影)
90〜120分
【8】映像番組の企画(3) 撮影の段取り(プランニング)
ビデオカメラの取り扱い(感度・フィルター・色調整等)
講義
個人・チームによる作業
チームに分かれての番組企画・企画書作成
教科書第2章(撮影)
90〜120分
【9】映像番組の撮影(1)
照明の基本 外光への配慮・照明・ビデオカメラの設定
講義
個人・チームによる作業
ビデオカメラ課題(基本的な撮影)
教科書第2章(撮影)・第3章(照明)
90〜120分
【10】映像番組の撮影(2)
照明の基本 音声の確認
講義
個人・チームによる作業
ビデオカメラ課題(番組用素材撮影)
教科書第2章(撮影)・第3章(照明)
90〜120分
【11】映像編集(1)
Adobe Premiereの基本
講義
個人・チームによる作業
映像編集課題
教科書第4章(素材制作)・第6章(編集)
90〜120分
【12】映像編集(2)
カット編集のテクニック
講義
個人・チームによる作業
映像番組編集(1)
教科書第6章(編集)
90〜120分
【13】映像編集(3)
映像の補正・音声/BGMの適切な調整
講義
個人・チームによる作業
映像番組編集(2)
教科書第6章(編集)・第7章(ポスプロ)
90〜120分
【14】映像編集(4)
映像の書き出しにあたっての注意事項
講義
個人・チームによる作業
映像番組編集(3)
教科書第7章(ポスプロ)
90〜120分
【15】まとめ
作品に対する相互評価
講義
評価
映像番組提出
90〜120分
評価方法
平常点(40%)と授業中に指示する課題に対する評価(60%)を合計する
なお評点には直接影響しないものの、提出された作品について学生による相互評価および教員からの講評を行う。
他人に評価されることを前提に作品制作を行うこと。
教科書
グラスバレー株式会社著・ビデオサロン編集部編著「映像制作ハンドブック ―映像に係わるすべてのクリエイターの必読書(新版)」玄光社MOOK (2014年) ISBN978-4-7683-0538-6
EDIUSWORLD.comの「PIMOPIC」サイトも参照のこと。http://www.ediusworld.com/jp/pimopic/
参考図書
・阿部信行著「PremiereProCCスーパーリファレンス for Windows&Macintosh」ソーテック社(2013年)ISBN978-4-8007-1004-82
・目黒真二著「現場で役立つ PAが基礎からわかる本」スタイルノート(2007年) ISBN978-4-903238-12-8
備考
課題遂行のため、授業時間外での作業が必要である。
授業時間外学習に記載された時間はあくまでも目安であり、受講者の知識・技術・経験等によって大きく変化する。
【科目ナンバー】9PCA612L
【オフィスアワー】水曜日5時間目 25号館11F・山城研究室
【実務経験】なし