徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    幼児と表現

科目番号14585担当教員名疋田 弘子単位2単位
科目群一般必修・選択必修開講期前期 対象年次3年
授業概要
幼児の音楽表現について理解し、様々な表現教材に触れ、教育・保育の実践に活かす判断力や応用力を身に付けるために、理論と実践を併せて学んでいく。また、グループディスカッションやグループ活動を多く設定し、共同的、探究的に学ぶ実体験を基に分析しながら、幼児の音楽表現についての理解を深める。
到達目標
【知識】領域「表現」のねらいと音楽表現の理解。
【態度】音楽表現の知識と技法を知り、幼児の表現活動に展開することができる。
【技能】学生自身の表現活動を振り返り、幼児の表現活動を促す環境や教材について工夫し、音楽表現に関する保育を構想    する事ができる。
【思考・判断】領域「音楽」のねらいや内容をふまえて指導計画を作成し、模擬保育が実践できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】授業ガイダンス 領域「表現」と音楽表現の理解
「幼稚園教育要領」に示される「育みたい資質・能力」、及び領域「表現」における音楽表現の取り扱いや歴史的変遷について理解する。
講義 (復習)授業で配布した授業内容のプリントを読んで、整理をする(0.5H)
(予習)授業内で配布した次回授業のプリントを読む(0.5H)
【2】乳幼児の音楽表現の発達及び小学校音楽科教育との連続性。「乳幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」における音楽表現のあり方と小学校音楽科教育の学びの連続性について理解を深める。講義・演習 (復習)授業で配布した授業内容のプリントを読んで、整理する(0.5H)
(予習)授業で配布した次回の授業内容について調べてくる(0.5H)
【3】「歌唱・声を中心とした表現活動1」基本的発声方法を理解し、保育者としての自身の声を自覚し、子どもの声の発達を考える。また、言葉との関連から表現手段としての「声」の在り方を理解する。子どもの成長をふまえて手遊びやリズム遊びを数多く経験する。また、これらの遊びのおもしろさがどこにあるか音楽的要因を探り発展させる。講義・演習・実技(復習)授業内で歌った歌を歌う(0.5H)
(予習)次回授業で取り上げる歌を歌えるようにする(0.5H)
【4】「歌唱・声を中心とした表現活動2」子どもの歌から園生活・行事・季節等の歌を中心に歌唱する中で、子どもの歌唱表現について考える。言葉や楽曲理解の上に立った、表現豊かな歌唱表現や子どもの歌声を引き出す歌唱法を学ぶ。講義・演習・実技(復習)授業内で歌った曲を暗譜で歌えるようにする(0.5H)
(予習)身体表現を伴う音楽遊びについてのプリントを読む(0.5H)
【5】「身体表現を伴う音楽遊び1」身体そのものが楽器となる音楽表現と身体の動きによって音楽を表現することを理解する。リトミックにおける3つの柱「リズム」「ソルフェージュ」「即興的活動」を理解・実践する。講義・演習・実技(復習)授業内で学んだことを整理し疑問に思ったことを書く(0.5H)
(予習)授業で取り上げた曲を発表できるように準備する(0.5H)
【6】「身体表現を伴う音楽遊び2」幼稚園現場で子どもたちに活用できる「リズム創作」「遊び歌」を創作し、発表し相互評価する。講義・演習・実技(復習)各自が発表した内容を整理し感想を書く(0.5H)
(復習)授業内で配った楽器についてのプリントを読む(0.5H)
【7】「楽器遊びを中心とした表現活動1」音を聴いたり、奏法を追求しながら即興演奏やアンサンブルを楽しむ楽器遊びの枠組みを理解し、グループでの表現活動を相互評価する。講義・演習・実技 (復習)グループで選択した楽器を使ってアンサンブルの練習(0.5H)
(予習)各グループが発表した楽器アンサンブルについてレポートを書く(0.5H)各自絵本を1冊ずつ選んで授業に持ってくる用意をする
【8】「絵本と音楽の総合的表現1」子どもにとって身近な絵本と音楽との関連性を理解し、絵本を基にどのような音楽表現を引き出すことができるか実践的に学ぶ。講義・演習・実技(復習)各自がどんな絵本を持ってきてどんな展開をしたかまとめる(0.5H)
(予習)グループを作り、絵本を選び、絵本を基にどのような音楽表現ができるか考える。
【9】「絵本と音楽の総合的表現・発表2」グループで選んだ絵本と音楽の関連を活かし、作り上げた表現について」理解しあう。講義・演習・実技(復習)各グループの発表の感想を書く(0.5H)
(予習)指導案について調べてくる(0.5H)
【10】「音楽表現の観点での指導案の作成1」音楽表現のねらいと考え方及び指導方法を学ぶ。講義・演習・実技 (復習)指導案を作成する(0.5H)
(予習)指導案を作成する(0.5H)
【11】「音楽表現の観点での指導案の作成2」音楽表現のねらいと考え方を理解し、実際に指導案を作成する。講義・演習・実技 (復習)グループで指導案を作成し練習(1H)
(予習)グループで模擬保育の準備(1H)
【12】「模擬保育1]
歌唱を中心とした指導案に沿った模擬保育を実践し、相互評価しあう。
講義・演習・実技 (復習)発表についての感想を書く(1H)
(予習)グループでの模擬保育の準備(1H)
【13】「模擬保育2」
リズム遊びを中心とした指導案に沿った模擬保育を実践し、相互評価しあう。
講義・演習・実技 (復習)発表についての感想を書く(1H)
(予習)グループでの模擬保育の準備(1h)
【14】「模擬保育3」
楽器を中心とした指導案に沿った模擬保育を実践し、相互評価しあう。
講義・演習 (復習)発表についての感想を書く(1H)
(予習)これまで授業で配布したプリントの整理とまとめ(1H)
【15】授業まとめ
幼稚園現場における表現活動の保育者としての役割を認識する。
講義・演習(復習)これまでの授業のm内容をまとめたレポートを書く(1H)
評価方法
筆記試験(50%)レポート(10%)グループ発表(20%)実技点(10%)提出物(10%)
定期試験・随時の試験に対する回答、レポートに対する解説・講評等をグーグルクラスルームや授業内で行う。
教科書
幼稚園教育要領、保育所保育指針 幼保連携型認定こども園教育・保育要領
参考図書
子どものための音楽表現技術
備考
オフィスアワー月曜日13:30〜14:30 疋田研究室
科目ナンバー9CEE565L
実務経験
平成2年 4月〜平成30年3月 徳島文理大学音楽学部非常勤講師(声楽)
平成6年 4月〜平成21年3月 徳島県立名西高等学校芸術科講師(声楽)
平成18年4月〜平成19年3月 国立大学法人徳島大学総合化学部非常勤講師(声楽)
平成3年 4月〜平成 6年4月 徳島少年少女合唱団副指揮者、ヴォイストレーナー