徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    臨床薬理学 (Clinical Pharmacology)

科目番号30124担当教員名伊藤 康一単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次3年
授業概要
解剖学、生理学をもう一度思い出しながら、臨床工学技士として必要な神経系、心臓・血管系、呼吸器系、泌尿器系および消化器系に作用する薬を中心に薬の効く基本的プロセスと臨床応用について講義する。
到達目標
(1) 医療現場での疾患および薬物療法に関して、医療従事者間での共通言語での相互理解ができる。知識(理解)
(2) 患者、医師、看護師等の質問に対して正しく答えることができる。態度
(3) 造影剤などの薬剤投与を伴う検査を安全に実施でき、急変時には正しい対処ができる。技能(表現)
(4) 患者に疾患および薬物療法に関して説明できる。思考・判断など
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】授業の進め方と勉強の仕方
臨床薬理学とは・・・
教科書を中心に講義し板書で行う。また適宜パワーポイントを使用する(教科書をノートとして使用する)。教科書第1章:薬理学とはの項を読んでくる。
【2】臨床薬理学:服薬法、用量、副作用とは何かについて学ぶ教科書を中心に講義し板書で行う。また適宜パワーポイントを使用する(教科書をノートとして使用する)。教科書第1章:薬効に影響を及ぼす因子と薬の副作用の項を読んでくる。
【3】利尿薬(1):腎臓の解剖、生理機能 (ホメオスタシス)教科書を中心に講義し板書で行う。また適宜パワーポイントを使用する(教科書をノートとして使用する)。教科書第10章:腎臓の主な機能の項を読んでくる。
【4】利尿薬(2):薬の作用の仕方1教科書を中心に講義し板書で行う。また適宜パワーポイントを使用する(教科書をノートとして使用する)。教科書第10章:ネフロン各部位における利尿薬の項を読んでくる。
【5】高血圧治療薬:血圧の上がる仕組みと薬の作用教科書を中心に講義し板書で行う。また適宜パワーポイントを使用する(教科書をノートとして使用する)。教科書第6章:高血圧治療薬の項と利尿薬
教科書第3章:自律神経系の項(復習)もを読んでくる。
【6】排尿障害治療薬:排尿障害と蓄尿障害教科書を中心に講義し板書で行う。また適宜パワーポイントを使用する(教科書をノートとして使用する)。教科書第10章:排尿障害治療薬の項を読んでくる。
【7】神経疾患治療薬:てんかん教科書を中心に講義し板書で行う。また適宜パワーポイントを使用する(教科書をノートとして使用する)。教科書第2章:中枢神経系の機能と構造とてんかんの項を読んでくる。
【8】神経疾患治療薬:パーキンソン病教科書を中心に講義し板書で行う。また適宜パワーポイントを使用する(教科書をノートとして使用する)。教科書第2章:中枢神経系の機能と構造とパーキンソン病の項を読んでくる。
【9】麻酔薬:代表的全身麻酔薬の作用の仕方教科書を中心に講義し板書で行う。また適宜パワーポイントを使用する(教科書をノートとして使用する)。教科書第2章:中枢神経系の機能と構造と全身麻酔薬の項を読んでくる。
【10】抗血栓薬、抗凝固薬:脳卒中再発予防治療を中心に教科書を中心に講義し板書で行う。また適宜パワーポイントを使用する(教科書をノートとして使用する)。教科書第11章:抗血栓薬の項を読んでくる。
【11】薬物乱用への警鐘パワーポイントを使用する。薬物乱用、違法薬物使用に関して周囲の人たちに警鐘をならし,伝える。
【12】危険因子としての喫煙と禁煙の必要性パワーポイントを使用する。最低限医療従事者になる学生、また周囲の人たちに禁煙を勧める
【13】気管支喘息治療薬、COPD治療薬教科書を中心に講義し板書で行う。また適宜パワーポイントを使用する(教科書をノートとして使用する)。教科書第7章:気管支喘息治療薬の項を読んでくる。
【14】呼吸器系感染症:インフルエンザ、肺炎、肺結核教科書を中心に講義し板書で行う。また適宜パワーポイントを使用する(教科書をノートとして使用する)。教科書第7章:感染症の項を読んでくる。
【15】総まとめ演習及びその解説プリントを配布し適宜パワーポイントを使用する。総まとめ演習問題を事前に解答する。またその問題を使用し復習する
評価方法
筆記試験(100%)による評価を行い、最低到達点を越える事が必要である。
教科書
「初めの一歩は絵で学ぶ薬理学 疾患と薬の作用がひと目でわかる」(株)じほう
参考図書
よくわかる解剖学の基本としくみ 坂井建雄 (著) ISBN4-7980-1343-9
よくわかる生理学の基本としくみ 當瀬規嗣 (著) ISBN4-7980-1222-X
備考
【オフィス・アワー】
薬薬学研究棟5階 薬物治療学講座 教授室において授業終了後(12:15〜13:00)。
【備考】
範囲が非常に広いのですべてを網羅することは不可能である。そのため代表的な疾患に関して代表的な薬物治療法の授業を行う。自己学習は必要不可欠である。