徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    数学A(Mathmatics A)

科目番号30532担当教員名川幡 正俊単位2単位
科目群一般必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
6年制薬学教育は、医療人として実践的な能力をもつ薬剤師を養成することを主な目的としており、専門教育を通じた知識の修得が必要不可欠となっている。「数学」に関する基本的知識は、薬学の専門科目の基本となる。物理化学における物質のエネルギーや反応速度の計算(運動方程式・微分積分・ベクトル)、有機化学や生化学における濃度計算や反応速度式(微分積分)、物理薬剤学、生物薬剤学における物質の溶解や分散、薬物の安定性、および薬剤学、薬物動態学における薬物の体内動態解析(指数、対数関数・微分積分)、データ解析に用いられる統計学的手法等、多岐にわたり「数学」が必要となる。本科目では、薬学の基礎としての「数学」について講義する�
到達目標
日本薬学会「薬学準備教育ガイドライン」に例示されている「薬学の基礎としての数学・統計」の一般目標は次の通りである。「薬学を学ぶ上で基礎となる数学・統計学に関する基礎的知識を修得し、それらを薬学領域で応用するための基礎的技能を身につける。」(知識・理解)履修者は上記を目標とする。すなわち、教科書の例題、問題(数学の簡単な計算式から過去の薬剤師国家試験の問題、類題)を予習、講義、復習により、自ら解き、解説出来るようになることである。(知識・理解
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】連分数:薬学で扱う連分数(分母に更に分数が含まれているような分数)について説明できる。講義・演習教科書p1-4を読む。ホームワーク実施
【2】割合・比例計算:薬学で扱う食塩水計算について説明できる。講義・演習教科書p5-8を読む。ホームワーク実施
【3】指数関数と半減期:有効数字の概念を理解した上で指数の基礎計算を確実に身につける。講義・演習教科書p9-12を読む。ホームワーク実施
【4】指数関数のグラフ:指数関数のグラフの概念を理解した上で、正確なグラフが描ける。講義・演習教科書p13-16を読む。ホームワーク実施
【5】薬学における指数の計算問題:薬学における指数の計算問題について、薬剤師国家試験の出題問題を中心に説明できる。講義・演習教科書p17-20を読む。ホームワーク実施
【6】対数とその性質:対数の基本的定義および性質について説明できる。講義・演習教科書p21-24を読む。ホームワーク実施
【7】対数計算:常用対数および自然対数の計算が正確にできる。講義・演習教科書p25-32を読む。ホームワーク実施
【8】対数関数のグラフ:対数関数のグラフの概念を理解した上で、正確なグラフが描ける。講義・演習教科書p33-36を読む。ホームワーク実施
【9】対数・指数とpH, pKa, pKb:指数・対数関数の応用としての薬学で扱うpHの計算が正確にできる。講義・演習教科書p37-40を読む。ホームワーク実施
【10】対数の薬学への応用:薬物の分解反応に見られる半減期に関する問題を正確に理解できる。講義・演習教科書p41-44を読む。ホームワーク実施
【11】統計:薬学で扱う統計学的な基礎的知識について説明できる。講義・演習教科書p57-70を読む。ホームワーク実施
【12】薬学で扱う関数のグラフ:薬学で扱う1次関数、分数関数および指数関数等のグラフについて正確に理解できる。講義・演習教科書p71-74を読む。ホームワーク実施
【13】微分の定義:薬学で扱う微分の概念およびその応用としての反応速度について正確に理解できる。講義・演習教科書p75-90を読む。ホームワーク実施
【14】積分の定義:薬学で扱う積分の概念およびその応用としての血中濃度時間曲線下面積について正確に理解できる。講義・演習教科書p91-106を読む。ホームワーク実施
【15】微分方程式:微分方程式の概念を正確に把握し、およびその応用としての反応速度式、半減期について正確に理解できる。講義・演習教科書p107-118を読む。ホームワーク実施
評価方法
授業への取り組み、課題レポート・小テスト等(30%)、定期試験(70%)より総合的に評価する。
教科書
わかりやすい薬学系の数学入門、安西和紀、高城徳子、田村栄一、豊田実司、講談社、ISBN:978-4-06-153699-9
参考図書
薬学生のための数学基礎講座、山下晃代、評言社、ISBN:978-4-82-820354-6やさしく学べる微分積分、共立出版、石村園子、ISBN:978-4-32-001683-5
備考
【オフィス・アワー】
水曜日8時〜9時、薬学研究棟3階解析化学講座
 
【DP配分】
DP1 DP2 DP3 DP4 DP5 DP6 DP7
0 1.0 0 0.4 0 0.6 0
香川薬学部の7つのディプロマポリシー(DP)への寄与の度合いに基づき、当該科目の単位数を按分(DP1〜7の合計が担当科目の単位数となる)。