徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    犯罪と法(刑法ベイシック)

科目番号44577担当教員名稲川 正浩単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次2年
授業概要
(授業目的・方針 等)

刑法は、犯罪とこれに対する刑罰を定めた法律ですが、犯罪は、我々の回りで日常的に起きており、新聞だけでも生きた素材にこと欠かないので、他の法律より取っ付きやすく感じるでしょう。でも、刑法を勉強するには「なぜ罰してもよいのか。罰するのは何のためか。どのような行為を罰するのか」等の「罪と罰」の根本論を避けて通るわけにはいきません。必ずしも簡単ではないが、これをクリアーすれば、刑法がいっそう面白くなるでしょう。このような問題を踏まえながら、身近な事例を用いて、できるだけ分かりやすい講義にするつもりです。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】刑法へのアプローチ-社会生活と犯罪、刑罰の歴史  
【2】刑法とは何か。どのような役目を果たしているのか。  
【3】刑法思想の流れと対立  
【4】「犯罪」と罪刑法定主義  
【5】犯罪が成立する要件-構成要件  
【6】犯罪が成立する要件-違法  
【7】犯罪が成立する要件-責任  
【8】故意の犯罪、過失による犯罪  
【9】錯誤  
【10】犯罪実行の段階-既遂と未遂  
【11】複数人による犯罪  
【12】刑罰の種類と刑の適用  
【13】犯罪の分類-個人的法益を害する罪  
【14】犯罪の分類-社会的法益を害する罪  
【15】犯罪の分類-国家的法益を害する罪 備考.インターネット関係の犯罪についても適宜触れたい。  
評価方法
期末試験の成績
教科書
開講時に指示
参考図書
「ポケット六法」(最新版) 有斐閣 1,460円
(必携とする)
備考