徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医療情報安全学 Medical Informatics and Safety Science

科目番号14084担当教員名四宮 一昭単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次新カリ4年
授業概要
安全管理の基本的事項に係る教育を行い,組織的な安全管理体制を確立する知識と技能を身につけた人材を育成,養成する。
到達目標
医薬品の事故事例とその原因,誤りを生じやすい調剤例について,さらに副作用への対応や院内感染対策についての知識を修得する。医療機関・施設における組織的な安全管理体制を確立するための基本的事項を習得することを目標とする。(DP: 知識・理解-1)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】病院薬剤師が実践する薬学的管理の重要性および薬剤師業務全体の流れについて学ぶ, F(1)3-1~3・5, F(3)1-1講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【2】チーム医療で取り組む医療安全 F(1)3-4講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【3】患者および種々の情報源からの薬物療法に必要な情報収集について学ぶ, E3(2)1-1, E3(2)2-4, F(3)1-2講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【4】医薬品の効果や副作用を評価するために必要な患者情報について学ぶ, E3(2)1-2, E3(2)2-3, F(3)3-3, F(3)4-2講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【5】問題志向型システム(POS)およびSOAP形式等の患者情報の記録方法について学ぶ, E3(2)2-1・2, F(3)4-3講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分程度)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【6】厚生労働省, 医薬品医療機器総合機構, 製薬企業等が発行する医薬品情報源について学ぶ, E3(1)2-1~3講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【7】緊急安全性情報, 安全性速報, 医薬品添付文書, 医薬品インタビューフォーム等の記載事項や, それらを記載する意義について学ぶ, E3(1)2-4~6講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分程度)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【8】処方から服薬(投薬)までの過程で誤りを生じやすい事例について学ぶ, F(2)6-1講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【9】代表的なインシデント(ヒヤリハット)、アクシデント事例の解析と, その原因、リスクを回避するための具体策と発生後の適切な対処法について学ぶ, F(2)6-3講義・演習キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【10】医薬品のリスクマネジメントプランについて学ぶ, F(2)6-7講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【11】特にリスクの高い代表的な医薬品の特徴と注意点について学ぶ, F(2)6-2講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【12】感染予防の基本的考え方とその方法について学ぶ, F(2)6-4~6講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分程度)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【13】公衆衛生に求められる具体的な感染防止対策について学ぶ, F(5)2-2講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【14】基本的な身体所見の観察・測定・評価(フィジカルアセスメント )について学ぶ, E1(2)2-8, F(3)1-4講義キーワードについて事前調査(予習)をすること(60分)。また,授業で概説する内容について復習すること(60分)。
【15】身体所見の観察・測定(フィジカルアセスメント)の目的と得られた所見の薬学的管理への活用法について学ぶ, F(3)1-3, F(3)4-1講義授業で概説する内容について復習すること(120分)。
評価方法
筆記試験(90%)、レポート(10%)
レポートはルーブリック評価により行う。ルーブリック評価表についてはレポート課題提示日に開示する。
【解説・講評等の開示方法】筆記試験・レポートの解説・講評については個別に実施するため、各自、四宮教員室へ来てください。
教科書
指定しない(随時、授業資料を配布する)
参考図書
スタンダード薬学シリーズ2・ 臨床薬学「臨床薬学の基礎および処方箋に基づく調剤」(東京化学同人),スタンダード薬学シリーズ2・ 臨床薬学「薬物療法の実践」(東京化学同人)
備考
薬学教育モデル・コアカリキュラムE3(1)「医薬品情報」のうち「情報源」, E3(2)「患者情報」のうち「情報と情報源」, 「収集・評価・管理」, F(1)「薬学臨床の基礎」のうち「臨床実習の基礎」, F(2)「処方せんに基づく調剤」のうち「安全管理」,F(3)「薬物療法の実際」のうち「患者情報の把握」に対応。また,E1(2)2-8, F(3)3-3, F(3)4-1~3にも対応。この授業は,本授業前の医薬品情報学1と医薬品情報学2, 同時期開講の臨床薬学総合演習2, および本授業後の薬局実習, 病院実習の内容と関連する。
オフィスアワー:月・火曜日17:00~18:00, 場所:教員居室。実務経験:病院薬剤師(5年間),保険薬局薬剤師(2年9ヶ月間)。