徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    公法B

科目番号13495担当教員名吉川 友規単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
 刑事法は、刑法に加えて、刑事訴訟法と刑事学の分野から成り立っている。このうち刑事訴訟法の分野では、犯罪を捜査して犯人を逮捕し、裁判において犯罪を立証するという一連の手続を検討の対象とする。また、刑事学の分野では、犯罪の実態を解明し、原因を究明することを検討の対象とする。本科目では、刑法と関係する刑事訴訟法と刑事学の分野について学習し、刑事法学の全体像を理解することを目的とする。
 なお、授業では毎回、前の授業で提示した事例について、1.その事例の法的問題点はどこか、2.その問題をどのように解決するべきか、3.最終的にどのように事例を解決するべきかを、課題として提出してもらう。
到達目標
授業を通じて、学習者が、以下のように、刑事法の観点から社会問題に対して取り組めるようになることを本科目の到達目標とする。
(1)知識 刑事法について基本的な知識を理解していること。 
(2)姿勢 裁判や犯罪対策について関心を持つこと。 
(3)思考・判断 刑事裁判や犯罪者の処遇を通して、犯罪という社会問題を検討する能力を身につけること。 
(4)表現 自分の考えを整理して、相手に論理的に説明する能力を身につけること。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】刑事訴訟法の基礎基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【2】捜査の開始基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【3】捜査の開始基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【4】逮捕・勾留基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【5】証拠の収集基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【6】被疑者の取調べ基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【7】公判手続基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【8】証拠調べ基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【9】誤判とその救済:上訴、再審基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【10】犯罪者の施設内処遇基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【11】犯罪者の社会内処遇基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【12】少年非行と保護手続基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【13】非行少年の処遇 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【14】犯罪被害者の権利 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。教科書の該当箇所を読んでおくこと。(2時間)
【15】犯罪に対する対策 基本的に講義によって授業を進めるが、毎回具体的な事例について検討し、(1)事例の論点はどこか、(2)どのような問題があるのか、(3)どのような結論となるのかを書いて提出してもらう。配布の資料を読んだうえで、第15回の授業で議論する事例について考えておくこと。(3時間)
評価方法
平常点60%(各回の議論の参加状況や提出物によって評価する。出席しているだけでは評価せず、毎回の課題やグループワークによって評価する。)
期末筆記試験40%
なお試験のフィードバックはGoogleクラスルームを通じて行う。
教科書
三井・酒井『入門刑事手続法(第8版)』(有斐閣、2020)ISBN9784641139435。
また、最新の条文が参照できる方法を確保しておくこと。
参考図書
『刑事訴訟法判例百選(第10版)』(有斐閣、2017年)
武内謙治『少年法講義』(日本評論社、2015年)
瀬川晃『犯罪学』(成文堂、1998年)
備考
【科目ナンバー】
8AJD242L

【注意事項】
・原則として毎回出席すること。4回以上欠席した場合は、期末筆記試験の出来に関わらず、単位を認定しない。
・追試は実施するが、再試験は原則として実施しない。
・オフィスアワーは、月曜日5限、研究室で行う。
・実務経験無