徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    作曲法B

科目番号14088担当教員名松岡 貴史単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次3年
授業概要
音楽作品がどのように意図され、構築されているのか、楽曲分析をとおして学び、考える。分析にあたっては特に、拍節、リズム、フレーズ、形式などの時構成要素や、和声、調などの音構成要素の他、モティーフ操作に着目する。ピアノ小品、複合三部形式・ロンド形式・ソナタ形式などによる曲を対象とし、音楽作品の理解を促し、また、作曲に生かせるようにする。また、これらの楽曲分析の間に「三部合唱(ア・カペラ)への編曲」、最後に「自由な編成による作曲」の演習を行い、作品はクラス内で適宜発表させ、互いの作品に関心を持たせ、考えさせ、そのようなプロセスをとおして作曲法の技術を向上させる。このように、作曲をとおして、音楽作品に対して作る側からの視点をもたせる。
到達目標
音楽作品がどのように意図され、構築されているのか、楽曲分析をとおして学び、考える【知識・理解】。また、作編曲においては自らの感性を大切にし、創造への意欲をもって自分らしい表現をするとともに、互いの作品に関心を持ち【関心・意欲・態度】、考え【思考・判断】、そのようなプロセスをとおして作曲法の技術を向上させる【技能・表現】。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】楽曲分析とは?講義楽曲分析の方法について理解する(45分)
【2】楽曲分析(ピアノ小品1)演習授業で解説した実施方法を参考に、楽曲分析を試みる(60分)
【3】楽曲分析(ピアノ小品2)演習音楽の内容と形式の関連を理解するとともに自ら楽曲解釈する(60分)
【4】三部合唱(ア・カペラ)の書法講義譜例の中から選曲したメロディーをもとに三部合唱に編曲する(60分)
【5】三部合唱(ア・カペラ)への編曲
(1)編曲
演習和声と声部進行との関係をよく確かめ推敲する(60分)
【6】三部合唱(ア・カペラ)への編曲
(2)推敲
演習声部同士の対位法的な関係や書法上の変化を工夫し推敲する(60分)
【7】三部合唱(ア・カペラ)への編曲
(3)発表
演習各編曲作品の魅力をよく味わい、すばらしい点を書き留める(60分)
【8】楽曲分析(複合三部形式)演習授業で楽曲分析した曲を楽曲解釈し演奏表現に役立てる(45分)
【9】楽曲分析(ロンド形式)演習授業で楽曲分析した曲を楽曲解釈し演奏表現に役立てる(45分)
【10】楽曲分析(ソナタ形式)
(1)分析
演習ソナタ形式の曲を楽曲分析する(60分)
【11】楽曲分析(ソナタ形式)
(2)解釈・表現
演習楽曲分析したソナタ形式の曲を楽曲解釈し演奏表現に役立てる(60分)
【12】自由な編成による作曲
(1)構想
演習自由な編成による作品を構想する(60分)
【13】自由な編成による作曲
(2)作曲
演習音符を楽譜に書き進め作曲する(90分)
【14】自由な編成による作曲
(3)推敲
演習推敲し作品を完成する(90分)
【15】自由な編成による作曲
(4)発表
演習各作品の魅力をよく味わい、すばらしい点を書き留める(60分)
評価方法
毎回の課題の実施状況(40%)、作品の完成度(40%)、受講態度(20%)
定期試験の解答等は、グーグルクラスルームに掲示する。
教科書
資料をその都度配布する
参考図書
特になし
備考
オフィスアワー:水曜日3講時、51001室
科目ナンバー:5JTH324L
実務経験なし