徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    情報処理

科目番号13881担当教員名峯崎 征隆単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
この科目は,本学の「数理・データサイエンス・AI 教育プログラム(リテラシーレベル)」を構成する授業科目である.ネットワークを用いた情報収集・分析の方法だけでなく,(自分を含んだ利用者全員を守るために) 必要なエチケット・ルールについても学習する.さらに,他教科の課題提出でも必要な,メールの使用法,Microsoft Word/Excel/PowerPoint を用いた資料作成法も習得する.
到達目標
【知識・理解】
Word/Excel/PowerPoint の使い方だけでなく,ネットワークの仕組み,知的財産権,マナー, 安全対策,データサイエンスに関する知識も獲得する.

【技能・表現】
基本的な Word/Excel/PowerPoint の使い方を習得することによって,レポート作成,及び,そのために必要な図表作成を出来るようにする.さらに実データをもとに,データサイエンスの適切な活用法を身につける.

【関心・意欲・態度】
パソコンの使い方だけでなく,ネットワークの仕組み,コンプライアンス,安全対策に注意できるようにする.

【思考・判断】
コンプライアンス意識を高めることで,トラブルの被害者にも加害者にもならないように振る舞うことができるようになる.
主張の根拠としてデータを活用する際,誤解を与えず,歪曲のない形で適切にデータを扱うことをできるようにする.
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】学生ポータルの使用法,Windows の基本操作,キーボード入力,Gmail の使い方講義・演習【予習】学生ポータルサイトの【リンク】--【学内システム簡易マニュアル】の P.15「Gmail」を確認 (15 分)
【復習(宿題)】Gmail で署名の設定を行ったうえ,課題メールを峯崎宛に送信する.(45 分)
タッチタイプの練習を開始する.
【2】ネットワーク上でのマナー・安全の確保
ネットを介した様々なトラブルの原因が,マナー違反や安全性への配慮不足にあることを理解し,適切な対処ができる.
講義・演習【予習】チェーンメール,フィッシングとは何か調べておくこと.(30 分)
【復習(宿題)】Classroom で公開する説明用 PDF ファイルを熟読し,その中の質問に対する答えを回答フォームへ入力する.(60 分)
【3】PowerPoint によるスライドの作成 1 (基本操作)
わかりやすいプレゼン資料を作成するために,文字情報の表示を工夫する必要がある.
PowerPoint でそれを実現する機能を利用できるようになる.
講義・演習【予習】Classroom で公開する説明用 PDF ファイルに目を通しておくこと.(30 分)
【復習(宿題)】見本スライドと同じものを PowerPoint で作成する.(60 分)
【4】PowerPoint によるスライドの作成 2 (表,図の作成,画像処理)
PowerPoint で簡単な表,図の作成,表示させる画像の処理ができる.
講義・演習【予習】Classroom で公開する説明用 PDF ファイルに目を通しておくこと.(30 分)
【復習(宿題)】5 回目終了時に提出する自己紹介用資料の準備 (話題の選択,主張・結論の決定,画像の収集) (60 分)
【5】PowerPoint によるスライドの作成 3 (スライド作成)
第3〜4講目で学んだ機能を用いて,簡単な資料作成ができる.
講義・演習【予習】Classroom で公開する説明用 PDF ファイルに目を通しておくこと.(30 分)
【復習(宿題)】自己紹介用資料の作成 (60 分)
【6】情報の収集法 (図書館の利用法,ネットによる情報収集)
レポート作成で必要な情報を効率的に集めるために,オンライン蔵書目録(OPAC),google 検索を効率的に使えるようになる.
講義・演習【予習】Classroom で公開する説明用 PDF ファイルに目を通しておくこと.(30 分)
【復習(宿題)】OPAC,google 検索の結果を回答フォームへ入力 (50 分)
【7】知的財産について
知的財産,特に著作権について理解し,適切に扱いことができる.
講義・演習【予習(宿題)】「知的財産権」,「著作権」を調べ,まとめた内容を峯崎宛に Gmail で送信する. (30 分)
【復習(宿題)】Classroom で公開する説明用 PDF ファイルを熟読し,その中の質問に対する答えを回答フォームへ入力する.(60 分)
【8】Word を用いたレポート作成 1 (レポートとは?,正しい引用の仕方,Word での文章入力)
レポートと感想文の違いを明確に把握できる.
Word で初歩的な文章入力ができるだけでなく,著作権を侵害しない文章の書き方を習得できる.
講義・演習【予習】Classroom で公開する説明用 PDF ファイルに目を通しておくこと.(30 分)
【復習(宿題)】引用の仕方に関する練習課題,及び,レポートの書き方練習のための課題 (60 分)
【9】Word を用いたレポート作成 2 (Word による表作成・画像貼り付け)
Word を用いて,表の作成,画像の貼り付け,タイトル付けができるようになる.
講義・演習【予習】配布 PDF ファイルに目を通しておくこと.(30 分)
【復習(宿題)】表作成・画像貼り付け課題 (60 分)
【10】Word を用いたレポート作成 3 (実際のレポート作成)
Word を用いて,表・画像を含んだレポートを実際に作成する.
演習【復習(宿題)】講義時間内に終了しなければ,表作成・画像貼り付け機能を用いたレポート作成作業の残り
【11】Excel を用いた情報分析 1
セルへの入力・スプレッドシートの作成
セルへの入力,セル参照,罫線の引き方等を利用して,Excel 上で表を効果的に作成できる.
講義・演習【予習】Classroom で公開する説明用 PDF ファイル,見本 Excel ファイルに目を通しておくこと.(40 分)
【宿題(復習)】表作成機能を用いた一覧表の作成 (50 分)
【12】Excel を用いた情報分析 2
計算式・関数の入力と計算
計算式や Excel 関数とセル参照の手法を組み合わせることで,効果的な表計算を行う.
講義・演習【予習】Classroom で公開する説明用 PDF ファイル,見本 Excel ファイルに目を通しておくこと.(40 分)
【宿題(復習)】場合分け,データから初歩的な統計量を求める課題 (50 分)
【13】Excel を用いた情報分析 3
グラフの作成(ヒストグラムなどのグラフ・代表値)
生データからヒストグラム(棒グラフ)を描き,グラフ内での代表値の値を見ることで,その意味を理解する.
ヒストグラム以外のグラフも描く.
講義・演習【予習】Classroom で公開する見本 Excel ファイルに目を通しておくこと.(40 分)
【宿題(復習)】データから統計分布を示すグラフを作成する.(50 分)
【14】Excel を用いた情報分析 4
データの分析(散布図と相関)
2つの変量の相関関係を表した散布図の描き方,回帰直線によるプロットの近似を行う.
相関係数と2変量の関係についての確認も行う.
講義・演習【予習】Classroom で公開する見本 Excel ファイルに目を通しておくこと.(40 分)
【宿題(復習)】データから散布図を作成すし,それが持つ回帰直線,相関係数を求める.(50 分)
【15】まとめ
定期試験対策
講義【復習】前回講義までに出てきた情報関連の用語、及び、それらの意味を把握しておくこと.(90 分)
評価方法
「授業中に行う演習課題の出来や質問への回答」+宿題課題の出来具合」,「期末試験」を総合的に評価する.評価の割合 (%) は 70 : 30 の予定である.Google Classroom のクラス『2023年度 情報処理【栄養1】』で解説資料,授業時間内の演習課題・質問,宿題課題を表示・配布する.

出席回数が 10 回に満たない場合,または,態度が悪く授業や周囲の学生に支障を及ぼす行為を行った学生に対しては単位認定を行わない.受講態度には注意すること.

【注意】本講義の前半までにキーボード入力に慣れることをお勧めします.評価対象ではないですが,キーボード入力に慣れないと後半の課題提出が難しくなります.(第2講で無料のタッチタイプソフトも紹介します.)
教科書
教科書は使用しない.
代わりに Google Classroom のクラス『2023年度 情報処理【栄養1】』で PDF 形式の説明資料を配布する.
参考図書
【参考図書 1】PowerPoint 2019 やさしい教科書[Office 2019/Microsoft 365 対応]リブロワークス 著 SBクリエイティブ
【参考図書 2】Word & Excel 2019 やさしい教科書 [Office 2019/Office 365対応] (一冊に凝縮) 国本 温子 著 SBクリエイティブ
備考
大学の規定にしたがい,本科目の履修を取り消す場合には,3講目までに行うこと.それ以降の取り消しは原則として認めない.
【オフィスアワー】月曜日 15:00〜18:00 25 号館 11 階 峯崎研究室
【科目ナンバー】01SS113L
【実務経験】
平成 14 年〜15 年 株式会社サミットシステムサービス (システムエンジニア)
平成 15 年〜16 年 独立行政法人科学技術振興事業団戦略的創造研究推進事業 研究員
平成 16 年〜18 年 京都大学情報学研究科 助手