徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医薬品情報学 Drug Information

科目番号14458担当教員名四宮 一昭単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次24カリ4年
授業概要
医療機関、薬局での調剤業務・DI業務を理解することで、チーム医療において薬剤師が主体的に薬物療法に参画するための基礎的な知識を修得する。また、臨床研究成果や治療ガイドライン等の科学的根拠に基づく医薬品情報の評価を行い、より効果的な薬物治療のための基礎的な知識を修得する。
到達目標
医療、保健、介護、福祉におけるビッグデータの活用状況を把握し、データの特徴と留意点について理解を深め、特徴と留意点を踏まえた活用方法を立案し、医療環境に応じて医薬品の情報源や情報媒体を把握し、利用して網羅的かつ最新の医薬品情報を収集できる。また、医療機関や患者集団への情報の適合性や必要性を考慮し、拡大しつつある調剤の概念を踏まえて、多種多様な現場で対応できるようになるために、科学的根拠に基づく薬剤師業務に関する基本的事項を習得する。
[DP2:専門的知識, DP3:情報・科学技術活用能力, DP5:科学的探究力]
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】医薬品情報学の基礎とインターネット等を利用した代表的な医薬品情報の収集・検索方法について学ぶ。B-5-3 (3)、D-3-2 (1),(3)、D-3-4 (1)、D-3-5 (5)、F-3-2 (3),(5)~(7)講義、インターネットを活用して医薬品情報検索の演習を行うキーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【2】・皮下注射、筋肉内注射、静脈内注射、点滴等の基本的な手技について学ぶ。・注射剤混合業務、無菌操作の基本的な手技について学ぶ。D-3-2 (1),(3)、F-1-1 (5),(10),(13)講義キーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【3】・代表的な輸液と注射薬の配合変化について学ぶ。・代表的な輸液の種類と適応について学ぶ。D-3-2 (1),(3)、F-1-1 (5),(10),(13)講義キーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【4】・患者の栄養状態や体液量、電解質の過不足などの評価方法について学ぶ。D-3-2 (1),(3)、F-1-1 (5),(10),(13)講義キーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【5】代表的な臨床研究法およびEBMの基本的概念と実践のプロセスについて学ぶ。B-5-1 (1),(2)、B-5-3 (1),(2)、D-3-3 (1)~(4)、D-3-4 (1),(2),(4),(5)、F-1-1 (13),(14)、F-3-2 (4)~(7)講義キーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【6】代表的な臨床研究法およびEBM、治療ガイドラインの活用について学ぶ。D-3-3 (1)~(4)、D-3-4 (1),(2),(4),(5)、F-1-1 (13),(14)、F-3-2 (4)~(7)講義キーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【7】代表的な疾患(高血圧)の診療・治療ガイドラインの理解と活用方法について学ぶ。F-1-1 (13),(14)、F-3-2 (4)~(7)講義キーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【8】代表的な疾患(潰瘍性大腸炎)の重症度等に応じた科学的根拠に基づいた処方設計について学ぶ。B-5-1 (1),(2)、B-5-3 (1)~(3)、D-3-5 (1),(5)、F-1-1 (4),(5),(10),(11),(13),(14)、F-3-2 (1)~(7)講義キーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【9】代表的な疾患(クローン病)の重症度等に応じた科学的根拠に基づいた処方設計について学ぶ。B-5-1 (1),(2)、B-5-3 (1)~(3)、D-3-5 (1),(5)、F-1-1 (4),(5),(10),(11),(13),(14)、F-3-2 (1)~(7)講義キーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【10】・臨床研究について実例より学ぶ(基礎編)。B-5-2 (2)~(5)、D-3-4 (1),(2),(4),(5)、F-1-1 (4),(5),(10),(11),(13),(14)、F-3-2 (1)~(7)、F-5-1 (11)講義キーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【11】・臨床研究について実例より学ぶ(応用編)。D-3-4 (1),(2),(4),(5)、F-1-1 (4),(5),(10),(11),(13),(14)、F-3-2 (1)~(7)、F-5-1 (11)講義キーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【12】・代表的な医療に関するビッグデータの活用例より学ぶ。B-5-1 (1),(2)、B-5-2 (2)~(5)、B-5-3 (1)~(3)、D-3-4 (1),(2),(4),(5)、F-3-2 (4)講義、代表的な医療に関するビッグデータを活用した演習を行うキーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【13】・代表的な医療に関するビッグデータを活用した解決策を提案する。B-5-2 (2)~(5)、B-5-3 (1)~(3)、F-3-2 (1)~(7)、F-5-1 (11)講義、代表的な医療に関するビッグデータを活用した演習を行うキーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【14】・臨床研究におけるバイアス、交絡、効果指標について学ぶ。D-3-3 (1)~(4)、D-3-4 (1),(2),(4),(5)講義キーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
【15】・臨床研究における交絡への対処法および臨床研究成果の批判的吟味について学ぶ。D-3-3 (1)~(4)、D-3-4 (1),(2),(4),(5)、F-1-1 (4),(5),(10)、F-3-2 (1),(6)、F-5-1 (11)講義キーワードについて事前調査 (予習)をすること(60分)。また,講義で概説する内容について復習すること (60分)
評価方法
筆記試験(90%)、レポート(10%)。
レポートはルーブリック評価により行う。ルーブリック評価表についてはレポート課題提示日に開示する。
【解説・講評等の開示方法】筆記試験・レポートの解説・講評については個別に実施するため、各自、四宮教員室へ来てください。
教科書
指定しない(随時、授業資料を配布する。)
参考図書
スタンダード薬学シリーズ2・ 医療薬学「薬物治療に役立つ情報」(東京化学同人)
備考
この授業は本授業前の調剤学、同時期開講の実践薬学、実務実習事前教育1、および本授業後の医療リスクマネージメント、実務実習事前教育2の内容と関連する。

【対応コアカリキュラム学修目標】
B-5-1 保健医療統計 2)、B-5-2 デジタル技術・データサイエンス 3)、B-5-3 アウトカムの可視化 1),2)、D-3-2 医薬品情報の情報源と収集 1),4),5),7),8)、D-3-3 医薬品情報の解析と評価 1)~4)、D-3-4 医薬品情報の応用と創生 1)~3)、D-3-5 患者情報 1)~3),5)、F-1-1 薬物治療の個別最適化 7),10)、F-3-2 医薬品情報の管理と活用 1)~3),5)、F-5-1 医療・福祉・公衆衛生の現場で活動するための基本姿勢 5),6)

【DP配分】 DP2:1.1  DP3:0.3  DP5:0.1
薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を配分
(DP1〜7の合計が科目の単位数となる)

【担当教員】四宮一昭、畠山 大、堀ノ内裕也
【オフィスアワー(四宮)】月・火曜日17:00-18:00, 場所:教員居室
【実務経験(四宮)】病院薬剤師(5年間)、保険薬局薬剤師(2年9ヶ月間)
【科目ナンバー】1HPS403S