徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    義肢装具学

科目番号40165担当教員名田頭 勝之単位2単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次3年
授業概要
医療や福祉分野で取り扱う義肢・装具を中心にその定義、分類、名称、構造、特徴などの基礎知識、また補装具の支給体系を学習する。各論では各義肢・装具の適応、適合判定(チェックアウト)および義肢・装具療法など臨床応用できる能力を習得する。
到達目標
(1)基本的な義肢・装具の構造や適応を説明できる。
(2)各疾患や症状に応じた義肢・装具の選択ができる。
(3)正常歩行と義肢・装具歩行のメカニズムについて説明できる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテーション
装具学総論
装具の支給制度
講義と質疑応答
資料配付
DVD教材(片麻痺の歩行)
装具の公的な支給制度について事前に調べる。次回は、「歩行」に関する講義であり、基礎運動学p361〜392を熟読し、理解する。
【2】歩行のバイオメカニクス
異常歩行
講義と質疑応答
資料配付
DVD教材(正常歩行)
歩行周期における関節の角度変化、筋活動パターンを再学習する。異常歩行の原因と歩容について再学習する。
小テストの出題範囲を見直し、理解する。
【3】片麻痺の歩行と下枝装具
片麻痺の上肢装具
小テスト(歩行)
講義と質疑応答
DVD教材(片麻痺の歩行)
資料配付
片麻痺の特徴と歩行について再学習する。片麻痺の上肢装具の適応等を再学習する。
教科書p195〜196・201〜203を読み、短下肢装具を理解する。
【4】短下肢装具講義と質疑応答
資料配付
短下肢装具の基本構造・適応について再学習する。教科書p197・203〜206を読み、プラスチック短下肢装具を理解する。
【5】プラスチック短下肢装具講義と質疑応答
資料配付
プラスチック短下肢装具の分類と機能について再学習する。教科書p195〜196・202〜203・206を読み、長下肢装具を理解する。
【6】長下肢装具講義と質疑応答
資料配付
長下肢装具の基本構造・適応について再学習する。教科書p193・195〜196を読み、股装具を理解する。
【7】股装具
車椅子(チェックアウト)
講義と質疑応答
資料配付
股装具の構造・適応と股継手について再学習する。車椅子の種類・基本構造・適応について再学習する。
教科書p383〜390を読み、歩行補助具を理解する。
【8】歩行補助具(T字杖など)講義と質疑応答
資料配付
講義内容全体を復習し、後期試験にむけた学習を行う。
【9】(1)切断と義肢(切断とは、義肢とは、義肢の構成)
(2)各切断部位と義肢
  
【10】上肢切断と義手  
【11】下肢切断;半側骨盤切断と義足  
【12】下肢切断;大腿切断と義足  
【13】下肢切断;下腿切断と義足  
【14】下肢切断;その他の下肢切断と義足  
【15】切断者のリハビリテーション(理学療法を中心に)  
評価方法
(装具)平常点、クイズ、定期試験により総合評価する。
(義肢)授業前のクイズ(6回)、小テスト、レポート、出席状況等で判定
教科書
義肢装具学 第4版(医学書院)
参考図書
1)装具学(中山書店)
(2)装具学 第3版(医歯薬出版)
(3)新編 装具治療マニュアル−疾患別・症状別適応−(医歯薬出版)
(4)義肢装具のチェックポイント(医学書院)
備考
履修に当たって、事前に「運動学:歩行」を復習することが望まれる。