徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    国際関係論 International Relations

科目番号13477担当教員名高橋　孝途単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2
授業概要
国際社会の事象や問題は、情報技術の発達や急速なグローバル化の進展にしたがって、より複雑になってきている。さらに、国際事象は、遠い地域のことであっても、我が国や私達の生活に影響を及ぼすこともある。本科目では、このような、
�仝渋紊旅餾歇匆颪瞭端舛里修寮�立、�∧�雑な国際社会を理解するための理論・考え方とその発展
について学び、国際情勢に関する諸問題について、分析・検討することできる基礎を修得します。
到達目標
�々餾欖愀枯世僚�概念と諸理論について、理解する。
��国際社会をより広い視野で、様々な角度から見る態度を身に付ける。
�９餾歸�な問題の議論に際して、学術的に適切な用語を用いて自分の考えを表明することできる。
�て�々生起する国際問題について、関心をもち、個々の問題について、根拠をもった評価をすることができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】１０月２日
導入
シラバスの説明、
国際関係論の紹介		一斉講義受講前に、教科書unit０,unit18を読む。（所要時間1時間）　
受講後、図書館で、新聞を閲覧し、小課題対象とする国際問題を選択する（所要時間１時間）
【2】１０月９日
国際社会の発展�　�		一斉講義受講前に、教科書unit１、unit2、unit3を読む（所要時間1.5時間）
【3】１０月１６日
国際社会の発展�◆�		一斉講義受講前に、教科書unit3、unit4、unit5　を読む（所要時間１.5時間）

小課題対象の国際問題の決定しメールで報告、概要調査を開始する（0.5時間）
小課題対象の国際問題の概要調査（0.5時間）
【4】１０月２３日
国際関係論の理論の基本概念：アナーキー、自然状態、国力、国益
国際関係論の理論　リアリズム		グループ討論
一斉講義		受講前に、教科書p67-70、78を読む（所要時間１時間）
小課題対象の国際問題のアクターの立場検討（0.5時間）
【5】１０月３０日
国際関係論の理論　ネオリアリズム		一斉講義受講前に、教科書ｐ70-76を読む（所要時間１時間）　
小課題対象の国際問題の解決アプローチ検討（0.5時間）
【6】１１月６日
国際関係論の理論　リベラリズム　		一斉講義受講前に、教科書ｐ79-837を読む（所要時間１時間）　
小課題対象の国際問題の解決アプローチ検討（0.5時間）
【7】１１月１3日
国際関係論の理論　ネオリベラリズム		一斉講義 受講前に、教科書ｐ83最終行-88、ｐ187-191を読む（所要時間１時間）　
小課題対象の国際問題の自身の立場検討（0.5時間）
【8】１１月２０日
国際関係論の理論　コンストラクティヴィズム 		一斉講義受講前に、教科書unit9を読む（所要時間１時間）
小課題対象の国際問題の自身の立場検討（0.5時間）
【9】１１月２７日
安全保障I
「キューバ危機戦慄の記録」視聴
小課題I提出		視聴覚教材 受講前教科書p160囲み記事を読み、インターネットでキューバ危機の概要を調べる(所要時間１．０時間)
受講後、キューバ危機とその回避のプロセスを通じて、なぜ、当事者それぞれの状況の理解、懸念したことは何か、なぜ危機は回避できたのかについて考える（所要時間0.5時間）
【10】１２月４日
安全保障II　　
安全保障の概念整理、安全保障の手段（自強、同盟、集団安全保障）、抑止理論
グループ討論
「キューバ危機において、ソ連は、何故、キューバからのミサイル撤去を決心したか」
「同盟関係にある二か国が恐れるものは、何か（ソ連とキューバの立場から）」		グループ討論受講前に教科書p110-116、p176-p181を読む（所要時間１時間）
レポート作成（1.0時間）
【11】１２月１１日
安全保障III
核（核抑止、核不拡散体制、核軍縮・軍備管理）		一斉講義受講前に、教科書ｕｎｉｔ19を読む（所要時間１時間）
レポート作成（1.0時間）
【12】１２月１８日
新しい戦争
グループ討論「テロリズムとなにか」「国際テロリズムを撲滅する又は防止する方法はあるか」		グループ討論
一斉講義		受講前に、教科書ｕｎｉｔ20を読む（所要時間１時間）
レポート作成（1.0時間）

レポート作成（1.0時間）
【13】１がtる８日
人道介入、PKO		グループ討論 受講前に、教科書ｕｎｉｔ21を読む（所要時間１.0時間）　　レポート作成（1.0時間）
【14】1月２２日
グローバルイシュー　環境問題		一斉講義 受講前に、教科書ｕｎｉｔ25を読む（所要時間１時間）
レポート作成（1.0時間）
【15】１月２９日
まとめ		一斉講義講義後、最近の国際関係に関する時事問題を選択し、講義で得た国際関係に関する理論を活用して、分析し、今後の課題、我が国の対応について考察し、記述してみる（所要時間２時間）
レポート作成（1.0時間）
評価方法
平常点：１５％
小テスト：３０％（直前の講義内容の理解確認のため、正誤選択又は択一式の簡単な小テストを講義の冒頭に行う。８回程度予定する）
小課題：１５％
レポート：４０％
単位認定条件：次の条件をすべて満たすこと
�―仞焚鷽遙隠芦鶲幣紂蔽拗錚害鵑韮渦鷏臉覆箸澆覆后�
�▲譽檗璽筏擇咯�課題の提出（正当な理由なく、未提出課題がある場合は、単位認定しない）
�Ａ躪臧床腺僑亜鶲幣�
なお、レポートにおいて、明確な剽窃（コピペ、他者の意見を自らものとして記述）があった場合は、他の評価要素の得点に係わらず、単位不認定とすることがある。
教科書
村田晃嗣、君塚直隆、石川卓他　著『国際政治学をつかむ[新版]』、有斐閣、２００９
教科書に加えて、必要に応じてレジュメを用います。
教科書は、講義開始までに購入しておくこと。
参考図書
参考図書/山田高敬・大矢根聡編「グローバル社会の国際関係論[新版]」２０１１，有斐閣
ジョセフ S.ナイ・ジュニア他『国際紛争−理論と歴史』田中明彦訳、有斐閣、２０１３

教員推薦図書/池内恵『イスラーム国の衝撃』文春新書、２０１７年
浦野起央『南シナ海の領土問題』三和書籍、２０１５年
ジョセフ・ナイ『ソフトパワー』『スマートパワー』山岡洋一・藤島京子訳　日本経済新聞出版社　２０１１年
ロバート・D・カプラン『地政学の逆襲』櫻井祐子訳　朝日新聞出版社　２０１４年
鬼頭昭雄『異常気象と地球温暖化――未来に何が待っているか』岩波新書　２０１５年
深井有『地球はもう温暖化していない: 科学と政治の大転換』平凡新書　２０１５年
有馬純『精神論抜きの地球温暖化対策-パリ協定とその後』エネルギーフォーラム　２０１６年


他、講義の中で適宜紹介します。
備考
オフィスアワー：水曜日　木曜日　１５時〜１７時
通常の勤務時間には、基本的にオフィスにいるので、これ以外でも、事前アポ取り可能ですが、逆に、外勤・会議・留学相談等に対応することが頻繁にあるので、確実に時間をとりたい場合は、メールで事前にアポをとることを推奨します。
連絡先：ttakahashi@tks.bunri-u.ac.jp 088-602-8001
実務経験：昭和５７年〜平成２７年海上自衛隊（元海将補）　安全保障政策・防衛力整備・諸計画立案、大部隊運用（含む国際協力）、戦略・作戦教育研究
平成１４年９月〜１２月　ヘンリー・スティムソン・センター（米政策シンクタンク）Visiting Fellow