徳島文理大学

Webシラバスシステム

TOP 戻る
徳島文理大学短期大学部

【科目名】    薬物治療学5

科目番号14185担当教員名末永 みどり単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次旧カリ4年
授業概要
消化器(食道、胃、小腸、大腸など)系疾患、代謝系疾患(糖尿病、脂質代謝異常症、高尿酸血症・痛風)、内分泌疾患(副甲状腺機能異常症)及び骨疾患(骨粗鬆症、骨軟化症など)の病態とそれらの治療薬の薬理作用・作用機序・副作用・相互作用・臨床応用などを概説する。
到達目標
消化器系及び代謝系疾患の治療薬の薬理作用、作用機序、副作用、相互作用及び臨床応用などを生理機能と結びつけて理解し、治療薬を正しく評価できる知識と能力を身につける(DP:知識・理解(1))。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】食道・胃・十二指腸疾患の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(4)講義講義前:食道・胃・小腸の機能や構造を復習しておく。 講義後:主に消化性潰瘍についての病態や治療薬の薬理を復習する。 自主学習時間:0.5時間
【2】クローン病・潰瘍性大腸炎の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(4)講義講義前:食道・胃・小腸・大腸の機能や構造を復習しておく。 講義後:クローン病と潰瘍性大腸炎の病態の相違点や治療薬の薬理を復習する。 自主学習時間:0.5時間
【3】過敏性大腸症候群の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(4)講義講義前:大腸の機能や構造を復習しておく。 講義後:過敏性腸症候群の原因、病態、治療薬の薬理を復習する。 自主学習時間:0.5時間
【4】肝疾患の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(4)講義講義前:肝臓の機能や構造を復習しておく。 講義後:A〜C型ウイルス性肝炎の原因、病態、治療薬の薬理を復習する。 自主学習時間:0.5時間
【5】胆石症・胆道炎の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(4)講義講義前:肝臓、胆嚢、胆道の機能や構造、抗菌薬について復習しておく。 講義後:胆石症と胆道炎の原因、病態、治療薬について復習する。 自主学習時間:0.5時間
【6】膵炎の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(4)講義講義前:膵臓の機能や構造を復習しておく。 講義後:膵炎の原因、病態、治療薬の薬理、糖尿病との関係を復習する。 自主学習時間:0.5時間
【7】痔の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(4)講義講義前:大腸・肛門の機能や構造を復習しておく。 講義後:痔の原因、分類、病態、治療薬を復習する。 自主学習時間:0.5時間
【8】下痢・便秘の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(4)講義講義前:大腸の機能や構造を復習しておく。 講義後:下痢・便秘の原因、病態、治療薬の薬理を復習する。 自主学習時間:0.5時間
【9】悪心・嘔吐の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(4)講義講義前:嘔吐中枢について復習しておく。 講義後:制吐薬の薬理を復習する。 自主学習時間:0.5時間
【10】糖尿病の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(5)講義講義前:解糖系、脂肪酸代謝、インスリンの分泌メカニズムと機能を復習しておく。 講義後:糖尿病の統計、原因、病態、合併症、基準値、治療薬の薬理を復習する。 自主学習時間:0.5時間
【11】脂質異常症の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(5)講義講義前:脂質代謝について復習しておく。 講義後:脂質代謝異常症の原因、病態、合併症、基準値、治療薬の薬理・副作用を復習する。 自主学習時間:0.5時間
【12】高尿酸血症・痛風の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(5)講義講義前:尿酸の合成について復習しておく。 講義後:高尿酸血症・痛風の原因、病態、合併症、基準値、治療方針、治療薬の薬理を復習する。 自主学習時間:0.5時間
【13】副甲状腺機能異常症の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(2)講義講義前:副甲状腺ホルモンについて復習しておく。 講義後:副甲状腺機能異常症について骨代謝とリンクさせながら学習する。原因、病態、治療方針、治療薬の薬理を復習する。 自主学習時間:0.5時間
【14】骨粗鬆症及び骨軟化症の病態、薬物治療およびそれらの治療薬の特徴(薬理作用、作用機序、副作用、相互作用)について講義する。E-2(2)講義講義前:骨代謝について復習する。 講義後:加齢と骨粗鬆症との関係及び骨代謝と骨粗鬆症との関係をリンクさせる。治療薬の薬理、服用方法の注意点、副作用について復習する。 自主学習時間:0.5時間
【15】まとめ 講義全体の復習 自主学習時間:0.5時間
評価方法
筆記試験(中間試験20%、本試験80%)

試験の解説・講評は、google classroomに記載する。
教科書
重信弘毅ら(監修)NEW薬理学 改訂第7版(南江堂)
吉尾隆ら(編)薬物治療学 改訂第10版(南山堂)
参考図書
今日の治療薬(南江堂)
今日の治療指針(医学書院)
清野裕(日本語版監修)病態に基づく臨床薬理学(メディカル・サイエンスインターナショナル)
備考
以下の項目に対応する。
薬学教育モデルコアカリキュラムE-2(4)「呼吸器系・消化器系の疾患と薬」のうち、消化器系疾患の薬物・病態・治療
同E-2(5)「代謝系・内分泌系の疾患と薬」のうち、代謝系疾患及び副甲状腺機能異常症の薬物、病態、治療
同E-2(2)「免役・炎症・アレルギーおよび骨・関節の疾患と薬」の内うち、骨・関節・カルシウム代謝疾患の薬物、病態、治療
なお、本講義は、人体構造学・機能学(1年後期)、生理学1,2(2年前・後期)、病態検査学(2年後期)、基礎薬理学(2年後期)と関連する。
オフィスアワー:金 16:30〜18:00 場所:21-0402
実務経験なし