徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    人間学(心理)

科目番号41332担当教員名酒井 ツギ子単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期後期 対象年次4年、編入4年
授業概要
「人間とは何ぞや」、はたまた「人間の本性とは何ぞや」という問いは学問的にも、また、生き方の問題としてもさまざまな人間に関する研究の基礎を成すものとして、最も根源的なテーマである。 この問いに対して、長い学問の歴史の中で哲学、文学、社会学、心理学、科学が膨大な研究を積み重ねてきた。
 本講義では、人間の本質と人間の実存、および、人間の発達・生成という観点を学際的に考察,深化し、「人間とは何ぞや」という問いを探求することを 狙いとするものである。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】授業のオリエンテーション;人間学の研究方法  
【2】身体・心理・社会・精神的存在としての人間  
【3】人間の本性の探求1 人間学の歴史  
【4】人間の本性の探求2 学際的学問研究の成果と人間の解明  
【5】人間の身体と精神、意識と自己  
【6】内なる人間:無意識の世界と自我の世界  
【7】自己生成論 野生児と教育(「教育によって始めて人間となる」(カント))1  
【8】自己生成論 2 教育と生成 価値観はいかに形成されるか  
【9】自己と他者(個と共同体)  
【10】実存的人間の様態:苦悩とその意味(生老病死)  
【11】愛について1、自己愛、恋愛、家族愛。  
【12】愛について2、自己を越える愛:人間と宗教  
【13】創造的活動をする人間:芸術と創作  
【14】人間と死の問題 1  
【15】人間と死の問題 2 死の受容:超越の人間学  
評価方法
レポートと毎回の授業のコミュニケーション
教科書
金子晴勇編『人間学』創文社
参考図書
佐田啓一・木田元他『人間学命題集』新曜社、フェニックス『意味の領域』晃洋書房
備考
出席を重視する。レポートと発表に基づいての討論形式。