徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    生体有機化学 Bioorganic Chemistry

科目番号40154担当教員名張 功幸単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1,2年
授業概要
核酸、タンパク質、糖、脂質等の生体分子・機能を理解、展開することで、様々なテクノロジーの創出が行われている。中でも、核酸は次世代医薬品素材として、世界に熾烈な開発競争が行われ、多くの臨床試験が進められている。近年我が国でもようやく注目され始め、近い将来、医療現場で利用されると考えられる。そのような中、本講義では、核酸を例にとり(1)ヌクレオシド〜核酸(ヌクレオシド、ヌクレオチド、核酸及びそれらアナログ)の化学、(2)ヌクレオシド〜核酸の合成手法、(3)様々なバイオテクノロジーへの核酸の活用、(4)開発されている核酸医薬の概要、原理と開発動向などについて解説する。
到達目標
【養成したい人材像と履修目標】
“核酸”をキーワードとして、生命現象を有機化学的見地から分子レベルで理解し、創薬開発ならびに高度医療への応用につながる基礎知識を習得するとともに、課題発見・問題解決能力を養うことで、国際的な活躍が期待できる人材の育成を目指す。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】核酸化学の概要、核酸の構造と機能講義 
【2】ヌクレオシド、ヌクレオチドの化学合成法講義 
【3】オリゴヌクレオチドの化学合成法講義 
【4】酵素を利用した合成法講義 
【5】SNP(一塩基多型)検出、遺伝子診断技術講義 
【6】エピジェネティック修飾と核酸基盤技術講義 
【7】人工核酸塩基対の開発講義 
【8】人工転写、翻訳システムの開発講義 
【9】その他の核酸基盤技術講義 
【10】核酸医薬の概要と原理講義 
【11】アンチセンス医薬講義 
【12】siRNA医薬講義 
【13】アプタマー医薬講義 
【14】その他の核酸医薬講義 
【15】核酸化学の現状と展望講義 
評価方法
課題レポート(60%)、討論および授業態度(40%)
教科書
必要に応じてプリント等を配布。
参考図書
核酸化学のニュートレンド、日本化学会編、化学同人
核酸医薬の最前線、和田猛(監修)、シーエムシー出版
備考
講義計画の数項目を外部講師に依頼することがある。
「生物有機化学 薬学演習」、「機能性分子合成化学」などの有機化学、生物有機化学、医薬品化学に関連する講義に近接し、連携している。
オフィスアワー:月曜日 17:00〜18:00、水曜日 17:00〜18:00 (場所:24-0904)