徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    食品機能学 Functions of Food

科目番号14147担当教員名粟飯原　乙起単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次3年
授業概要
食品は人の生命活動を維持するために欠くことのできないものであり、栄養機能(一次機能）、嗜好機能(二次機能）、そして体内の恒常性を維持する生体調節機能(三次機能）からなる３つの機能を有している。超高齢社会において、健康長寿のためには、健康の維持・増進や疾病予防が重要な課題であり、その対策の一つとして食品成分による生体調節が注目されている。そこで、本講義では食品の三次機能に焦点をあてて、生体調節にかかわる食品や食品成分の効果および作用機序を取り上げ、最新の知見も含めて概説する。
到達目標
�｜亮院瞥�解）生体調節機能にかかわる食品や食品成分について、その効果および作用機序を説明できる。
��態度（関心･意欲）学術論文、新聞、報道などから発信される食品の機能性に関する新しい情報に関心を持つ。
�５伺宗壁集宗某�品表示や食品の機能性に関する情報を社会に提供する能力を備える。
�せ弭�･判断　氾濫する食品機能に関する情報のなかから、科学的根拠に基づいて正しい情報を選択できるようになる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】食品機能学とは：食品の機能、機能性食品講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：食品の機能について予習する（60分）
復習：機能性食品の制度について復習する（120分）
【2】抗酸化機能�ヽ萓�酸素の生成講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：活性酸素について予習する（60分）
復習：活性酸素の生成機構について復習する（120分）
【3】抗酸化機能��活性酸素の生体への影響講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：活性酸素について復習しておく（60分）
復習：活性酸素の生体への影響について復習する（120分）
【4】抗酸化機能�９鎧晴淑�質と抗酸化機能食品講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：抗酸化機能食品について復習しておく（60分）
復習：抗酸化物質の種類について復習する（120分）
【5】消化吸収促進：ミネラルの吸収のメカニズムと機能食品講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：ミネラルの吸収について復習しておく（60分）
復習：ミネラルの消化吸収促進機能を有する食品とその作用機序について復習する（120時間）
【6】代謝改善機能：ビタミンの吸収のメカニズムと機能食品講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：ビタミンの吸収について復習しておく（60分）
課題2：ビタミンの吸収促進機能を有する食品とその作用機序について復習する（120分）
【7】吸収阻害と整腸作用�‘饐嘆柔�分と微生物活性機能食品講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：糖質の代謝について復習しておく（60分）
復習：吸収阻害効果を有する食品とその作用機序について復習する（120分）
【8】吸収阻害と整腸作用�⊃�物繊維を含む機能食品講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：難消化性オリゴ糖などについて復習しておく（60分）
復習：食物繊維による生体調節機能について復習する（120分）
【9】脂質関連代謝機能：脂肪酸と生体、イコサノイド、植物ステロール講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：脂質代謝について復習しておく（60分）
復習：食品成分による脂質代謝調節機能について復習する（120分）
【10】酵素阻害と酵素活性化機能�々盞谿気筏’戎�品講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：血圧の調節について復習しておく（60分）
復習：食品成分による血圧の調節機能について復習する（120分）
【11】酵素阻害と酵素活性化機能��糖尿病と機能食品講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：糖尿病について復習しておく（120分）
復習：食品成分による糖代謝の調節機能について復習する（120分）
【12】免疫系に及ぼす機能：免疫、免疫機能を活性化する食品成分、食物アレルギー講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：免疫や食物アレルギーについて復習しておく（60分）
復習：食品成分による免疫調節機能について復習する（120分）
【13】神経系に及ぼす機能：カプサイシン、GABA、杜仲葉配糖体、オピオイドペプチド講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：神経系に影響を与える食品成分について調べておく（60分）
復習：食品成分による神経系に及ぼす機能について復習する（120分）
【14】機能性食品の効果を評価するための臨床試験のデザインについて講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：臨床試験の種類について復習しておく（60分）
復習：機能性食品の臨床試験のデザインについて復習する（120分）
【15】まとめ講義（一斉講義形式）および質疑応答予習：これまでの内容を復習しておく（60分）
復習：まとめた内容を整理する（120分)
評価方法
期末試験（100％）
試験に対する解答：再試終了後グーグルクラスルームにて公表
教科書
わかりやすい食品機能学(第2版)　三共出版
参考図書
「改訂　食品機能学（第4版）」建帛社
備考
オフィスアワー：金曜日16：20−17：50
1号館11階（11108）
実務経験:なし