徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    有機化学 薬学専門研究(Research in Organic Chemistry)

科目番号30117担当教員名富永 昌英単位12単位
科目群専門必修・選択必修開講期通年 対象年次1,2,3,4
授業概要
【専門領域分野】医薬品開発・高度医療分野
【授業概要】新しい有機化合物分子を設計、合成し、その構造解析および機能解析を行う。対象とする研究は、有機巨大分子を用いたナノ構造の構築や環状化合物を基本骨格とした分子認識分子の合成およびその機能解明である。分子の構造と物理化学的性質をもとに、さまざまな物性をもつ分子を創り出し、くすりを設計する際の基礎的なデータを集める。この一連の課題を通じて、創薬設計の論理性や化学・物理的性質、薬理活性などの解析研究に関する能力、およびこの課程の中でおきる様々な問題解決能力を修得する。
到達目標
上記の内容に関連した研究を通じて、有機化合物である薬物分子を立体的に捉え、その立体構造と薬理活性との関連をイメージするという、薬剤師としても研究者としても重要なセンスを修得する。また、薬は使い方を間違えると毒物にも危険物にもなるが、ここでは有機化合物としての薬物の安全な取扱い方を体得する。また卒業研究に真剣に取り組みことで、プレゼンテーション能力も含めたオンリーワンの技能を身につける。この課程で種々の問題を迅速に解決する能力のある人材を養成する。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】有機分子群の合成:環状・かご型分子の合成に関する研究本科目は研究指導を主体としている。 
【2】有機分子群の合成:スルホンアミド基を有する分子群の合成に関する研究本科目は研究指導を主体としている。 
【3】有機分子群の合成:芳香族第三級アミドを有する分子群の合成に関する研究本科目は研究指導を主体としている。 
【4】有機分子群の合成:上記の分子群からなる金属錯体の合成に関する研究本科目は研究指導を主体としている。 
【5】多形制御と構造解析:結晶化スクリーニング本科目は研究指導を主体としている。 
【6】多形制御と構造解析:単結晶X線構造解析本科目は研究指導を主体としている。 
【7】化学、物理的性質と機能化:DSC, TGA, XRDによる構造解析本科目は研究指導を主体としている。 
【8】化学、物理的性質と機能化:キラリティを持つ分子のみを効率的に合成する手法の開発本科目は研究指導を主体としている。 
評価方法
発表・討論・学会発表・英語論文作成と発表(60%)および研究態度(40%)
教科書
適宜、関連文献および装置操作マニュアル等。
参考図書
適宜、関連文献および装置操作マニュアル等。
備考
有機化学講座に配属される大学院生は本演習科目を取得することが必須となる。博士(薬学)の学位取得には、本薬学専門研究に基づき1報以上の論文(英文)の学会誌等(査読付)への発表が必要となる。
【オフィス・アワー】16時〜18時、それ以外にも適宜、香川薬学研究棟3階有機化学講座