徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    物理化学1

科目番号43029担当教員名三尾 直樹単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期前期 対象年次1年
授業概要
物質を構成する基本単位である原子及び分子を理解するために、原子構造、分子構造、及び化学結合に関する基本的知識を習得する。
特に分子間力によって物性がどう変化するかを推察する力を身につけることを目標とする。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】イオン結合の成り立ち、その強さの見積もり、結晶構造、イオン結合性物質の物性と水溶性の理由、結晶水などについて理解し、応用を図る。  
【2】混成軌道の出来方を理解し、各原子で特定の混成軌道ができる理由を考える  
【3】共有結合の理論の一つである原子価結合法を理解し、分子の形の予想に役立てる  
【4】共有結合の理論の一つである分子軌道法を理解し、それに基づき分子を組み立てる方法を学んで実践し、また各分子の電子状態の予想に役立てる  
【5】金属結合、配位結合について理解し、生成物の物性を予測する  
【6】水素結合の成り立ちについて理解し、その強弱の理由を知り、生体との関係の深さを実感する。  
【7】分散力とそれを含むファンデルワールス力が生じる理由を知り、物性にどんな影響を与えているかを考える  
【8】電荷相互間、電荷ー双極子間、双極子相互間に働く静電的相互作用について、なぜ引力であるかを理解し、距離依存性の差異を明らかにする  
【9】疎水性相互作用の働く理由を理解し、どのような場合に働くかを考える  
【10】電荷移動相互作用の働く理由と外見的変化を知り、その実例を学ぶ  
【11】電磁波の多くの実例を挙げ、本質的同一性と、外見的差異の理由を知る  
【12】電磁波が発生し伝わっていく理由を理解する  
【13】電磁波が波と粒子の性質を併せ持つことを理解する  
【14】電磁波の波長、振動数、粒子としてのエネルギーの関係を理解し、計算できるようにする  
【15】電磁波の一つである可視光の性質(反射、吸収、屈折、全反射、回折、干渉)の起こる理由を理解し、その予測を図る  
評価方法
定期試験、中間試験、出席率、レポート
教科書
生命科学のための無機化学・錯体化学、佐治英郎編、廣川書店、3780円(無機化学の教科書と同一)
参考図書
基礎物理化学、渡辺 啓,岩澤康裕共著、裳華房、2884円、基礎無機化学、一国雅巳著、裳華房、2369円
備考