徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    急性期看護援助論

科目番号30524担当教員名福田　和明単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2
授業概要
周手術期にある患者に対する看護援助、過大侵襲の手術を受ける患者に対する看護援助、救命救急センター/ICU/CCUに収容された患者及び家族に対する看護援助を学ぶ。
到達目標
1.急性期にある患者および家族の看護アセスメントをするうえで必要な医学的知識および心理・社会的・行動的な知識の学習を深めることができる。
　　　　　　
2.看護アセスメントをするうえで必要な医学的知識および心理・社会的・行動的な知識をもとに、過大侵襲の手術を受ける患者および家族の特徴を理解し、適切な看護援助について考察できる。
　　　　　　
3.看護アセスメントをするうえで必要な医学的知識および心理・社会的・行動的な知識をもとに、クリティカルな状況下にある患者および家族の特徴を理解し、適切な看護援助について考察できる。
　　　　　　
4.先端医療を受ける患者および家族の特徴を理解し、適切な看護について考察できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】「周術期看護概論」福田和明

　治療法としての手術療法、手術療法の適応、手術および麻酔による身体侵襲とその回復過程、手術を受ける患者および家族の特徴を学習する。		講義(予習)教科書pp.10〜25、生化学・免疫学・栄養学の教科書・講義資料 (復習)講義資料、教科書pp.10〜25、生化学・免疫学・栄養学の教科書・講義資料　
【2】(周術期看護概論)　福田和明

　・手術前の看護　　
・手術中の看護
手術対象となる疾患の病態、手術および麻酔による身体侵襲の理解をもとに、患者の手術前アセスメントや手術前および手術中の看護について学習する。		講義(予習)教科書pp.244〜271, 278〜324 (復習)講義資料、教科書pp.244〜271, 278〜324
【3】周術期看護概論」　福田和明

　・手術後の看護「術後合併症」
　手術および麻酔による身体侵襲の理解をもとに、手術後に起こりうる合併症の種類、発症時期およびメカニズム、観察項目について学習する。		講義(予習)教科書pp.326〜373 (復習)講義資料、教科書pp.326〜373
【4】(周術期看護概論)福田和明

　・手術後の看護「術後合併症の看護・疼痛・創傷ケア」　

　手術後合併症の種類や発症時期およびメカニズム、観察項目をふまえ、発症時の治療・看護、予防ケアについて学習する。
　手術後の疼痛管理および創傷ケアについて学習する。		講義(予習)教科書pp.326〜373 (復習)教科書pp.326〜373　
【5】「過大侵襲の手術を受ける患者の看護」(消化/吸収機能障害)　福田和明

　消化/吸収機能障害を起こす胃がんで開腹術を受ける患者の看護について学習する。
※第1〜4「周術期看護概」の内容について、小テストを実施する。		講義(予習)形態機能論��(消化器)および疾病論�靴龍飢塀顱�講義資料 (復習)講義資料
【6】「過大侵襲の手術を受ける患者の看護」(呼吸/循環機能障害)　福田和明

　呼吸/循環機能障害を起こす肺がんで開胸術を受ける患者の看護について学習する。		講義(予習)形態機能論��(呼吸器)および疾病論�気龍飢塀顱�講義資料(復習)講義資料　
【7】「過大侵襲の手術を受ける患者の看護」(脳・神経機能障害)　福田和明
　
　脳神経機能障害を起こす脳腫瘍で開頭術を受ける患者の看護について学習する。		講義(予習)形態機能論��(神経系)の教科書・講義資料 (復習)講義資料
【8】「過大侵襲の手術を受ける患者の看護」(代謝機能障害)　福田和明　

　代謝機能障害を起こす膵臓がんで開腹術を受ける患者の看護について学習する。講義		講義(予習)形態機能論��(内分泌系、消化器)の教科書・講義資料 (復習)講義資料　
【9】「クリティカルケア看護概論」　黒田(佐藤)裕子

　クリティカルケアとは何か、クリティカルケアの概念、クリティカル状況下にある患者、場の特殊性からクリティカルケア看護の役割・機能について学習する。		講義(予習)教科書pp.408〜432(復習)講義資料
【10】「クリティカル状況下にある患者の看護」(呼吸/循環機能障害)　福田和明

　クリティカル状況下にある循環機能障害を引き起こす主要な疾患・病態・検査・症状・治療、循環管理をおさえたうえで、急性心筋梗塞患者の看護について学習する。		講義(予習)形態機能論��(循環器)および疾病論��(循環器)の教科書・講義資料、教科書pp.408〜432(復習)講義資料
【11】「クリティカルケア看護」(救命救急センターにおける看護)　黒田(佐藤)裕子

　クリティカル状況下にある患者。家族に対し、初療室・救命救急病棟で展開される看護について学習する。		講義(予習)教科書pp.178〜185(復習)講義資料、教科書pp.178〜185
【12】「クリティカルケア看護」(ICU/CCUにおける看護)　福田和明

　クリティカル状況下にある患者・家族に対し、ICU/CCUで展開される看護について学習する。		講義(予習)教科書pp.408〜432(復習)講義資料、教科書pp.408〜432
【13】「クリティカル状況下にある患者家族に対する看護」黒田(佐藤)裕子

　心理的な危機状況に置かれている家族に対して、危機理論を学ぶことによって有効な看護援助について学習する。		講義(予習)教科書pp.408〜432　(復習)講義資料、教科書pp.408〜432
【14】「先端医療を受ける患者の看護」(低侵襲的治療)　福田和明

　先端医療としての低侵襲的治療である鏡視下手術の適応となる主な疾患・病態。検査・症状をおさえたうえで、腹腔鏡下胆嚢摘出術を受ける患者の看護について学習する。		講義(予習)形態機能論��(消化器)および疾病論��(消化器)の教科書・講義資料教科書pp.152〜160　(復習)講義資料、教科書pp.152〜160
【15】「クリティカルケアの場における終末期看護」黒田(佐藤)裕子

　集中的な高度治療にもかかわらず、DNRとなってしまった患者及び家族に対する看護援助について学習する。		講義(予習)教科書pp.170〜185、(復習)講義資料、教科書pp.170〜185
評価方法
小テスト(15%)、全体の試験(85%)から総合的に評価する�
教科書
矢永勝彦/小路美喜子編　系統看護学講座　別巻『臨床外科看護総論 第10版』 医学書院 2011, 3024円(税込)
参考図書
黒田裕子編『成人看護学』 医学書院 2013

　黒田裕子・林みよ子編『クリティカルケア看護完全ガイド』医歯薬出版 2013

　その他、必要に応じて授業中に紹介する。
備考
この授業は、福田和明と黒田(佐藤)裕子が担当する。

　急性期看護学実習の先修要件科目である。欠席することのないように注意する。

　急性期看護の内容を理解するためには、形態機能論、疾病論の復習も併せて行う必要がある�