徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    医薬品開発学2(Drug Development 2)

科目番号30278担当教員名宮澤 宏単位1単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次5年
授業概要
近年医薬品として生物製剤が多用されるようになってきている。この講義では、生物製剤の種類、取扱い上の注意、問題点を学ぶと同時に、遺伝子組換え技術の基礎からゲノム情報を利用した創薬、最新の細胞治療や再生医療などについても学ぶ。
到達目標
組換え体医薬品について、その種類、特色、有用性、安全性を説明できる。(知識・理解)
ゲノム情報を利用した創薬であるゲノム創薬の流れについて説明できる。(知識・理解)
遺伝子治療や再生医療の原理、方法と手順、現状および倫理的な問題点を概説できる。(知識・理解・態度)
バイオインフォマティクスについて概説できる。(知識・理解)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】ゲノム創薬とは:ゲノム創薬の概念、生物製剤について学ぶ
C10(2)3-1,2、C17(3)1-1
講義と質疑講義資料の復習と独自ノートの作成
【2】遺伝子工学の基礎技術:組換えDNA技術の概要を学ぶ。
C9(6)1-1、C9(6)2-1,2,3
講義と質疑講義資料の復習と独自ノートの作成
【3】遺伝子機能の解析法:遺伝子機能を解析する方法を修得する。
C15(3)1-3
講義と質疑講義資料の復習と独自ノートの作成
【4】バイオ医薬品:代表的な組み換え体医薬品とその特色と有用性、安全性について学ぶ。C17(3)1-1,2,3講義と質疑講義資料の復習と独自ノートの作成
【5】生殖・発生工学:遺伝子工学の医療分野での応用について例を挙げて学ぶ。C9(6)3-2,3,4小テスト
講義と質疑
講義資料の復習と独自ノートの作成
【6】細胞治療・再生医療:再生医療の原理、方法、現状、倫理的問題点を理解する。C17(3)3-1講義と質疑講義資料の復習と独自ノートの作成
【7】ヒトゲノムの構造と多様性:ヒトゲノムの多様性から薬物の作用発現や副作用などへの遺伝的素因の影響を考慮する。
C17(3)4-1、C9(2)5-1、C15(3)1-1,2
講義と質疑講義資料の復習と独自ノートの作成
【8】遺伝子診断とオーダーメイド医療:遺伝的素因を考慮した薬物治療について、例を挙げて学ぶ。C17(3)4-3講義と質疑講義資料の復習と独自ノートの作成
【9】バイオインフォマティクスとゲノム創薬:バイオインフォマティクスについて理解し、ゲノム情報の創薬への利用を学ぶ。
C17(3)4-2,4
小テスト
講義と質疑
講義資料の復習と独自ノートの作成
用語の整理
【10】遺伝子治療:遺伝子治療の原理、方法、現状、倫理的問題点を理解する。C17(3)2-1講義と質疑講義資料の復習と独自ノートの作成
評価方法
レポート(40%)、小テスト(50%)、授業態度(10%)により評価する。
教科書
プリント資料配布
参考図書
医薬分子生物学 第3版、野島博、南江堂、2014年、ISBN-4524403080
コンパス分子生物学(第2版)、荒牧弘範、大戸茂弘編集、南江堂、2015年ISBN-4524402656
バイオ医薬品と再生医療、乾賢一監修、中山書店、2016年、SBN-4521744490
ゲノム医学からゲノム医療へ、中村祐輔、羊土社、ISBN-4897064767 
備考
【オフィス・アワー】
 水曜日17時〜18時、それ以外にも適宜、薬学研究棟6階分子生物学講座

【備考】 
 4月〜5月前半の間に2時限連続講義として開講する。また、実務実習が5月8日から始まるので、講義は4月中に補講を実施する予定である。(後期になる場合もあり)

【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0.1 0.7 0 0.2 0 0 0
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる)