徳島文理大学

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徳島文理大学短期大学部

【科目名】    発達障害総論

科目番号44939担当教員名位頭 義仁単位2単位
科目群専門必修・選択選択開講期前期 対象年次4年
授業概要
(授業目的・方針 等) 1 発達障害の種別(13種別)毎の定義、診断基準、医学的・心理的・行動的特性を理解する。 2 知的障害、自閉症、高機能広汎性発達障害、学習障害(LD)、注意欠陥多動性障害(ADHD)、のそれぞれについて、特性に応じた配慮事項を提示し、更に授業者が支援した事例を用いて具体的に説明する。 3 現時点までの世界と日本の障害者福祉・教育の実情を学習し、理解する。
到達目標
授業計画授業形態授業時間外学習
【1】新しい障害の概念を学ぶ (国連と国際社会、WHO、日本、の定義・概念等)   
【2】発達障害とは何かを知る(発達障害の定義、発達障害の種類、種類間の関係等)  
【3】知的障害の定義と関連用語を学ぶ(知能、知能検査、IQ、適応スキル等)  
【4】知的障害児と家族について事例から学ぶ(障害と社会の関係、家族のあり方、家族の支援等)  
【5】知的障害児の自立と社会参加について事例から学ぶ(発達の要件、個人と環境、正しい障害観等)  
【6】学習障害(LD)の歴史的変遷、学習障害の説明、読字障害の事例から学ぶ(深刻な二次障害 、治療教育等)   
【7】自閉症の歴史的変遷、自閉症の説明、自閉症の事例から学ぶ(諸特性、幼児期から壮年期までの生活等)  
【8】自閉症の特性に対応した配慮事項を知る(構造化された環境、コミュニケーション、特性を生かした作業等)  
【9】広汎性発達障害について理解する(高機能自閉症の特性、アスペルガー症候群の特性、配慮事項等)  
【10】注意欠陥多動性障害(ADHD)の歴史的変遷、特性、配慮事項を理解する   
【11】注意欠陥多動障害の治療教育について知る(薬物療法、行動療法等)  
【12】発達障害と現代社会を法律・制度から等から検討する  
【13】特別なニーズ教育をめぐる国際動向を知る(特別な教育的ニーズ,特別ニーズ教育,サラマンカ宣言,インクルージョン等)   
【14】日本の特別支援教育の制度と実情を知る(特別支援学校、特別支援学級、通級制度等)  
【15】日本の特別支援教育と発達障害児の実情を知り、必要な対策を考える   
評価方法
毎時間の終わりに「新しく学んだこと 考えたこと」を書いて提出する。これと定期試験の結果による
教科書
必要の資料をプリントして配布する
参考図書
 茂木俊彦 障害児教育を考える 岩波新書 700円 他 適時推薦する
備考