徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    福祉社会論

科目番号13680担当教員名青野 透単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
社会福祉法制の基本理念は、主として自立への支援を実現することにあります。福祉サービスの利用者は十分な情報を自ら理解できる方法で受けたうえで、サービスを自ら選択・決定する権利を持っています。そのことを、近年、重要な法改正が相次いだ、障害者の分野と児童・母子の分野に焦点をあてて考察します。なお、本学図書館所蔵の45地方紙を教材に活用するとともに、「地域における高度な識見を有する人材の育成に資する」ことを目的とした徳島県議会と本学との「包括連携協定」を活用する機会を積極的に設ける。
到達目標
(1)知識 社会福祉法制、障害者差別解消法、および子ども・子育て支援法に関する主要な事項を十分に理解している (2)技能 社会福祉法制の諸問題について、他者の意見を理解し、自分の考えを他者に理解されるよう表現することができる (3)姿勢 社会福祉をめぐる問題について、法学的観点からの改善提案を積極的に試みることができる。 
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】福祉社会のあり方と日本国憲法:1年次で学習した、日本国憲法を中心とした法学の学びを前提に、福祉社会について法制度から考察する意義を確認する。講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【2】社会福祉の法体系と目的 講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【3】社会福祉法制の展開講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【4】社会福祉における給付の法構造講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【5】福祉サービスの提供体制講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【6】福祉サービス利用者の権利と権利擁護講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【7】障害者福祉について 講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【8】障害者権利条約について講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【9】障害者差別解消法について講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【10】子ども・子育て支援法について その1講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【11】子ども・子育て支援法について その2講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【12】子ども・子育て支援法について その3講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【13】社会福祉の財政と利用者負担講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【14】社会福祉法制の課題と展望 その1講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
【15】社会福祉法制の課題と展望 その2講義と受講生によるペア・ワーク前日までにテーマに関する新聞記事を要約し、それについての自分の見解をまとめる。想定される授業時間外学習所要時間90分。
評価方法
毎回のミニッツペーパー内容 30% 中間レポート内容 30% 最終レポート内容 40% につき、授業内容の反映、課題の反映、独自性の三観点より評価します。ミニッツペーパーやレポートにおいて、ネット上などで見つけた他人の意見を、出典を明記することなく、自分の意見であるかのごとく引用している場合はゼロ点とし、単位不認定とします。 また、授業中の私語は他の受講生の学習権を妨げる行為であることから、その行為を繰り返す受講生は単位認定の対象外とします。
教科書
河野正輝他『社会福祉法入門 第3版』(有斐閣、2015年)必携です。この教科書に沿っての授業となる回が多いので忘れずに持参してください。法学科目ですから『ポケット六法』も必携です。
参考図書
青野透他共著『日本国憲法―主権・人権・平和』ミネルヴァ書房、2010年と、青野透他共著『デモクラシーと憲法』ミネルヴァ書房、1999年です。購入する必要はありません。希望者には青野研究室にて貸与します。
備考
徳島文理大学でしかできない授業として、図書館に届く全国の地方新聞を読むことを、毎回の授業外学習の課題とします。ウェブでの情報検索に頼るのではなく、自ら図書館に行って種々の地方新聞を自分自身で読み、参考となる記事を発見する情報獲得の過程を重視します。その努力を厭う人にはこの科目の単位取得は困難です。オフィスアワー:23903青野研究室にて、金曜日16時20分〜17時50分。実務経験:昭和57年〜昭和60年 京都府立高校非常勤講師。