徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    公衆衛生学1

科目番号13084担当教員名鈴木 真也単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次旧カリ3年
授業概要
【授業概要】人間集団(社会)の健康維持・増進に必要な統計情報の意味や利用方法を説明する。疾病の要因や原因を明らかにするための統計的解析方法(疫学)を説明し、週二回の集中講義方式にて演習を通してその手法を身につける。感染症や生活習慣病の発症動向等を解説するとともに、その対策に関する施策や予防方法の科学的根拠に関しても概説する。
到達目標
【到達目標】
1 健康の概念、疾病予防の概念を説明できる。
2 健康指標としての各種人口統計値、疾病統計値を列挙し、その推移、意味を説明できる。また、その情報を今後の健康増進活動へ生かしてゆく態度を身につける。
3 感染症や疾病予防対策に関する施策を列挙し、概説できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】公衆衛生学総論 公衆衛生学の歴史、疾病構造の変化を解説する。D1-(1)-1-1 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp1〜4 )(30分)
【2】健康と疾病の概念、生体防御機構、健康と疾病の概念、WHOの健康の定義の意義を知る。疾病予防、1〜3次予防の概念を学ぶ。  D1-(1)-1-1  D1-(2)-1-1 D1-(2)-1-2 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp5〜12 )(30分)
【3】人口静態統計,人口の動向,人口構成(日本及び世界) 人口静態統計及び国勢調査の概要を知る。日本及び世界の人口推移を知り、背景にある歴史的要因を理解する。各種人口統計値(用語)の意味(定義)を理解する。D1-(1)-2-1  D1-(1)-2-2講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp13〜20)(30分)
【4】人口動態、出生統計、死亡統計, 各種死亡統計値の意味(定義)を理解する。死因別死亡率の歴史的変遷を知り、背景にある歴史的要因を理解する。D1-(1)-2-3 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp21〜26)(30分)
【5】生命表,平均余命、疾病統計 各種出生統計値,疾病統計値の意味(定義)を理解し、その変遷を知る。今後の日本あるいは世界人口の推移を予測し、その社会的な影響を考察する。D1-(1)-2-2 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp27〜35)(30分)
【6】疫学総論,疫学の三大要因、疫学の種類と解析方法 疫学という科学の概略を理解し、その学問がどのような事象に寄与しうるのかを学ぶ。D1-(1)-3-1 D1-(1)-3-2 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp37〜40)(30分)
【7】疫学解析方法 疫学の種類と解析方法 具体的な疫学手法の概略を理解する。データの信頼度に関する因子を列挙し、概説する。D1-(1)-3-3 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp41〜47)(30分)
【8】疫学解析演習 実際の疫学データをもとに疾病と要因の因果関係を解析するための指標値を計算する。D1-(1)-3-4 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp48〜54)(30分)
【9】感染症対策 疾病予防の概念、獲得免疫と受動免疫の概要、感染症予防の基本概念を理解する。予防接種法の定める施策を列挙し、意義を理解する。D1-(2)-1-1 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp55〜61)(30分)
【10】予防接種法、感染症法 感染症予防法の意義、内容を知り、代表的な感染症を法律上の1-5類感染症その他類型に分類して例示する。D1-(2)-2-2 D1-(2)-2-4 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp62〜68)(30分)
【11】感染症各論、感染症発症動向 代表的な感染症を列挙し、その原因微生物、感染経路、主症状、予防対策などを関連付けて理解する。D1-(2)-2-1 D1-(2)-2-3 D1-(2)-4-2 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp69〜84)(30分)
【12】母子保健 母子保健法の意図を理解し、定められている施策を理解する。D1-(2)-4-1  D1-(2)-4-2 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp85, pp106〜113)(30分)
【13】生活習慣病の概要、発症状況、予防  代表的な生活習慣病のリスク要因、予防因子などを知り、予防対策を考察する。予防対策キャンペーンとしての健康日本21を解説する。D1-(2)-1-2 D1-(2)-3-1 D1-(2)-3-2 D1-(2)-3-3 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp86〜105)(30分)
【14】学校保健、老人保健、産業衛生,衛生行政 学校保健安全法を理解し、定められている施策を理解する。代表的な職業病について、要因と病態を知る。産業衛生に関わるシステムを理解する。衛生行政に関わる法律を整理し、理解する。D1-(2)-5-1 D1-(2)-5-2 講義と演習ノートの整理、演習問題の復習、プリント内容の理解、復習(教科書pp113〜123)(30分)
【15】まとめ 総復習 演習問題 解説演習疑問点の整理(120分)
評価方法
試験の点数(95%), レポート(5%)
教科書
衛生薬学-健康と環境- 永沼 章他編 改訂第6版 (丸善)
参考図書
「必携衛生試験法」第2版 2016年版、金原出版
備考
身の回りの健康事象や環境問題に対し、科学的な視点から興味を持ってほしい。
本講義はクォーター制で実施する
オフィスアワー(鈴木):木曜日12:20〜13:10、金曜日16:30〜17:30 場所:21-0703
(実務経験なし)