徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    天然医薬品学

科目番号44700担当教員名橋本 敏弘単位1単位
科目群専門必修・選択必修開講期後期 対象年次3年
授業概要
医薬品開発における天然物の重要性と多様性を理解するために,自然界由来のシーズ(医薬品の種)および抗生物質などに関する基本的知識と技能を修得する.生薬の薬効成分,天然由来医薬品の生合成経路について学習する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】代表的なテルペノイドの構造を生合成経路(メバロン酸経路)に基づいて理解し,テルペノイド系天然医薬品について学習する。  
【2】代表的なアルカロイドの構造を生合成経路(アミノ酸経路)に基づいて理解し,アルカロイド系天然医薬品について学習する。  
【3】代表的フェニルプロパノイドの構造を生合成経路に基づいて理解し,フェニルプロパノイ系天然医薬品について学習する。  
【4】代表的フラボノイドの構造を生合成経路に基づいて理解し,フラボノイド系天然医薬品について学習する。  
【5】代表的ポリケチドの構造を生合成経路(酢酸―マロン酸経路)に基づいて理解し、ポリケチド系天然医薬品について学習する。  
【6】代表的サポニンおよび強心配糖体の構造を生合成経路に基づいて理解し、その基原植物および薬理作用を説明できる。  
【7】モルヒネ,キニーネ,エフェドリン,アスピリンなどの代表的な天然医薬品の由来,薬効などを概説する。  
【8】ペニシリンなどの代表的な-ラクタム系抗生物質について学習する。  
【9】テトラサイクリン系抗生物質について学習する。  
【10】エリスロマイシンなどの代表的なマクロライド系抗生物質について学習する。  
【11】ストレプトマイシンなどの代表的なアミノグリコシド系抗生物質について学習する。  
【12】グラミシジンなどの代表的なペプチド系抗生物質について学習する。  
【13】発酵により得られる有用物質およびその生産の過程について紹介する。  
【14】マジックマッシュルームなどの有毒キノコについて紹介する。  
【15】天然医薬品学に関するCBT問題による演習を行う。  
評価方法
試験,出席、レポートを総合的に評価する。
教科書
「薬学生のための天然物化学」(廣川書店)
参考図書
日本薬学会編スタンダード薬学シリーズ3 化学系薬学 III.自然が生み出す薬物 (東京化学同人)
備考
講義の後に毎回小テストを行い、講義の確認を行う。