徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    漢文学演習(旧カリ 中国文学演習)

科目番号20424担当教員名下田 祐輔単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期通年 対象年次3年
授業概要
良寛の漢詩を読んでいく。本詩集の巻末の詩に「我が詩はこれ詩に非ず」と述べるようにその詩は独自の見地から作られていったものであり、あたかも宮沢賢治が『春と修羅』を詩集ではなく「心象スケッチ」だと強調しているのに似ている。詩の表現の下地となっている『論語』『荘子』『老子』等の中国古典思想書、『文選』『唐詩選』『三体詩』『寒山詩』等の詩集、『無門関』『碧巌録』『永平広録』『禅林句集』等の禅籍等を渉猟しつつ、一篇一篇の詩を深く読み込んでいく。
到達目標
詩作品の解釈の方法を習得し、内容の理解を深め、その表現意図を追究できるようになること。
 
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】はじめに 講義配付資料を熟読玩味して講義内容の理解に努めるとともに、疑問点等について調べ、更に知見を拡げる。
【2】良寛の生涯と文学活動講義配付資料を熟読玩味して講義内容の理解に努めるとともに、疑問点等について調べ、更に知見を拡げる。
【3】良寛詩演習1「索索五合庵」演習配付資料を熟読玩味して講義内容の理解に努めるとともに、疑問点等について調べ、更に知見を拡げる。
【4】良寛詩演習2「担薪下翠岑」演習配付資料を熟読玩味して講義内容の理解に努めるとともに、疑問点等について調べ、更に知見を拡げる。
【5】良寛詩演習3「生涯懶立身」演習配付資料を熟読玩味して講義内容の理解に努めるとともに、疑問点等について調べ、更に知見を拡げる。
【6】良寛詩演習4「我与筆硯有何縁」演習配付資料を熟読玩味して講義内容の理解に努めるとともに、疑問点等について調べ、更に知見を拡げる。
【7】良寛詩演習5「十字街頭乞食了」演習配付資料を熟読玩味して講義内容の理解に努めるとともに、疑問点等について調べ、更に知見を拡げる。
【8】良寛詩演習6「袖裏毬子直千金」演習配付資料を熟読玩味して講義内容の理解に努めるとともに、疑問点等について調べ、更に知見を拡げる。
【9】良寛詩演習7「看花到田面庵」演習配付資料を熟読玩味して講義内容の理解に努めるとともに、疑問点等について調べ、更に知見を拡げる。
【10】良寛詩演習8「悩乱風光殊未休(行春)」演習『草堂集』有題詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【11】良寛詩演習9「大江茫茫春将暮」演習『草堂集』有題詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【12】良寛詩演習10「啼鳥如砕華狼藉」演習『草堂集』有題詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【13】良寛詩演習11「対君君不語」演習『草堂集』有題詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【14】良寛詩演習12「間庭百花発」演習『草堂集』有題詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【15】良寛詩演習13「正月十六日夜」演習『草堂集』有題詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【16】良寛詩演習14「弔子陽先生墓」演習『草堂集』有題詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【17】良寛詩演習15「聞左一順世」演習『草堂集』有題詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【18】良寛詩演習16「旅夜聞沙鶏」演習『草堂集』有題詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【19】良寛詩演習17「余家有竹林」演習『草堂集』有題詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【20】良寛詩演習18「尋思少年日」演習『草堂集』雑詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【21】良寛詩演習19「伊昔東家女」演習『草堂集』雑詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【22】良寛詩演習20「流年不暫止」演習『草堂集』雑詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【23】良寛詩演習21「世有多事人」演習『草堂集』雑詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【24】良寛詩演習22「虫鳴正喓喓」演習『草堂集』雑詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【25】良寛詩演習23「鳶巣喬木顚」演習『草堂集』雑詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【26】良寛詩演習24「花無心招蝶」演習『草堂集』雑詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【27】良寛詩演習25「寛政甲子夏」26「地震後作」演習『草堂集』雑詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【28】良寛詩演習27「円通寺」28「落髪」演習『草堂集』雑詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【29】良寛詩演習29「我有一張琴」演習『草堂集』雑詩の部所収の対象作品について、必要な文献を繙きつつ、作品解釈を進めていく。
【30】良寛詩演習30「草庵雪夜作」  まとめ演習これまで解釈し来ったことを踏まえ、自撰『草堂集』の真価を考察する。
評価方法
平常点、演習への取り組み、学期末試験等により評価する。
教科書
『良寛の名詩選』谷川敏朗著(考古堂書店 1,500円+税)
参考図書
授業時に指示する。
備考