徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    看護過程論

科目番号40556担当教員名福田 和明単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次2年次
授業概要
看護を科学的に実践するために、看護過程論を通して、理論と実践の統合を図る必要とその意義を理解する。加えて個人およびグループでの課題の遂行を通して、対象理解のための看護独自の視点や理論の活用方法について学習する。そして、臨地実習において適切に対象を理解し、根拠に基づいた看護を提供するために必要となる看護過程の展開能力を身につける。
到達目標
1.看護科学の発展と看護理論の誕生、および看護過程との関係について説明できる。
2.NANDA-Iの13領域の情報収集する内容について説明できる。
3.事例のNANDA-Iの13領域のアセスメントを実施できる。
4.事例の13領域のアセスメントをもとに全体像(関連図・文章描写)を描くことができる。
5.事例の全体像をもとに看護診断を選定できる。
6.事例の選定した看護診断をもとに看護方針・看護目標を設定できる。
7.事例の選定した看護診断をもとに看護計画を立案することができる。
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】1.看護科学の発展と看護理論の誕生をもとに、“健康”の概念を説明する。
2.看護過程と“健康”の概念の関連を説明する。
3.問題解決課程について説明する。
4.看護過程のステップ、看護実践における看護過程の意味について説明する。
講義【予習】特発性間質性肺炎の病態生理・検査・治療
講義資料、教科書、看護過程記録(事例の13領域アセスメント・全体像の描写・看護診断の選定を行い、次回授業に臨む)
【2】1.NANDA-Iの13領域で情報収集する内容について説明する。
2.13 領域のアセスメント、およびアセスメントの統合について説明する。
3.全体像(関連図・文章描写)の描き方について説明する。
4.NANDA-Iの看護診断の定義と分類について説明する。
5.看護診断の選定について説明する。
6.看護方針・看護目標の設定について説明する。
7.看護計画の内容について説明する。
8.看護計画および看護過程の評価について説明する。
講義【予習】特発性間質性肺炎の病態生理・検査・治療
講義資料、教科書、看護過程記録(事例の13領域アセスメント・全体像の描写・看護診断の選定を行い、次回授業に臨む)
【3】1.13領域のアセスメントをするうえで活用できる理論の学習を行う。講義【予習】特発性間質性肺炎の病態生理・検査・治療
講義資料、教科書、看護過程記録(事例の13領域アセスメント・全体像の描写・看護診断の選定を行い、次回授業に臨む)
【4】1.事例の13領域のアセスメントについて議論する。(グループワーク)演習【復習】グループワークで議論した内容を各自のアセスメントに活用する
【予習】各自でアセスメントの統合を行い、全体像を描写する
【5】1.事例の13領域のアセスメントの統合、全体像について議論する。(グループワーク)演習【復習】グループワークで議論した内容を各自の全体像に活用する
【予習】各自で全体像をもとに、教科書を使用し看護診断を選定する
【6】1.事例の全体像の描写および看護診断の選定について議論する。(グループワーク)
2.事例の看護診断を選定する。
演習【復習】グループワークで議論した内容を各自の看護診断の選定に活用する
【予習】各自で選定した看護診断をもとに、看護計画を立案する
【7】1.事例の看護計画について議論する。(グループワーク)
2.事例の看護計画を立案する。
演習【復習】グループワークで議論した内容を各自の看護計画に活用する
【予習】個人課題およびグループ課題の提出に向けて準備する
【8】1.事例の模範解答の内容について説明する。
2.看護過程の展開のまとめを行う。
講義【復習】講義資料、看護過程記録
評価方法
個人課題およびグループ課題(30%)、試験(70%)から総合的に評価する。
教科書
黒田裕子『しっかり身につく看護過程』 照林社
『NANDA-I 看護診断 定義と分類 2015-2017』 医学書院
参考図書
黒田裕子編『看護診断のためのよくわかる中範囲理論』学研メディカル秀潤社
備考
各自の課題に対する予習・復習が前提となる。授業では各自が取り組んだ課題の内容について議論する。グループメンバーで協力し、課題に取り組むこと。
個人およびグループでの課題提出が必須となるので注意すること。
基礎看護学実習、領域別看護学実習で担当患者に看護実践を提供するための基本となる思考過程を学習する科目である。
オフィスアワー 月曜日:12時〜13時