徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    地域医療薬学 Community Healthcare Pharmacy

科目番号40150担当教員名吉岡 三郎単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次1年
授業概要
日本は、諸外国に例をみないスピードで高齢化が進行している。厚生労働省においては、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を推進している。本講義では、医療の現状から地域の抱える課題について解説し、システムの構築に向けての医療・介護など分野における取り組みについて紹介する。また、地域医療の担い手の一員として、薬剤師はどうあるべきか、薬剤師の役割と職能の現状と最新の動向などについて学ぶ。
到達目標
地域医療における医療・介護などのあらゆる面に貢献できるための薬剤師の役割や職能について学ぶと共に、この超高齢社会の中で薬剤師が患者のために何ができるかを自ら考え,実践できる知識と能力を養い、地域医療や福祉に貢献できる薬剤師の育成を目指す。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】医療の現状    現状の把握 −超高齢化社会−集中講義 
【2】医療の今後(1) へき地医療、災害時医療(5事業)  
【3】医療の今後(2)
     がん対策・急性心筋梗塞・脳卒中(5疾病)
  
【4】医療の今後(3)
  糖尿病(生活習慣病:高血圧・脂質異常症・肥満)
  
【5】医療の今後(4) 精神疾患  
【6】医療の問題点(1)医療従事者の不足  
【7】医療の問題点(2)
高齢者に対する薬物療法 −高齢者の増加−
  
【8】医療の問題点(3)ポリファーマシー、認知症  
【9】地域包括ケアシステム(1)
地域包括ケアシステムの概要
  
【10】地域包括ケアシステム(2)
薬剤師の役割 −医薬品適正使用の観点から−
  
【11】在宅医療(1)薬剤師の役割  
【12】在宅医療(2)地方型在宅医療  
【13】在宅医療(3)都市型在宅医療  
【14】在宅医療(4)
他職種(看護師、ケアマネージャーなど)との連携
  
【15】在宅医療(5)緩和ケア・終末期ケア・看取り  
評価方法
課題レポート(60%)および平常点(40%)
教科書
地域医療薬学 第2版 監修:北海道薬科大学学長 渡辺泰裕、編著:北海道薬科大学教授 古田精一京都廣川書店ISBNコード: 978-4-906992-36-2
地域包括ケア サクセスガイド 監修:慶應義塾大学名誉教授・地域包括ケア研究会座長 田中 滋メディカ出版ISBN-13: 978-4-8404-4966-3
このほか必要に応じて適宜プリントを配布する。
参考図書
備考
授業計画の数項目を外部講師に依頼する場合がある。
オフィスアワー:月曜日17:00-18:00、 金曜日17:00-18:00
     場所:24-0806