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	徳島文理大学短期大学部

【科目名】生体機能代行技術学

科目番号	20089	担当教員名	氏原　友三郎	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	前期	対象年次	2年

授業概要
臨床工学に必要な生体機能代行装置および技術を体系的に学ぶ概論である。生体機能代行技術学は，生体機能の中でも特に臨床工学と関係の深い心肺機能，呼吸機能，血液浄化機能についての基礎知識を講述すると共に，各テーマの機能代行装置の原理や機能について概説する。授業では，呼吸・循環・代謝の生体機能と代行技術で用いられる医用工学の基礎知識を養う。
到達目標
知識・理解の観点：呼吸・循環・代謝の生体機能を理解し,説明することができる。呼吸・循環・代謝の生体機能代行装置における原理・機能を理解し,説明することができる。生体機能代行装置を扱う臨床工学技士としての役割を理解し,説明することができる。本科目における基礎知識を基に各論に対する学習目標を明確に設定することができる。関心・意欲の観点：臨床工学に必要な生体機能代行装置類および技術を体系的に修得する意欲を強く持つ。表現の観点：臨床工学に基づく生体機能代行装置類の原理や機能・操作方法について基本的な論理や知識を表現できる。思考・判断の観点：臨床工学に必要な生体機能代行装置類および技術に関し,体系的に思考し体系的に判断できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	ガイダンス	講義	（復習）復習ノート作成
【2】	（総論①）生体機能・生体機能不全・生体機能代行	講義	（予習）教科書P27-38,42-45熟読（復習）復習ノート作成
【3】	（総論②）臨床工学技士と生体機能代行装置	講義	（予習）教科書P283-284熟読（復習）復習ノート作成
【4】	（循環①）生体における循環の仕組みと機能不全	講義	（予習）心血管系の構造と機能について（復習）復習ノート作成
【5】	（循環②）生体機能代行装置の原理（人工心肺装置）	講義	（予習）教科書P285-293熟読（復習）復習ノート作成
【6】	（循環③）操作技術の特殊性と危険性（循環業務）	講義	（予習）医療事故・トラブルの調査[別途指示] （復習）復習ノート作成
【7】	（循環④）臨床工学技士の役割（循環業務）	講義	（予習）役割とやりがいについて考察[別途指示] （復習）復習ノート作成
【8】	（呼吸①）生体における呼吸の仕組みと機能不全	講義	（予習）呼吸器の構造と機能について（復習）復習ノート作成
【9】	（呼吸②）生体機能代行装置の原理（人工呼吸器）	講義	（予習）教科書P309-315熟読（復習）復習ノート作成
【10】	（呼吸③）操作技術の特殊性と危険性（呼吸管理業務）	講義	（予習）医療事故・トラブルの調査[別途指示] （復習）復習ノート作成
【11】	（呼吸④）臨床工学技士の役割（呼吸管理業務）	講義	（予習）役割とやりがいについて考察[別途指示] （復習）復習ノート作成
【12】	（代謝①）生体における代謝の仕組みと機能不全	講義	（予習）腎・泌尿器の構造と機能について（復習）復習ノート作成
【13】	（代謝②）生体機能代行装置の原理（血液浄化装置）	講義	（予習）教科書P345-352 （復習）復習ノート作成
【14】	（代謝③）操作技術の特殊性と危険性（血液浄化業務）	講義	（予習）医療事故・トラブルの調査[別途指示] （復習）復習ノート作成
【15】	（代謝④）臨床工学技士の役割（血液浄化業務）	講義	（予習）役割とやりがいについて考察[別途指示] （復習）復習ノート作成

評価方法
試験70％、その他30％[受講態度、提出物、口頭試問、小テスト、レポートなど]で総合評価し、60％以上を合格とする。
教科書
小野哲章・峰島三千男・堀川宗之・渡辺敏「臨床工学技士標準テキスト第2版」金原出版株式会社ISBN978-4-307-77168-9　定価6,800円
参考図書
日本生体医工学会ME技術教育委員会監修「MEの基礎知識と安全管理（改訂第5版）」南江堂　ISBN978-4-524-24361-7 定価6800

備考
毎回の授業に対する予習および復習を充実させることが重要である。オフィスアワー：研究室前に掲示