徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    教育原理

科目番号40536担当教員名武田 紘一単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次1年
授業概要
〔授業概要〕
本講では、教育の意味と人間教育の必要性、教育の場(家庭、学校、社会)、教育の目的・目標(学校教育法など)、欧米の主な教育思想とわが国の教育への影響、カリキュラム論、学習指導要領の変遷過程と新しい改定の特徴などについて、現代教育の課題を踏まえながら、これらに関する基本的内容を展開するとともに、主体的な学習態度も身につけるようにしていく。
到達目標
〔到達目標〕1.〈知識(理解)〉教育の目的に関わる基本的法令、教育の内容、教育の思想家とその実践内容、学校教育の制度等についての基礎的知識を理解できる。2.〈態度(関心・意欲)〉教育への関心を高めると共に、何事にも意欲を持って取り組む姿勢・態度を身につける。3.〈技能(表現)〉教育は人と人との関係学であることを踏まえ、コミュニケ−ションの重要性を認識して、学習における発表力や文章表現力を高め、同時に課題解決力を養う。4.(思考・判断)如何に覚えるかではなく、如何に思考・創造してかの力を身に付け、同時に教育的価値判断ができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】オリエンテ−ション:「教育原理」とはどのような授業で、何のために学修するかを説明する。また授業展開のためのシラバスとは何か。特に授業時間外学習の重要性を理解してもらい、与えられた課題に対しても自主的な取り組みができるようになることを強調したい。同時に評価方法や図書館の活用等についても説明し、双方向の授業展開の在り方にも適応できるような意識・姿勢が大切であることを理解してもらう。・説明と質疑応答 
 
テキストの第1章(教育の本質)を熟読して、教育とは何かを考え、次時において自分の言葉で説明できるようにしておく。2h                                                                       
【2】教育とは何か:「教育」語義と価値形成作用。・予習、復習の確認(指名)
・双方向性の講義
・質疑応答
復習:「教育」の語義、広義と狭義の教育、教育の必要性をまとめる。 1.5h 
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読。1h  
   
【3】人間の発達と環境:人間は環境の子である。・予習の確認(指名)
・双方向性の講義

・質疑応答
復習:人間はなぜ環境の子と言われるか、その事例を考えておく。1.5h  
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読。1h  
【4】教育の場:家庭、学校、地域社会における教育の連続性・予習の確認(指名)
・双方向性の講義
・質疑応答
復習:子どもの教育は場の観点から何が欠如し ているかを考える。1h 
予習:教育基本法を熟読する。1h 
【5】教育の目的・目標と豊かな人間形成について(教育基本法と学校教育法を中心にして)  ・講義
・予習の確認(指名)
・発表
復習:配布した法令関係を再度熟読し理解を深 めること。1h 
予習:教師になりたい最大の理由は何か、また 求められる教師像とはどのようなものかをまとめ、発表できるように準備しておく。 1.5h  
【6】教師とは何か。(求められる教師像と免許状を中心にして)・双方向性の講義
・質疑応答
・発表
復習:教師という職業の特性をまとめる。 1h 
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読し学習指導要領の意義についてまとめる。1h 
 
【7】学校教育の内容:学習指導要領の変遷過程  ・双方向性の講義、
・質疑応答
・指名発表
復習:学習指導要領は時代変遷とどう関わっているかをまとめる。1h 
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読し思想家の概要を整理する。1h
【8】欧米の主な教育思想と実践内容の概要。・双方向性の講義、
・復習の確認(指名)
復習:各思想家の特徴(人名、国名、思想の特徴、実践内容、著書など)をまとめる。1.5h
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読し不明な点をチェックしておく。1h                   
【9】欧米の教育思想とわが国の教育への影響。特に大正デモクラシ−期と終戦直後の教育を中心にして。・双方向性の講義、
・復習の確認(指名)
復習:わが国の教育がどう変わろうとしたか、 またどのように変わったかを整理する。1.5h
予習:テキストの該当箇所を熟読し日本の学校 制度の特徴を把握しておく。1h 
【10】日本の教育制度の変遷過程。・講義
・質疑応答
復習:変遷過程の概要を整理する。1h     
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読し、米英の教育制度の概要を把握しておく。1h          
【11】世界の教育制度(アメリカ、イギリスを中心にして)・講義
・予習、復習の確認(指名)
・質疑応答
復習:米英の義務教育の特徴をまとめる。1h
予習:次時のテキストの該当箇所を熟読。1h
【12】世界の教育制度(ドイツ、フランスを中心にして)・講義
・予習、復習の確認(指名)
・質疑応答
復習:独仏の義務教育の特徴をまとめる。1h
予習:いじめや不登校、虐待、相対的貧困率等と教育・保育の関係を考察しておく。1h
【13】現代教育の課題:教育における諸問題をめぐって ・双方向性の講義、
・発表(指名)
・質疑応答
復習:本時の内容を整理する。1h
予習:事前に配布したプリント内容の熟読。1h
【14】課題を提示し、そのプリント内容について検討していく。 ・双方向性の講義、
・予習の確認(指名)
・質疑応答
復習:本時の内容について、不明な箇所をチェックする。1h
予習:授業全体の中で、曖昧な点、わかりにく かった点、再度確認しておきたい事柄をとり挙げ、質問できるようにしておく。1.5h
【15】総括:授業内容の全体的補足、理解不十分な内容の説明。・双方向性の講義、
・質疑応答中心
これまで学んだ内容で、到達目標に達しているか否かを各自確認し、専門的な基礎学力を確実なものとするよう努めること。2h
                 
評価方法
定期試験(70%)、平常点(レポ−ト、発表等。30%)で総合的に評価します。
教科書
松島鈞、志村鏡一郎、福田弘監修『現代学校教育論』日本文化科学社    
参考図書
プリントによる課題、資料等は適宜配布。
備考
授業では必ず予習・復習をしなければなりません。予習・復習についてはその都度指名し、発表・発言を求めます。

オフィスアワ−;水曜日の5講時(研究室 9号館10階)