徳島文理大学シラバスシステム

	徳島文理大学	Webシラバスシステム	TOP	戻る
	徳島文理大学短期大学部

【科目名】小児看護援助論

科目番号	40509	担当教員名	古川　薫	単位	2単位

科目群	専門	必修・選択	必修	開講期	後期	対象年次	2年

授業概要
・小児看護学概論で学んだ小児看護の目的や成長・発達をおさえながら、子どもの成長発達や子どもに起こりやすい症状を学習し、子どもの特徴を知った上でその看護方法を理解する。・小児看護に関する基本的な看護技術（アセスメント技術、生活援助技術、検査処置時の看護技術）を学習することで対象に応じた観察力と看護の実践力を身につけることができる
到達目標
１．知識（理解）：子ども（乳児・幼児・学童・思春期）の成長発達過程を理解し、病気・障害を持つ子どもと家族の看護について説明できる。２．態度（関心・意欲）：子どもとその家族が、おかれている状況や健康レベルに応じて必要な援助について考え、積極的にグループワークに参加し討論できる。３．技能（表現）：子どものケアに必要な看護技術に関する基礎的知識を備え、子どもに声かけしながらバイタルサインの測定、身体計測ができる。４．思考・判断：事例を用いた看護過程展開の演習によりアセスメント力を養い看護上の問題を抽出できる。

授業計画		授業形態	授業時間外学習
【1】	オリエンテーション（シラバス・課題・成績評価について子どもの成長・発達　、小児看護の目指すところ（概論の復習）小児期の分類、成長・発達の原則・評価	講義、DVD視聴課題プリント配布	概論１章p4～8,18～28 2章p30～52を熟読。
【2】	小児の日常生活と看護 -子どもの栄養、新生児・乳児- （養育および看護を中心に）	講義、DVD視聴課題プリント配布	概論3章p52～66、4章p68～99を熟読プリントをやって持参する。授業終了後は復習
【3】	小児の日常生活と看護 -幼児・学童、思春期・青年期- （養育および看護を中心に）	講義質疑応答を中心に	概論5章、6章p100～154を熟読。プリントをやって持参する。授業終了後は復習
【4】	病気・障害を持つ子どもと家族の看護子どもの状況（入院・外来・在宅）に特徴づけられる看護	外部講師による講義	臨看護1章、2章p201～250の熟読してくる。事前に示した課題①を提出
【5】	子どもにおける疾病の経過と看護（周手術期・急性期・慢性期（痛み）・終末期）	講義質疑応答を中心に	臨看護3章の熟読p250～282の熟読してくる。
【6】	小児病棟で働く保育士の役割、遊びへのかかわり	外部講師による講義	日時は変更する可能性がある
【7】	症状を示す子どもの看護① 　小児によくみられる症状について、疾患の病態と合わせながら学修し、看護の根拠を学ぶ	講義	臨看護５章p342～408を熟読してくる
【8】	症状を示す子どもの看護②	グループワーク	事前に渡すプリントを仕上げてくる
【9】	子どものケアに必要な看護技術①　　バイタルサイン測定、身体計測抑制、説明と同意（プレパレーション）	中間テスト講義ＤＶＤ	臨看護4章p282～299の熟読してくる。
【10】	子どものケアに必要な看護技術②　与薬、採血・注射の介助、検査の体位を中心に演習前の課題提示	GW	臨看護6章p412～473の熟読してくる。
【11】	バイタルサイン測定、身体計測技術① 検査・処置をうける子どもの看護技術	演習・DVD視聴【12】回めと2コマ続きで実施	11・12回目は、A・Bクラスに分かれ２コマ続きで行う。どち羅家のクラスはその週の１・２時間目におこなう予定である。演習前の課題レポートのまとめ→提出③
【12】	バイタルサイン測定、身体計測技術② 検査・処置をうける子どもの看護技術	演習・DVD視聴【11】回めと2コマ続きで実施	11・12回目は、A・Bクラスに分かれ２コマ続きで行う。演習前の課題②をまとめ提出
【13】	事例による看護過程展開①　 13領域アセスメントのポイント（実習記録をもとに）	講義演習	与えられた事例の疾患について標準看護計画（課題③）を記載し提出ＮＡＮＤＡ‐I持参
【14】	事例による看護過程② グループでまとめる。	グループワーク発表【15】回めと2コマ続きで実施	事例についてアセスメントし計画立案（課題④）し提出
【15】	事例による看護過程③ 発表する。	【14】回めと2コマ続きで実施

評価方法
期末筆記試験60％　中間テスト25％、提出物①3％②3％③2％④7％　全部合わせて6割以上をとること。提出物①②③④は3年次実習に必要なものであり、必ず提出しなければならず不十分な場合は追加修正し提出する。
教科書
１．小児看護学概論・小児臨床看護総論　奈良間美保編集　医学書院２．発達段階からみた小児看護過程＋病態関連図　石黒彩子/浅野みどり編集　医学書院
参考図書
１．発達段階を考えたアセスメントにもとづく小児看護過程　　茎津智子編集　医歯薬出版株式会社２．子どもの保健　　渡辺　博編著　中山出版３．小児看護技術　今野美紀/二宮啓子編集　南江堂４．写真でわかる小児看護技術　改訂第3版　山元恵子監修　インターメディカ

備考

熟読は「理解しよう・頭に入れる」という気持ちで行う。授業を理解し試験で60％を獲得するためには、事前・事後学習が必修である。課題①②③④の提出は、当該授業日の授業終了直後に回収する。評価の対象物であることを認識し、欠席時、他人に預けて提出しない。やむおえない事情で欠席する場合は、欠席届けを持参の上、直接教員へ提出すること。また、指示ある場合を除き、勝手にポストの中に放置しない。
オフィスアワー　水曜日15：30～17：00　研究室（3号館8Ｆ）