徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    治療薬学4(Therapeutic Pharmacy 4)

科目番号30525担当教員名大岡 嘉治単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
3年生前期で学んだ免疫学の基礎に立脚し、その発展としての現代免疫学について学ぶとともに、環境要因や内的要因によって免疫系が攪乱された時に生じるアレルギー、自己免疫、AIDSなどの免疫関連疾患を中心にその治療法・治療薬について学ぶ。さらに、免疫反応の臨床応用に関する実際と将来への展望について概要を学ぶ。
到達目標
 薬剤師として医療に携わる上で必要な臨床免疫学的知識(アレルギー、自己免疫疾患、免疫不全症などの免疫学的疾患に伴う病態、薬物治療、薬理学を含む)を習得できる。(知識・理解)
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オータコイドについて、生理活性および作用機構について概説できる。C7(2)3-1講義と質疑配布プリントに添付している演習問題を解く。
【2】サイトカイン、増殖因子について、生理活性および作用機構について概説できる。C7(1)7-3, C7(2)4-1講義と質疑配布プリントに添付している演習問題を解く。
【3】炎症1: 抗炎症薬の作用機序から炎症について説明できる。E2(2)1-2, E2(2)1-3講義と質疑配布プリントに添付している演習問題を解く。
【4】炎症2: 抗炎症薬および解熱性鎮痛薬の薬理と臨床適用を説明できる。E2(2)1-1講義と質疑配布プリントに添付している演習問題を解く。
【5】アレルギー1: アレルギー治療薬の薬理および臨床適用を説明できる。E2(2)2-1, E2(2)2-2, E2(2)2-3講義と質疑配布プリントに添付している演習問題を解く。
【6】アレルギー2: アレルギー治療薬の薬理および臨床適用を説明できる。E2(2)2-5, E2(6)2-2, E2(6)3-1講義と質疑配布プリントに添付している演習問題を解く。
【7】アレルギー3: 薬物アレルギーについて、原因薬物、病態および対処法を説明できる。E2(2)2-4講義と質疑配布プリントに添付している演習問題を解く。
【8】自己免疫疾患1: 関節リウマチ・変形性関節症について、治療薬の薬理、および病態・薬物治療を説明できる。C7(1)5-1, C7(1)5-2, E2(2)3-1, E2(2)3-3講義と質疑配布プリントに添付している演習問題を解く。
【9】自己免疫疾患2: 臓器特異的自己免疫疾患および全身性自己免疫疾患について、治療薬の薬理、および病態・薬物治療を説明できる。E2(2)2-6, E2(2)2-7, E2(2)2-8講義と質疑配布プリントに添付している演習問題を解く。
【10】移植: 臓器移植について、拒絶反応および移植片対宿主病の病態・薬物治療を説明できる。E2(2)2-9講義と質疑配布プリントに添付している演習問題を解く。
【11】治療1:疾患関連遺伝子と遺伝子治療について概説できる。E2(8)1-1, E2(8)1-2, E2(8)1-3, E2(8)2-1講義と質疑配布プリントに添付している演習問題を解く。
【12】治療2:細胞を利用した治療について概説できる。E2(8)3-1, E2(8)3-2, E2(8)3-3, E2(8)3-4講義と質疑配布プリントに添付している演習問題を解く。
評価方法
定期試験(90%)および課題レポート(10%)により評価する。
教科書
ベーシック薬学教科書シリーズ 薬理学 (第1版), 金子周司(編) 化学同人, ISBN-978-4-7598-1266-4
薬系免疫学(改訂第2版)植田正、前仲勝実編集、南江堂、ISBN978-4-524-40296-0
参考図書
NEW薬理学(改訂第6版) 田中千賀子・加藤隆一(編集), 南山堂, ISBN-978-4-524-26088-1
医学・薬学のための免疫学(第2版)豊島聰・田坂捷雄・尾崎承一著、東京化学同人、ISBN978-4-8079-0679-6 
備考
【受講心得】
 3年生前期で学んだ免疫学をよく復習した上で、薬理学、細胞生物学、生理学、生化学の知識を総合的に活用して、薬の作用を理解することが必要である。
【オフィス・アワー】 
月曜日〜金曜日15時〜19時、それ以外にも適宜、薬学研究棟4階生体防御学講座
【備考】 
適宜プリントを配布する。
【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0.0 0.4 0.1 0.4 0 0.1 0
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる)。