徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    保育内容総論

科目番号36313担当教員名児嶋 輝美単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2年
授業概要
(授業目的・方針 等)
この授業では「健康」「環境」など領域別の授業で学んだ内容を、実際の子どもの姿や保育場面に結び付けて、文字どおり総合的に理解することを目指しています。そのために、できるだけ多くの実践事例を通して、「保育所保育指針」「幼稚園教育要領」の基本的な考え方や年齢ごとの保育実践のポイントを具体的に理解できるようにしています。そして連絡帳や園だよりを書いたり指導計画を作成したりすることを通して、保育者の仕事について実践的に学びます。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】保育内容とは何か:園生活のすべてが保育内容であること、特に遊びが核になることを理解します。  
【2】幼稚園と保育所:保育原理等の授業で学んだ幼稚園・保育所の制度的な違いを復習しながら、現在の保育を取り巻く状況について学びます。  
【3】保育所保育における保育内容:保育所保育指針に基づいて保育所保育の基本的な考え方を学びます。  
【4】3歳未満児の保育内容:保育指針に沿って、子ども一人一人の育ちをとらえることや養護的なかかわりの大切さなど基本的な考え方を学びます。  
【5】0歳児の保育内容:0歳児の発達の姿を理解し、保育実践のポイントを学びます。  
【6】1・2歳児の保育内容:1・2歳児の発達の姿を理解し、保育実践のポイントを学びます。  
【7】3歳以上児の保育内容:保育所保育指針における3歳以上の保育内容として「基礎的事項」「領域」について学びます。  
【8】家庭との連携:連携の具体的な方法として、送迎時の会話や連絡帳などのあり方を理解し、保護者への対応について考えます。  
【9】幼稚園教育の保育内容:幼稚園教育要領の構成について理解し、保育内容の中心である「領域」の考え方について学びます。  
【10】5領域の視点と内容:5領域の内容を保育活動をとらえる5つの面として総合的に理解します。  
【11】保育内容としての遊び:子どもにとっての「遊び」の意義を理解し、保育内容とのかかわりを考えます。  
【12】保育内容と計画:保育における計画は、子ども理解から始まり、計画→実践→評価(理解の修正)→計画という循環したプロセスであることを理解します。  
【13】指導計画の作成:「指導計画」はどのように作成されるのか理解し、子どもの姿を思い浮かべながら実際に書いてみましょう。  
【14】子育て支援:延長保育、一時保育などの子育て支援事情について具体的に学び、保育所や幼稚園に求められる役割を理解します。  
【15】専門職としての保育者:授業の内容をふりかえりながら、保育者に求められる専門性と人間性について考えます。  
評価方法
授業内の提出物と筆記試験
教科書
『保育内容総論』同文書院
『保育所保育指針』『幼稚園教育要領』
参考図書
『保育用語辞典』ミネルヴァ書房
備考