徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    食品衛生学特論

科目番号40082担当教員名犬伏 知子単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次2年
授業概要
新興・再興感染症の出現、食品中の新しい有害化学物質、遺伝子組換え食品の安全性、食物アレルギー、食品流通のグローバル化と輸入食品の顕著な増加など、食の安全性に関わる問題はますます増加していくことが予測される。
到達目標は、食生活に関連する事故を未然に防ぐための事項を重点的に取り上げ、主に食品添加物、有害物質による食品汚染、飲食による食中毒以外の感染症、食品の安全性問題などについての知識を習得し管理栄養士として働くための基礎とする。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】経口的寄生虫疾患(寄生虫感染の実際、感染経路、野菜と寄生虫、水と原虫、淡水魚と寄生虫)  
【2】経口的寄生虫疾患(海産魚と寄生虫、豚肉、牛肉と寄生虫、その他の食品媒介寄生虫)  
【3】食品と感染症(経口感染症の概要、発生状況、赤痢、腸チフス、パラチフスなど)  
【4】食品と感染症(ウイルス性肝炎、伝染性下痢症、牛海綿状脳症、高病原性鳥インフルエンザなど)  
【5】有害物質による食品汚染(カビ毒、農薬、動物用医薬品、PCB)  
【6】有害物質による食品汚染(その他の化学物質、放射性物質、異物)  
【7】食品添加物の概念(指定基準、成分規格・使用基準および表示基準)、食品添加物の安全性評価  
【8】食品添加物の種類と用途(栄養強化剤、甘味料、殺菌料、酸化防止剤など)  
【9】食品添加物の種類と用途(着色料、発色剤、漂白剤、保存料など)  
【10】発がん物質(多環芳香族炭化水素、N-ニトロソ化合物、ヘテロサイクリックアミンなど)  
【11】食品の器具・容器包装(金属製品、ほうろう製品、陶磁器、ガラス製品、プラスチック製品、木製品など)   
【12】台所用洗浄剤、農林産食品の衛生、畜産食品の衛生  
【13】水産食品の衛生、食品衛生対策  
【14】食品の安全性(リスクアセスメント、リスクマネージメント、リスクコミュニケーション)について、遺伝子組み換え食品  
【15】まとめ  
【16】評価  
評価方法
試験
教科書
新食品衛生学要説、細貝祐太郎・松本昌雄、医歯薬出版、2,700円
参考図書
食品衛生研究、日本食品衛生協会
食品衛生学、白石淳・小林秀光編、化学同人、2,300円
備考