徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    薬理学2(Pharmacology 2)

科目番号20400担当教員名栗生 俊彦単位1.5単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次2年
授業概要
薬理学では、薬物が生体と相互作用して効果を発揮する仕組み、つまり薬物の作用機序を理解するため講義形式を中心に授業をおこなう。また特定の課題について自主的な調査、報告も実施し、その後の解説によって理解を深める。
到達目標
薬理学では、薬物と生体の相互作用の様式を把握し、薬物の作用機序を理解し、疾病治療における薬の役割に関する知識を深める。とくに薬理学2では、中枢神経系に作用する薬として精神神経疾患(不安・うつ病・統合失調症・てんかん・パーキンソン病・アルツハイマー病など)の治療薬、オータコイド・炎症・アレルギーとその関連薬、呼吸器系に作用する薬物、ホルモンと薬物について理解する。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】序論;神経伝達物質からみた中枢神経の組織構造講義と質疑配布プリントを用いた復習
【2】目標;精神疾患(統合失調症)の治療薬を挙げ、その薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)1-5講義と質疑配布プリントを用いた復習テキスト(p.130〜134)を読む
【3】目標;精神疾患(不安症、うつ病)の治療薬を挙げ、その薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)1-5講義と質疑配布プリントを用いた復習テキスト(p.135〜145)を読む
【4】目標;中枢神経疾患(パーキンソン病)の治療薬を挙げ、その薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)1-4講義と質疑配布プリントを用いた復習テキスト(p.145〜153)を読む
【5】目標;中枢神経疾患(てんかん、アルツハイマー病)の治療薬を挙げ、その薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)1-4講義と質疑配布プリントを用いた復習テキスト(p.153〜165)を読む
【6】目標;主な生理活性アミン・ペプチド及び一酸化窒素の生合成と作用について説明できる。C9(5)2-4, 5, 6講義と質疑教科書8章の該当範囲を読む。
【7】目標;エイコサノイドの生合成と作用について説明できる。C9(5)2-1, 2, 3講義と質疑教科書8章の該当範囲を読む。
【8】目標;アレルギー治療薬を挙げ、その薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(3)6-3講義と質疑教科書10章の該当範囲を読む。
【9】目標;炎症治療薬と慢性関節リウマチ治療薬を挙げ、その薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(3)6-1, 2講義と質疑教科書11章の該当範囲を読む。
【10】目標;呼吸興奮薬を挙げ、その薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)5-1講義と質疑教科書7章の該当範囲を読む。
【11】目標;鎮咳・去痰薬を挙げ、その薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)5-2講義と質疑教科書7章の該当範囲を読む。
【12】目標;気管支拡張薬・気管支ぜん息治療薬を挙げ、その薬理作用・機序・副作用について説明できる。C13(2)5-3講義と質疑教科書7章の該当範囲を読む。
【13】目標;ホルモンの分泌異常に用いられる代表的治療薬の薬理作用とその機序、主な副作用について説明できる。C13-(3)-1-1講義と質疑予習はいらないが、ホルモンに関連した図書を読む。よく復習すること。
【14】目標;代表的な糖質コルチコイド代用薬の薬理作用とその機序、主な副作用および糖尿病の病態と治療薬について説明できる。C13-(3)-1-2講義と質疑副腎皮質ホルモンや糖尿病に関連した図書を読む。よく復習すること。
【15】目標;代表的な性ホルモン代用薬および拮抗薬の薬理作用とその機序、主な副作用について説明できる。C13-(3)-1-3講義と質疑ホルモン関連疾患や腫瘍に関連した図書を読む。よく復習すること。
評価方法
定期試験(90%)および課題レポート(10%)により評価する。
教科書
新薬理学テキスト(第3版), 佐藤進(編集) 廣川書店, ISBN-978-4-567-49493-9
参考図書
NEW薬理学(改訂第6版), 田中千賀子・加藤隆一(編集), 南山堂, ISBN-978-4-524-26088-1
パートナー薬理学(改訂第2版),重信弘毅(監修)・石井邦雄・栗原純一(編集),南江堂, ISBN-978-4-524-40297-7
コンパス薬理学, 櫻田司(編集), 南江堂, ISBN-978-4-524-40268-7
備考
1〜5得丸・6〜12栗生・13〜15鴻海が担当