徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生理学��

科目番号30084担当教員名池原　敏孝単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次１年
授業概要
[授業概要]生理学は、疾病の成り立ちを理解し、健康の保持･増進を図る上で、最も専門的であり基礎知識となるものであり、また理学療法士にとって重要な学問の一つである。講義では、血液・体液をはじめ、消化器系、循環器系、泌尿器系等の植物性機能全般にわたり、講義を行う。また各単元終了時には理解度を深めるため、小テストを実施する。
到達目標
[到達目標]病院実習や卒業時に受験する国家試験で必要な基礎医学知識の1科目であるため、丸覚えではなく、自分の体、経験などを通じて、生理学の知識を正しく理解し記憶を継続させる。このようにして努力して会得した知識は自分自身のものになる。このことは、自分に自信をつけさせ、何事にも意欲的に行動できるようになり、理学療法士国家試験にも容易に合格できるであろう。また、その後に生理学が必要とされる専門科目の理解速度がアップする。その結果として、生涯にわたり、日進月歩変化する医療に対しても、理学療法士として新しい技能の獲得や思考が容易になる
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】生理学とは　生理学の基本知識をピックアップして、質疑応答を行い、生物学、生理学の基本的な知識を答えさせる。一斉講義方式, 生理学の基本知識について質疑応答【予習】教科書を読んで、生理学とはどのような教科であるかを予習すること（30分）。
【復習】また、授業で習ったところをノートのまとめ復習する。次の授業で確認の質問をします（30分）。
【2】血液の作用（１）赤血球、白血球、血小板等について一斉講義方式,　質疑応答【予習】血液どのようなものか、成分等について調べること（30分）。。
【復習】授業で習ったところをノートのまとめ復習する。次の授業で確認の質問をします（30分）。
【3】血液の作用（２）血漿、血液型、血液凝固、免疫等について一斉講義方式,　質疑応答【予習】血液についてどのような働きがあるのかを調べること（30分）。。【復習】血液成分、血液の機能等についてノートにまとめること（30分）。
【4】体液　体液の組成、pH調節機構、水分の出納等等について一斉講義方式,　質疑応答【予習】体液とは何か、教科書を血液とどのように異なるのかについて調べること（30分）。
【復習】血液についての追加事項と体液についてまとめて、小テストに備え、勉強すること（30分）。
【5】呼吸（１）呼吸器の構造、呼吸運動のしくみ、肺容量曲線等について小テスト（血液の作用）　　一斉講義方式,　質疑応答　。【予習】肺の構造名称その働きについて教科書を読んでくること（30分）。
【復習】肺における呼吸運動についてまとめる（30分）。
【6】呼吸（２）肺におけるガス（酸素、二酸化炭素）交換、ガスの体内運搬等について一斉講義方式,　質疑応答　【予習】スパイロメーターによる各肺気量の測定,肺におけるガス交換について教科書を読んでくること（30分）。
【復習】呼吸で習ったところをまとめる（30分）。
【7】呼吸（３）呼吸運動の調節等について一斉講義方式,　質疑応答【予習】酸素および二酸化炭素の運搬について勉強してくること（30分）。
【復習】血液についての追加事項と体液についてまとめて、小テストに備え、勉強すること（30分）。。
【8】循環と心臓の働き（１）心臓の構造、刺激伝導系（心臓収縮の自動性のしくみ）等について小テスト（呼吸）　　一斉講義方式,　質疑応答【予習】循環とは何か、心臓の働きについて教科書を読んでまとめてくること（30分）。
【復習】心臓の構造、刺激伝導系などについてまとめる（30分）。
【9】循環と心臓の働き（２）心電図、血液循環のいろいろ、心臓の働き等について一斉講義方式,　質疑応答予習】心電図の誘導法、解析について教科書を読んでくること心臓の神経支配について勉強してくること【復習】心臓のポンプ作用についてまとめる（30分）。
【10】循環と心臓の働き（３）循環機能の調節、血圧のしくみ等について一斉講義方式,　質疑応答【予習】消化・吸収とは何かについて教科書を読んでまとめてくること（30分）。
【復習】循環と心臓についての追加事項についてまとめ、小テストに備え、勉強すること（30分）。
【11】食物の消化・吸収（１）口腔から食道および胃の機能（運動、消化酵素、消化器ホルモン等について小テスト（循環と心臓の働き）一斉講義方式,　質疑応答【予習】口腔から胃の消化機構について調べること
【復習】口腔内〜食道の消化機構についてまとめる。
【12】食物の消化・吸収（２）胃、十二指腸、膵臓の機能、消化酵素、ホルモン等について一斉講義方式,　質疑応答【予習】小腸〜十二指腸の消化機構について調べること
【復習】今日の講義内容についてまとめる。
【13】食物の消化・吸収（３）消化管機能の調節機構、大腸、排便等一斉講義方式,　質疑応答【予習】小腸〜大腸の消化・吸収機構および排便機構について勉強してくること
【復習】今日の講義内容についてまとめる。消化・吸収機構および排便機構についてまとめ、小テストに備え、勉強すること。
【14】尿の生成と排泄（１）腎臓の構造、再吸収機構等について小テスト（食物の消化・吸収）一斉講義方式,　質疑応答【予習】腎臓の構造、尿生成機構について教科書を読んで勉強すること（30分）。【復習】今日の講義内容についてまとめること。腎臓機能について小テストをするので、勉強すること（30分）。。
【15】尿の生成と排泄（２）腎機構のの調節機構、クリアランス等について一斉講義方式,　質疑応答　前期のまとめと前期試験への対策【予習】腎臓のクリアランスについて勉強してくること（30分）。【復習】前期範囲のまとめを確認する（30分）。前期試験の準備
評価方法
筆記試験(90%)と平常点(10%)により評価する。筆記試験は、期末テスト(35%)、中間テスト(35%)、数回の小テスト(20%)から構成される。平常点は、出席状況や講義中の態度、質問に対する応答等により評価する。
教科書
人体生理学の基礎　改定第２版（池原、勢井、田中編）（医学出版社）3,600円
参考図書
解剖生理学（人体の構造と機能）河田、三木編著（講談社サイエンティフィク）2600円
ギャノング生理学　岡田泰伸監訳　丸善出版　10000円
トートラ解剖学　　小沢一史監訳　丸善　
備考
意欲を持って積極的に各講義の予習および復習は必ず行い、自分の知識とし、社会に貢献することを目的とすること。
オフィースタイム：毎週月曜日2時限目　14：50〜16：20