徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    日本文学特講Ｃ��

科目番号30010担当教員名上田　穂積単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1年〜
授業概要
本年度も引き続いて柳田國男の「遠野物語」を取り上げ、そのテクストとしての「遠野物語」／書物としての「遠野物語」について考究する。ある書き手によって織りなされたテクストが意味を持ち、理解されるためには〈書物〉という形を整え、〈商品〉として流通しなければならない。さらに消費者としての〈読者〉によって購入されなければならない。〈読者〉がテクストを〈読む〉ためには大方こうした経緯が存在しているのだ。柳田國男の「遠野物語」はこうした書き手ー出版ー読書の実態をある意味で見事に照射している。この〈書物〉が出版されてから１０６年の歳月が流れたわけだが、日本民俗学の濫觴とも言われているこのテクストを〈読む〉意味は、まさに今ーこの時にあると考えている。
到達目標
本講義の到達目標は、この考究を通して、さまざまに交錯する学際的実態を体験し、モノの背景に存在する本質に近づくためのノウハウを身に付けることである。ひとりの研究者としての研究能力の向上が図られることになる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】柳田國男（1）講義。柳田國男の思想等について考究する。赤坂憲雄の著作を読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【2】柳田國男（2）柳田國男の思想等について考究する。赤坂憲雄の著作を読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【3】柳田國男（3）柳田國男の思想等について考究する。赤坂憲雄の著作を読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【4】柳田國男（4）柳田國男の思想等について考究する。赤坂憲雄の著作を読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【5】書物としての「遠野物語」（１）書物としての『遠野物語』ついて考究する。石井正巳の著作を読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【6】書物としての「遠野物語」（２）書物としての『遠野物語』ついて考究する。石井正巳の著作を読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【7】書物としての「遠野物語」（３）書物としての『遠野物語』ついて考究する。石井正巳の著作を読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【8】書物としての「遠野物語」（４）書物としての『遠野物語』ついて考究する。石井正巳の著作を読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【9】テクストとしての「遠野物語」（１）『遠野物語』のテクスト分析を行う。柳田國男『故郷七十年』を読了のこと。その他、田山花袋・国木田独歩。徳田秋声のテクストを読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【10】テクストとしての「遠野物語」（２）『遠野物語』のテクスト分析を行う。柳田國男『故郷七十年』を読了のこと。その他、田山花袋・国木田独歩。徳田秋声のテクストを読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【11】テクストとしての「遠野物語」（３）『遠野物語』のテクスト分析を行う。柳田國男『故郷七十年』を読了のこと。その他、田山花袋・国木田独歩。徳田秋声のテクストを読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【12】テクストとしての「遠野物語」（４）『遠野物語』のテクスト分析を行う。柳田國男『故郷七十年』を読了のこと。その他、田山花袋・国木田独歩。徳田秋声のテクストを読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【13】テクストとしての「遠野物語」（５）『遠野物語』のテクスト分析を行う。柳田國男『故郷七十年』を読了のこと。その他、田山花袋・国木田独歩。徳田秋声のテクストを読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【14】テクストとしての「遠野物語」（６）『遠野物語』のテクスト分析を行う。柳田國男『故郷七十年』を読了のこと。その他、田山花袋・国木田独歩。徳田秋声のテクストを読んでおくこと。レポートの作成準備をしておく。
【15】まとめ『遠野物語』のテクスト分析を行う。レポートの作成準備をしておく。
評価方法
レポート。学術的価値のある論理的・実証的論文であり、単なる授業感想文ないので要注意のこと。それから授業に際しては参考文献の読了を常に求め、講義冒頭で指示した文献についてコメントおよび発表を課すことがある。
教科書
プリントを適宜配布するのが原則だが、必要文献は各自購入のこと。
参考図書
備考
授業の進捗状況その他の問題において補講が実施される可能性があることを予め承知しておくこと。金曜日５講時がオフィスアワー。